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公園がキライ?臆病で怖がりな5歳の息子

公園がキライ?臆病で怖がりな5歳の息子

先日、夜中に突然ボンズが暴れ出し、100%のキックを顔面に受けました。
今、目の下に青あざができている・・・なんという力量。

幼稚園の送り迎えの際「鹿原さんのところの旦那さん、あんなに優しそうなのにねえ・・・」と誤解を受けているかもと思い、あえて傷ついている妻のような振る舞いを演出しています。
でもマスクしてるから全然意味なかった

こんにちは。鹿原です。
みなさんのお子さまには何か【苦手なもの】はありますか?
うちのボンズには山ほどあります。
虫に、お化けに、怒ったママに、鬼に、まぁそれらを好きっていうお子さまのほうが少ないかもしれません。

苦手なものは誰にでもあります。
もうすぐ三十ピーさいになる私にもあります。
しかし苦手だとちょっと困る・・・というものもあります。

それが「公園」です。
息子は人よりちょっと臆病で、怖がりなところがあります。
いやウソつきました。
とっても怖がりで臆病君です。

まあそれもひとつの個性でしょう!と思っていました。
今までは。
でもそれだけじゃ乗り越えられないこともあることに気づいてしまいました。
それはまわりのお友達との調和です。

楽しい場所?それとも…

公園といえば子どもが好きな場所ベスト5には入りますよね。

「今日どこ行く?」
「公園!」
よく聞く会話ですね。

息子に「どこ行く?」と聞くと「公園」と答えることもあります。
「公園行く?」と聞くと「行く!」と喜ぶことも。
でもそれは行くまでのことです。
行ったらその言葉は幻と化します。

滑り台、ブランコ、鉄棒、シーソー、公園には子ども達にとって魅力的な遊具がいっぱい。
もうどれで遊ぼうか迷っちゃいますよね。

ところが息子は違います。
公園が「怖い」んです。

まずブランコは座るところから始まります。
座るのが怖いからと言って自分では乗りません。
抱っこして乗せても漕ぎません。
理由は「斜めになると落ちるかもしれないから」

こういうしっかり守られているものならなんとか乗れる。
でももう5歳で、体も大きくキツキツだし、やっぱり本人もまわりの目が気になるようで、好んで乗ろうとはしません。

鉄棒は幼稚園でもやっているようなので興味がないわけではないけど、決して触ろうとしない。
理由は「手がくさくなるし、ぶらさがったら落ちるかもしれないから」。

シーソーなんてもう恐怖の乗り物でしかなく・・・

これはギリギリいける。

ピースする余裕すら見せる彼

でもこれはちっと怖い。

だって動くから

恐怖のあまり遠くを見つめ現実逃避。

全然楽しくなさそう

頑張ってのぼってみたはいいが進めない。

数秒後「ママ、抱っこ」

一番の難関は滑り台。
階段を上る過程と、滑る時どれくらいの勢いで降りていくのかわからないという先の見えない恐怖。
キッズランドのこういうビニールの滑り台ならちょっと安心。

だって落ちないから

挑戦心が途中で途切れた瞬間。

まるで崖から落ちるかのような「助けて」

10分ほど泣いていた。

そこまでして滑らなくてもいいのに

やっぱりこういう動かない遊びが一番安心みたいです。

スナバ、アンシン、オチナイカラ

でも「何もしたくない」というわけでもなさそうなんです。
やりたい気持ちはあるようで、挑戦はするけれど、途中でふと我に返り不安になってしまう。

公園が好きではない一番の原因はおそらく「落ちるかも」という恐怖。
なので、ちょっとの段差やエスカレーターも苦手。
あれ・・・?
もしかして【怖がり・臆病】なのではなく【超慎重派?】

