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あふれる「ママ大好き」に隠れた娘の気持ち。子どもの言葉から学ぶこと
「ママ大好き」があふれたのは2歳から
こんにちは!nijikoです。私の娘(3歳9カ月)は2歳くらいから「ママ大好き」を毎日言ってくれるようになりました。
言い始めた当時は、起きてすぐ、ごはんを食べているとき、保育園に送る時やお迎えのとき、自転車に乗っているとき、お風呂に入っているとき…それはもう1日に何度も何度も。息をするように言ってくれました(笑)。
娘が言い出す前から私の方が毎日「〇〇大好き!」を言っていたので、娘も影響されちゃったかな~と思っていました。
そして最初はうれしくて「ママも大好きだよー!!」と娘と大好きの言い合いをしていたのですが、私以上に何度も言うのでなんとなく「うーん…ちょっと言い過ぎかも?」と思うようになりました。
そうしているうちに娘が自分のさまざまな感情を表すときにも「ママ大好き」を言っていることに気づきました。
例えば…私の友人と会って挨拶をされたけど恥ずかしかったとき。「ママ大好き…」と隠れながら恥ずかしそうに言います。
苦手・食べたくない料理を残したいとき。「ママ大好き」と私の様子をうかがうように言います。ちょっと悪いことをしてしまったと感じたとき。「ママ大好き…」とそっと近づいてきて抱きつきながら言います。
娘は私に「ママ大好き」だけでいろいろなメッセージを伝えてきました。
とくに2歳の頃はまだ話せる言葉の数も少なく自分の感情をうまく言葉で伝えられないので、「ママ大好き」でいろいろな感情を私に伝えているんだと感じました。
そう気づいてから私はできるだけ「ママ大好き」に含まれている感情を、声のトーンや顔の表情や前後の行動で読み取るようにして、徐々にさまざまなパターンに対応できるようになりました。
もちろん、私への気持ちとして「ママ大好き」を言ってくれることもたくさんあったので、本当に1日にいろんな「ママ大好き」を受け取っていました。
少しずつ減っていく「ママ大好き」
3歳になっても娘の「ママ大好き」は毎日あって、でも少しずつ言う回数は減っていきました。
それは、徐々にさまざまな言葉を話せるようになってきて、持ち合わせている言葉を組み合わせて自分の気持ちを表現したり伝えられるようになったからです。
恥ずかしければ「恥ずかしい」と言えるし、ごはんを残したいときは「もうごちそうさましたい」と言えるし、少ない単語を組み合わせながら自分の気持ち伝えてちゃんと相手に伝わるから、もう「ママ大好き」に含める必要がなくなってきたのです。
最近では「ママ大好き」は毎日少なくとも1回は言ってくれるものの、浴びるように言われていた頃と比べたら激減しました。私も欠かさず毎日言っているので、私が言えば返してくれます。
だから最近の「ママ大好き」は本来の意味である「大好きだよ」になっていると感じるので、私がその一言に含まれる何かを詮索したり、深く考える必要もなくなってきました。
少し寂しいなぁと感じつつ、この1年程でたくさんの言葉を覚えて操れるようになったことをとてもうれしく思います。
子どもの言葉から学ぶこと
この「ママ大好き」をきっかけに子どもの話す言葉について学んだことがあります。
それは、まだ言葉を覚え始めた頃の子どもが話す「言葉の意味」は、大人が思っているようなものではないということです。
もちろん言葉に見合った意味を理解して話している場合もありますし、物や人の名前はきちんと分けて言えますが、感情やまだ理解していない言葉については意味に対する正確性が低いし、なるべく受け取る側が察してあげたり理解しようとしてあげないと、子どもは伝わっていないことに泣き出したり怒ったりするのかもしれないと思いました。
幸いにも娘は「大好き」というポジティブな言葉だったので、私もあまり感情に左右されることなく娘の言動を受け止めることができましたが、ネガティブな言葉だったら…と思うと、余裕がなくなっていたかもしれません。
それにわが家は娘1人ですが、兄弟姉妹がいるとそうもいかないだろうと想像します。
最近も「おじちゃん」や「おばちゃん」、「おにいちゃん」や「おねえちゃん」など、「性別」で区別する言葉についても娘にとってはまだ理解できていないので、近所の年上の「おにいちゃん」のことを「おねえちゃん」と言います。
”一般的に”性別を区別する呼び方については、あまり強制して意味を持たせなくても良いかな?と個人的には思っているので、娘の中でしっくりくるときを待つことにしています。
間違えてはいけない意味もありますが、言葉は自分の考えや気持ちを相手に伝えることが目的だと思うので、それを重要視して教えていけたらいいなと思っています。
大人になっても言葉ってとても難しいと感じることが多いですし、それをまだ2歳や3歳の小さな子どもが理解して話すなんて、よく考えたら難しい話ですよね(苦笑)。
働きながら子育てをしていると仕事に家事に育児に…と余裕をなくしてしまうことも多々ありますし、ママ自身の感情や体調にも左右されますよね。
そんな中で「子どもの言動が理解できないー!!」と悩んでいるママがこれを読んで、少しでも子育てのヒントになった!と思ってもらえたらうれしいです。
娘からの「ママ大好き」がなくなりませんように…!