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講談とは何ぞや?
皆さんは講談ってご存知でしょうか?
私は福岡で女流講談師の神田紅先生に講談を習っており
年に2回、櫛田神社そばの「博多町家ふるさと館」にて講談会を開催しております。
福岡紅塾とは?
福岡出身の女流講談師、神田紅先生が毎月、第三月曜日に 「福岡紅塾」と言う「講談塾」を開いております。 現在、福岡紅塾 そして 東京紅塾がございまして総勢100名が講談を学んでお ります。先生のこの活動はもう22年になるんです。
私の名前についている「金印亭」とは?
私は「金印亭 紅みき」(きんいんてい べにみき)と言う名で活動しております。
この私の名前についているこの「金印亭」 こちらは 福岡紅塾にて年数を重ねた塾生が紅先生から頂ける「亭号」になります。 私は「福岡に金印亭あり!」そう言われるように活動をしております。
で?講談って?
「講談」はよく「落語」とどう違うんですか?と聞かれます。
落語は会話だけで物語が進み最後に「オチ」がありますよね。
それに引き換え講談は会話だけではなく、ト書も読んでいきます。
時には馬、波の音なども言葉で表現します。
また、内容は史実に基づいたものとなっております。
講談を聴けば 歴史が学べるんです!
落語との見た目の違いは?
次に見た目の違いはどうでしょう。一目瞭然、机がありますね。これは「釈台」というもので
こちらに本を置いて、こちらの「張り扇」で釈台を叩いて調子良く読んでいきます。
「講談」は「落語」より歴史が古く、奈良、平安の頃にその原型が見られます。
但し、一般に良く知られる「講談」の始まりは「太平記読み」とされています。
「読み」というのですがら当時、字が読めなければなれませんでした。そして江戸時代、食に困った武士が浪人となり「太平記」や「源平合戦」などを読んで渡り歩いた。
これが「講談」のルーツです。
つまり「落語」が会話の芸とするならば、「講談」は読む芸なのです。
「講釈師見てきたような嘘をつき」 歴史を面白く語るのが講談なのです。
お子さんにも機会がありましたらお話ししてみて下さいね。