私が出した答え

公園に行って楽しいのならいいけれど、全然楽しそうじゃない。
行ってもすぐに「もう帰る」と言う。
「遊ばないの?」と聞くと「怖いから帰りたい」

お友達と行くこともある。
でも、楽しく遊ぶお友達の横で息子はずっと私のそばにいる。

「みんなと遊ばないの?」
「怖いから遊ばない」

お友達が楽しそうに他の子と遊び、息子がひとりでぽつんとなっているのを見ると、一緒に遊べたらもっと楽しいのになぁと思う。
それが私が公園を好きにさせたい理由で、さっき書いた【お友達との調和】。
でも息子にとって公園が「楽しくない場所」であるのなら、ムリに行く必要はない。
お友達との調和も大事だけど、怯えて怖がる顔より、楽しく笑っている顔を見たいから。

新型コロナの影響もあり、私が出した答えは「公園に行かない」だった。
息子が楽しくないと私も楽しくない。
それならお互い楽しいと思えることをしていたほうが良いと思った。
でもこれでいいのかという思いも・・・

初めて見た息子の姿

そんななか先日、幼稚園の行事で大きな公園に行く遠足があった。
とっても不安だった。
公園を調べて画像で見ると、大きな遊具にたくさんの滑り台。
息子はきっと遊ばない。
みんな楽しく遊ぶ中で遊べず、ぽつんとひとりでいる姿を想像するとなんだかかわいそうだったし、それによって今後のお友達との関係が変わってしまうんじゃないかと思うと不安だった。

しかし、遠足から帰ってきた息子は笑っていた。
「楽しかった」と言って。

のちに更新された、幼稚園の遠足の写真を見た。
映っていた息子はどれも笑ってた。

ひとりで滑り台に挑戦していて、ひとりで滑っていた。
本人は何も言っていなかったけど、写真でその姿をしっかり見た。

息子は本当に公園がキライなのだろうか?
もしかして私がそう思っていただけなんじゃないだろうか?

遠足から数日後、夫の提案で3人で遠足に行った公園に行くことになった。
夫は怖がりな息子を「人より感受性が豊か」「先のことを想像ができるから頭がいい」と天才扱いし、親バカを発揮している。
なので深く考えず、一緒に行けば滑れるでしょというノリで息子を滑り台入り口(しかも一番大きいやつ)に連れて行った。

私は下で見守っていたけれど、なかなか滑ってこない。
入り口で2人で何か話し合っている声が聞こえた。
あとで夫に聞いたところ、「滑りたい、でも怖い」と葛藤していたらしい。

結局、下りてはこなかった。
「だろうな」と思った。
だって息子にとって滑り台は「怖いもの」なんだから。

そのまま戻ってくると思っていたけど、今度はさっきより小さい滑り台の入り口で何かを話し合っている2人。
とりあえずしばらく見守ることに。
まぁ、また結局滑らないだろうなと思っていた。のに・・・・

しばらく気づかなくて、やっと気づいて「え!滑れたじゃん!しかも一人で!すごいじゃん!」
まわりを気にせず喜んでしまった
まわりからすれば、何が?普通に滑っただけじゃん…と思うかもしれない。
でもとっても嬉しかった。
勇気が嬉しかった。
成長が嬉しかった。

私は息子は公園がキライだとばかり思っていた。
だから行くのを避けていた。
イヤがると思いいろんなことをさせなかった。
でももっとさせてみるべきだった。
すればやる。
やれば出来るものもある。

公園がキライなのではなく、公園は行きたい、でも怖い。
だから怖くないことがわかればできるようになる。
もっと見てあげていれば良かった。
それを気づかせてくれた親バカの夫に感謝・・・

子どもは成長はする。
ひとりでも成長する。
親はそれを手助けする役目。

公園で遊ぶ姿も、いつか見られなくなる日が来る。
今のうちにしっかり焼き付けておこう。

おまけ。

最後は、謎の赤い棒で畳の上のゴミを拾おうとしてくれているボンズの画像で締め。

10年かかるわ
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&ブロガーズ

読者代表ブロガー。全員が乳幼児〜小学生を育てるママ・パパで、生活者視点で自分の興味関心を起点に発信しています。情報感度が高く「一芸あり」のメンバーも多数。

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