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「君たちはどう生きるか」5・3・0歳と観た!超率直な感想レビュー
こんにちは、へっぽこやまです。
スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』を子ども3人を連れて、TOHOシネマズのベイビークラブシアターで観てきました。
“宣伝をしない宣伝”で話題の本作ですが、映画に携わる仕事をしている身としては、宣伝しないなんて信じられない&ジブリだから通用する手段だなぁと感心していました。
さて今日は、本作を観た5・3・0歳の“子どもたちはどう感じるか”、かなーり率直な、ネタバレなし・忖度なしレビューを書いていきたいと思います。
※前提として…
我が家では、家族5人で2ヶ月に1本くらいのペースで映画館でファミリー向け映画を観ています。ジブリも大好きで、DVDでさまざまな作品を観て関連本も幾つか持っています。
【とにかく〇〇な作品だった?!】
観終わってまず、どうだった?と尋ねると娘たちは2人とも声を揃えて「怖かった!」と言っていました。
いろんな評価があるようですが、「とにかく怖い!」はよくある感想のようです。
3歳次女は、特定のシーンで声を上げて泣いていました。お化け的な怖さではなく、セリフの持つ強さの恐怖だったようですね。終盤では少々飽きていたようで、「怖いからお家帰りたいー」と言っていたものの、結局最後までしっかり座って観ることができました。
5歳長女は、結構真剣に観ていて、途中途中で解釈を求めるように色々な質問をしてきました。(映画館で大声で喋るタイプ…汗)終盤のドラマティックなシーンでは、泣きそうになったと言っていました。
そしてやはり宮崎駿ジブリらしさを感じ取っていたようで、「このシーンは、ハウルっぽい。あっちのシーンはシータ(ラピュタ)っぽい。」など玄人の評価をしていました(笑)。
0歳は…
序盤は起きていて、大きな音にビクっとしながらも観ていましたが、次第に午前寝の時間と被り1時間半バッチリ寝ていました(笑)。
そして私は「もう一回観たい!」と強く思いました。決して、“謎解きと伏線回収多めな作品”では無いのですが、展開が非常にスピーディーで、比喩的な表現の解読や自分自身の感情の整理に時間を要する部分が多かったからです。
通常は公開前に全面的に宣伝される声優について、「あ、この声はあの人かな?!」と推測しながら観るというのも新鮮で面白かったです。
【結局子連れで行ける?】
さまざまな評価がありますが、個人的には子連れで行くのはアリだと思います。
中身の深い部分の解釈は少々難易度高めではありますが、シーンの美しさだったり、キャラクター造形の豊かさはさすがの宮﨑駿作品です。子どもは、そこに食いつくはずです。可愛いやつ、ちゃんと出てきます。
自分も前情報が無いので、“子どもがどんな反応をするのか、なんだかドキドキしながら観始める”という貴重な体験にもなりました。
最初のシーンですぐに時代設定がわかるので、子どもたちの顔色と画面を見比べながら観ていました(笑)。
そして子ども自身が成長してからもう一度観返して、「あああのシーンはこういうことだったんだ!」と発見できるかもしれません。
スタジオジブリ最新作の『君たちはどう生きるか』。
このレビューが子どもを連れて行ける作品かどうか、判断のひとつにしていただけたら嬉しいです♪