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11月1日は「カーペットの日」です。敷物について解説
11月1日は何の日かご存知ですか?「カーペットの日」です。昭和31年に昭和天皇皇后両陛下がカーペット工場をご視察されたことを記念しされました。
近年、マットやカーペットを敷かない・減らすご家族が増えています。その理由に、ダニが増える・アレルギーを引き起こすなどがあるようです。ですが!それ、間違ってます!
正しい知識で快適な家庭環境を作っていただきたいので、敷物に関して数回に分けて解説していきます。
ラグとカーペットの違い、分かりますか?
意外と知らない敷物の分類ですが、敷物の名称の区別としてはざっくりサイズで分類されます。
⚫︎マット:1畳未満のタイプ
⚫︎ラグ:3畳程度の部分敷きタイプ
⚫︎カーペット:3畳以上の部屋に敷きつめるタイプ
『カーペットは、もともと繊維製の敷物全般を表す総称ですが、現在はラグと区別するために、3畳よりサイズが大きく、かつ床全面に敷き込めるものを「カーペット」と称しています。 日本語では、同様のものを「絨毯(じゅうたん)」といいますが、近年はカーペットという呼び名が主流となっています。
一方でラグは、サイズが3畳未満の小ぶりな敷物のことです。 1畳~2.5畳程度のものが多く、「部屋に敷きこむ」というより、部屋に「置く」または家電・家具の下に「敷く」といった使われ方をするのが一般的です。』
(引用:イケヒコブログ)
敷物にもこれだけ呼び方に違いがあるんです。
ちなみに、マットは玄関マットが代表格ですが、
50×70cm
60×90cm
70×120cmがメインのサイズ
80×170が1畳マット、
110×130がデスクマット、
またこれ以外にも様々なオーダー加工をしてくれるタイプもあるので、ピッタリ敷き込みたい方はそういった方法もご利用ください。
そのオーダーなどで余った端材などで作られた、
⚫︎端切れマット
というものも時々あります。これはもうその時出た端材で作られるので良いものに出会ったらラッキーですよ。
端切れマットサイズで42×70cm
キッチンマットサイズで50×120cmなど
メーカーによって前後します。
これは地場の昔ながらのインテリアを扱う店でないと、なかなか扱いがなく見つからないと思うので、お散歩しながら地元のカーテンじゅうたん屋を見つけたらフラッと入って探検してみてください。
幅が60cm未満で長さが120〜240cm程度が
⚫︎キッチンマットとされます。
また、マットの中でも幅が60cm程度で180cmの長さ以上が
⚫︎廊下敷きと呼ばれます。
カーペットはアレルギーの原因ではない
冒頭も書きましたが、敷物をあまり敷かない家庭が増えていますが、フローリングとカーペットを比較して埃が巻き上がりやすいのは、圧倒的にフローリングなんです!
『日本小児アレルギー学会発行の「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」に掲載の「(喘息症状などを引き起こすダニアレルゲンの回避策として)じゅうたん、カーペットは敷かない」という表現が、2023年11月発行の最新版で削除されたんです。
「床の掃除機がけは少なくとも3日に1回は丁寧に実行」です。床の種類にはフローリングや畳、カーペットなど様々なものがありますが、今回の削除・変更はアレルゲン対策として特定の床材を排除する必要はなく、どのような床材であっても「掃除」が重要』であると示されました。(引用:日本カーペット工業協会.カーペットは無実!より)
カーペットは悪くない
私は断然カーペット・ラグを積極的に敷きたい派です。実家が自営業でインテリアを扱っていて、私自身じゅうたん屋の娘、カーテン屋の娘と言われていました。
だからカーペット・ラグ推しという部分は否定しませんが、事実ラグを敷いた部分と敷いていない部分では、確実にラグを敷いた部分に家族は集まります。おそらく大半の方がラグがある所の方が落ち着くと思います。
カーペットはインテリアとしてだけでなく、室内環境を快適にしてくれます。アレルギーをカーペットのせいにしないであげてください。どんな床材でも適切な掃除が大切です。
次回はカーペットの選び方について解説しますね。
カーペットは無実!どんな床材でも適切な掃除が大切