【料理の科学】色が変わる!?ブルーベリーのホットケーキ

『おもしろい！料理の科学』平松サリー　講談社

普段何気なく食べている料理にも色々な科学が関わってるんだということを、実験を交えながら分かりやすく書いてある本でした。

その中でもビジュアル的にインパクトが強そうな物をまずは作ってみることにしました。

材料はこちら。

普通のホットケーキを作る材料に加えて、ブルーベリージャムとレモン。
ちなみにこのレモン、夫の実家で採れた大阪府産です。

勘の良い方はもうお気づきかもしれませんね？

レモン汁を絞ります。

砂糖と混ぜてレンチンし、レモンシロップができました。

ホットケーキミックスの作り方通りに作った生地にブルーベリージャムを混ぜます。

作り方通りに焼きます。生地はまだ綺麗な紫色。

焼きあがりました。

断面は…　緑色！

まっ、不味そう…

こちらに先ほど作っておいたレモンシロップをかけると…

生地にレモンシロップが染み込んだところが、少し分かりにくいけれど
なんと薄いピンク色になりました！

わーお！

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なぜ色が変わったのか？
ブルーベリーにはアントシアニンという色素が含まれていて、
この色素は中性では紫色、酸性ではより赤っぽい色、アルカリ性にすると青や緑色に変化するという性質があるそうです。

ホットケーキミックスには生地を膨らませるために重曹が含まれていて、
この重曹が水と一緒に加熱し分解されたときに強いアルカリ性を示す炭酸ナトリウムに変化するそうです。
そのため、ブルーベリージャムに含まれていたアントシアニンが緑色になったわけですね。
さらにレモンシロップをかけると、レモンに含まれたクエン酸で生地が酸性に傾きまた色が変化したんですね。
へー！

見た目は食欲をそそりませんが、味はブルーベリージャムの甘みとレモンシロップの甘酸っぱさで美味しいので、興味を持った方は是非試してみてくださいね！！

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