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【小学生の冬休み】書き初めは筆洗浄から!ガチガチに固まった筆を復活させる方法
小学生の冬休みの宿題といえば「書き初め」。
子ども達が通う小学校では 1、2年生は鉛筆で、3年生以降は習字の課題になるので、2年・3年・5年生がいる我が家では今年も両方の課題の書き初めをやらなくてはいけません。
最近の習字道具はおしゃれ!
習字バッグも男子はスポーティ、女子は可愛い柄が多く、デザインもトートバッグと見間違える程シンプルです。この中に半紙や筆、ぶんちんなど習字道具が入って持ち運びもオシャレに出来ますよね!
習字道具はあるけど使えない!その理由は・・・
いざ書き初めをやろうと声かけをするのですが、男子の場合は90%の確率で「筆が使えない」状態です。
今時の小学校では習字の授業後、洗い場が汚れるからという理由で筆を洗わせてはくれません。なので、学校から習字道具を持ち帰ってくる学期末には筆はガッチガチに固まって使い物になりません。
書き初めはおろか、習字の準備も出来ない状況。そこでちゃんと習字が出来るように筆を復活させるところから我が家の書き初めはスタートします。
筆を復活させる方法は「洗う」しかない!
ネットで筆の洗い方を検索すると幾つか方法が出ますが、私はこの方法です。
1.ペットボトルに熱湯で筆をつけて1晩浸けます。
筆を熱湯で?!と専門家には怒られるような方法ですが、ガチガチに固まった墨は水なんかでは溶けないので思い切って熱湯に浸けます。
この際、筆が底に着かないように飲み口をクリップで留めたりして筆先をお湯に浸けます。
私はガムテープで筆と口を塞いで一晩置きました。
一晩置くと、筆先が3分の1程度曲がるまで回復しました。でもまだ復活とは言えません。
2.浸けた筆を牛乳パックの中に入れたぬるま湯で洗う。
この時のお湯の気温は60度ぐらい。プリンの空きカップなど耐熱性では無いプラスチックケースでは溶けて穴が開く場合もあるので、牛乳パックを半分に切った容器で洗います。
数回洗うと、墨の塊がボロボロ落ちてきますが、まだお湯は真っ黒、筆の根元は固まってます。
3、爪楊枝で根元の塊をほぐす。
固まってしまった筆の根元に爪楊枝を入れてほぐします。この時点で毛が抜けたり切れたりしますが、少しずつほぐしていくと、硬かった筆の根元も毛先がバサバサになり全体がほぐれました。
バサバサの筆を再び牛乳パックでぬるま湯で洗うと、またまたとんでもない真っ黒な水になりました。
4、気分的に泡ハンドソープで仕上げ
筆洗浄専用の泡シャンプーがあるらしいですが、とりあえずハンドソープで仕上げ洗いをしました。牛乳パックに泡ハンドソープを入れて筆先を洗い、よくすすぎます。
5、毛先を整え自然乾燥で完了
キッチンペーパーで水気を取って吊るして乾燥させれば完了です。
筆洗浄のポイントはこの3つ
・とにかく固まった墨を溶かす!
・水よりお湯の方が墨が溶ける
・乾燥は穂先を整えて吊るして乾燥
この3点さえ押さえておけば、ガッチガチに固まった筆も復活して、ふわふわな毛先になりますよ!
この洗い方だと多少筆は痛むかもしれませんが、使っている筆は1000円前後の子どもの練習用の筆なので、思い切って洗えました。
もちろん筆が書けなくなる程ダメになったら諦めて新しい筆に買い換える方が早いですが、しっかり洗浄すれば諦めていたガチガチの筆でも復活して使えるので、すぐに筆が手に入らない場合などは洗浄してみてはいかがでしょうか?
以上、復活したのは嬉しいですが全行程を親がやったので次回は筆をここまでダメにした本人(1st)にやってもらおうと思った伊藤でした。
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