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ゲーム中毒初期の娘が一発でゲーム機を手放した母の言葉

ゲーム中毒初期の娘が一発でゲーム機を手放した母の言葉

こんにちは、鈴木です。
9月に入りましたね~!秋は祝日が多いので、家族で小旅行に行きたいなと考えています。

さて、今日のブログはゲームが引き起こしたある出来事です。
みなさんのお家では子どもにゲームを与えていますか?
私は「ゲームが絶対的に悪い」とは思いません。
でも、わが子が『どこへ行くにもゲーム。友達が遊びに来てもゲーム』
そんな状況になったらどうしますか?

あくまでわが家のケースとしてお読み頂ければと思います。

「ゲーム中毒、依存症」など自分たちの時代からよく聞く言葉でしたが…

「面白いからやってみる?」きっかけは夫が与えたゲーム機

最近のゲームは知育要素があったり、深く考える内容だったり、本当にすごいですよね。
いつかプレイする側から「自分ならこんなゲームを作りたい」と作る側になることもできる。そんな可能性を秘めたアイテムだと思っています。

でも、幼い子どもの場合は「ゲーム依存症」などにつながりやすいことが問題視されていて、わが子に与えるのは怖いなぁと思っていました。

ことの始まりは、パパがゲーム機を軽い気持ちで娘に渡したことです。
はじめは「ちょっと暇つぶしに。車で移動している時だけ」と触る程度。最初の頃はすぐ負けてしまい、10分もしないうちにゲームを辞めていました。しかし、クリアできるようになるとゲームにかける時間が恐ろしいほど長くなります。

パパは単純に「面白いから」という理由でゲーム機を与えたようです

お友達が遊びに来ても「ゲーム!ゲーム!」

娘は1~2ヵ月もするとゲーム機が手放せなくなっていました。どのような状態だったかというと
・どこへ行くにもゲーム機を持ち歩く
・お友達が遊びに来た時も自分だけゲームをする
・車に乗る時はゲーム
家にいても時間があればほぼゲーム機を触っているように見えます。ネットで調べると、これらの様子から娘はややゲーム依存の状態に近いことも分かりました。

いちばん深刻だったのが、友達がうちに遊びに来た時も自分だけゲームをしていたことです。
友達が「一緒に遊ぼうよ」と誘っても
「ゲームしようよ」と返す娘。
怒った友達が「ゲームなんかやらないよ!せっかく遊びに来たのに!」となってしまいました。
その場で娘に注意をしましたが、その後も同じことが数回ありました。

これではいけないと感じ、ゲーム機を娘に与えた夫へも報告をしたところ
「お友達が来たらゲームはダメだよ~」と軽々しく言うだけ。
本当に厄介なことをしてくれたものです。

今思えば公園でもゲームをしていました

事件は起こる。娘がゲームで失ったこと

夏休みのある日、家族で日帰り旅行へ出かけました。そこで事件は起こります。

福岡県から佐賀県へ車を走らせ、見慣れた都会の街並みから徐々にのどかな田園風景へ。広がる海は蒼く、大きなオニヤンマも飛びかっています。佐賀県は山の斜面に田んぼがつらなる棚田(たなだ)が有名で、娘にもその光景を見せたいと思っていました。

しかし娘は、知らないうちにリュックにしのばせたゲーム機を取り出し、夢中でプレイしています。
「ずっとゲームしてるから休もう」「あの風景、すごいよ!」と声をかけても、言われた時は辞めてまたゲーム。この繰り返しです。

目的地が近づいたあたりで娘が「今どこ?」と聞いてきました。
「もう○○町。有名な棚田はとっくに通り過ぎちゃったよ」
「え~見たかったのに!」
そこで私は何かがブチっと切れてしまいました。

「ゲームをずっとしていたから大事なものを見ることができなかったんだよ。自然の風景ってその時しか見られないんだよ。今回あなたに見せたかった段々の田んぼは、今度来た時にはまったく違う景色になっているんだよ。ゲームはいつでもできて、画面も変わらないじゃない。せっかく家族で楽しみに来ているのに、あなただけゲームの中を旅しているの?お母さんは楽しくないな」

娘はゲーム機をリュックにしまった後、何もしゃべらずに考えているようです。
今思うと、この時私は娘を軽蔑していたかもしれません。
そこからは気持ちを切り替え、家族で旅行を楽しんだのですが…。

有名な唐津の棚田。この期間限定の風景を見せたかったのですが…

娘の強い決意。夫に突き返したゲーム機一式

その日の夜、娘が寝た後のことです。
「○子がゲーム機をオレに返してきた。もうやらないって」
夫がそう言ってゲームを見せてきました。

どうやらゲーム機、充電器、ソフトなど一式を夫へ返したようです。
これには驚きました。

「あなたと一緒にいる時間を楽しみたいのに、ゲームに夢中になっているとみんなが楽しくない」この言葉は幼い娘にはちょっと難しいニュアンスだったかもしれません。でも心にしっかり届いたのかなと思います。

とはいえ、原因はゲーム機を簡単に与えた大人です。

ゲーム機を娘に渡した夫にも「なぜダメなのか」を話しました。
・子どもの脳は我慢をする力が未熟であること
・ゲームやYouTubeなどは依存性が高いので、与える前にルール決めが必要なこと
・大人と子どもではゲームに対するのめりこみ度合いが違うこと
※これらは育児書やしつけに関する書籍などでも共通して書かれていることです。

もちろん私が絶対に正しい!なんて思いません。むしろ娘からゲーム機を取り上げることなく迷ってるばかりで、かえって娘に辛い思いをさせてしまったと反省しています。

小1娘の強い決意。母の思いが伝わった瞬間でした

ゲーム、スマホ、動画…。与える前に必ずやっておきたいこと

スマホを手放せず、朝起きてから寝る直前まで画面を見ている大人がたくさんいる現状、子どもはダメで親はOKというのも変ですよね。だからこそ、ゲーム機もスマホも『子どもに与える前に必ずルールを決める』ことが重要だと痛感しました。

そして一番大事なのは、親がお手本となってモラルある行動をすること。
私も夫も、自分の行動が娘にとって見本になるかどうか。親として成長しなくては。そう考えさせられる出来事でした。

この日以来、娘は一度もゲームをしていないし、やりたがりません。

皆さんのお家ではゲームをする時に何かルールなどありますか?

※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、HP等で最新情報の確認をしてください

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&ブロガーズ

読者代表ブロガー。全員が乳幼児〜小学生を育てるママ・パパで、生活者視点で自分の興味関心を起点に発信しています。情報感度が高く「一芸あり」のメンバーも多数。

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