【子育て】やられたらやり返せ！それって正しいの？息子のけんかから学ぶ。

やられたらやり返せ？？

こう教えていた理由としては、まず息子が虫も殺せないような優しい性格だったこと。

（↑正確には私がそう思い込んでいただけ。）

また、私自身がそう母に教えられていたという部分が大きいです。

でもこれってよく考えるとどうなんでしょう？？

例えば旦那が通勤途中に肩がぶつかった人にやり返して喧嘩になったりしたら、

「おいおい・・(^_^;)」てなりますし、

ママ友に意地悪されたからやり返す、とかありえないですし・・。

大人の世界であれば

気にしない方がいいよとか、うまくやり過ごすことが良いとされているのに

そんなことを子供に教えてていいのか？？

アンパンマンはやられたらやり返すのか？（結果やり返しているけどやり返そうという気持ちはない。）

○○戦隊なんとかレンジャーも、民間人を守るために戦ってはいるけどやられたらやり返そうというそういうのはないんじゃないか？

そんなモヤモヤを感じながら、そこにハッキリとした答えが出ないまま息子は年中（5歳）になり

その時、事件は起こりました。

（８）倍がえしだ！！！！

なんとお友達とのトラブルで、そのお友達をボッコボコにしたとの話が耳に入りました。

1発やられたのに対して、8発うちの息子がやり返したらしいです。

倍返しところの騒ぎじゃないっ…！

※その時のことはこちらに書いたことがあります。

息子との会話

虫も殺せない（と思い込んでいたw）はずの息子がです。

蚊が腕にとまっただけでキャーキャー言ってた息子は、母の知らぬ間に確実に強くなっていました。

その時に教育方針の方向転換することにしました。

私「ちゃまくん…」

ちゃま「ん？」

私「前にやられたらやり返せってママ言ったじゃん？あれ、ごめん！これからはもうやめようね！」

ちゃま「うん！わかったー！」（←たぶんよくわかっていない）

私「ていうのはさ、今までママはちゃまくんのこと、弱い男の子かなぁと思っていたんだけど弱くないからさ！すっごい強いじゃん？？お友達からもきっとそう思われてるよ！」

※男というのは強さをアピールしたい生き物だと聞いたのでそこらへんを“強いってもう知ってるよ”節で攻めます。

私「強いのはもうママわかったからさ。どうせならそれは誰かを守ってあげる時に使おうよ！例えば好きな女の子がいじめられた時とか！！」

※とにかく女ずきな息子なので、好きな女の子の話をしてみます。


私「あとさ、見て、これ！」

取り出したのは大人気漫画ワンピースの第１巻。

ここにはシャンクスとルフィの思い出のシーンが描かれています。

酒場で山賊にケンカを売られても怒らないシャンクス。

頭から酒をぶっかけられても笑ってやり過ごします。

ですが友達を傷つけられた時は、

命をかけて戦います！熱い！これぞ真の男！！

私「ね！！熱いでしょ？わかる？！これよ、これ！！」

これはアニメでも見せたのでどうやらわかりやすかったようです。

息子「うん！わかった！」

それから、息子は

息子「○○君にイジワルされたけど、スルーしてきた。」

そんな話をすることも増えました。

息子「まぁー…、アイツ3月生まれだしなー。」

（ちなみに息子は5月。）

よくわからん謎の理由で自分なりに気持ちに折り合いをつけようとしてることもありました。（もちろん家で怒っていることもあります。）

私が学んだこと

【やられたらやり返す】その答えは私にはいまだにまったくわかりませんが、

子供の成長や性格に合わせて教育方針は柔軟であるべきだよな、そう思いました。

自分の間違いを謝れない、認められない、そんな大人もいますが

時には素直に子供にも謝ることも大事。

「前のあなたにはこう教えてたけど今のあなたには違うやり方のがいいね」

そういうことも有りなのかなと思いました。

あの時はバイオレンスな息子でこれからどうなるのだろうと不安でいっぱいでしたが、

いや今も不安でいっぱいですが…、

母としては半沢直樹より、シャンクスのような男になってもらいたいものです！