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プロが解説!カーペットの買い替えで気を付けたいポイント
年末に向けて大掃除を始めたり、家電や日用品を買い替えを検討される方も多いと思います。その中で、前回に引き続きカーペットについて。買い替えや新規に購入を考えている方に、気を付けたいポイントをご説明します。
買い替えで古いカーペットを処分するには?
買い替えを検討している方、処分をどうしようか悩んでいらっしゃる場合は…
Q.どうやって捨てるの?
A.畳んで小さくなれば普通ごみで捨てられます!
意外と粗大ゴミじゃないと捨てられないと思い込んでいらっしゃる方多いんですが、ゴミ袋に入るサイズであれば、普通ゴミで捨てられます。それがネックで買い替えを踏みとどまるなんてこともあるので、畳めるなら畳んでゴミ袋に入れて処分してください。
Q.硬くて畳めない場合は?
A.ハサミでカットする
こちらも意外と知らない、カットすればいいということ。
Q.ハサミで切れそうにない場合は?
A.裏からカッターを当ててカットする、そして丸めて紐で縛る
縁が固いカーペットには、巻ける方向がありますので、巻ける方向にカットします。毛足がある側から切ると切りづらいのと、余計なゴミが出やすいので、裏からカットするのがポイント。
裏はフェルトやジュートなど様々ですが、基材がカット出来れば上の毛足もほぼ分けらるレベルになっているので、多少繋がっていそうな場所はハサミやカッターでカットするのが1番スムーズです。30〜50cm間隔でなるべくまっすぐ裏から切れ目を入れて、カット出来たらくるくる巻くとゴミ袋にも入れやすいサイズになります。
カッターを当てる場合は、床や家具を傷つけないように広い場所や段ボールを下に敷いたり、ベランダやお庭で作業するなど工夫してみてください。それすら面倒な場合は、粗大ゴミとしてお住まいの各自治体の処分方法をご確認下さい。
ちなみに、カッターは作業前に一度刃を折って切れ味をいい状態にすると、無駄に力を入れずにスムーズに切れますよ。
ありがちな間違いと注意点
選ぶ時にやりがちな間違いが、サイズミス。いざ買おうと思って、何畳サイズかざっくりしか把握しないで買おうする方が時々いらっしゃいます。これは購入した後だとすごく手間になるので、敷く場所のサイズはきちんと測りましょう!
探しているサイズがない場合は、お店のスタッフさんに相談してください。店頭にないサイズでも取り寄せできたり、サイズオーダー加工が無料のものもあるので、諦めずに問合せしてみましょう!
敷き込み(部屋にびっちりはめこむ)の場合は、専門の方に採寸してもらうことをおすすめします。なぜなら、部屋は四角に見えて、時々微妙な歪みがある時があるんです。
また、これも重要な扉の開く方向と扉と床の隙間寸法。この隙間があまりない場合、厚みのあるカーペットを選ぶと扉が開かなくなるケースがあります。
現場で加工してくれる業者さんなら、扉の開閉場所をアール(半扇状)にカットロックしてくれることもありますが、オンラインで購入する場合は難しくなるので、扉を避けたサイズを探す方が無難ではあります。
見落としがちなポイント
荷姿が丸巻きなのか?折りたたみなのか?あまり考えないことが多いかもしれませんが、これは持ち帰りや配達してもらう際に搬入の仕方や敷き方に影響するので気を付けたい部分。なぜかと言うと、マンションの高層階で丸巻きで配達なのにエレベーターに入らない!てことがあるんです。
丸巻きのカーペットを何十階も階段を登って上げるのはかなり重労働ですし、場合によっては階上げしてくれないこともあります。特にヨーロッパ系厚みのある柄物は丸巻きでかなり重量があります。4.5畳や6畳、又はそれより大きなサイズを購入時には、持ち帰りや配達時の荷姿をご確認ください。
ちなみに、柄物でない丸巻きカーペットは、折りたたみできなくはありませんが、これが対応できるのは持ち帰りで丸巻き梱包を折りたたみし直してくれる店舗のみです。折りたたみで持ち帰ってもすぐ開梱してもらわないと折りジワが取れにくくなります。
すぐ開梱するにも敷く時にしっかり周りをどかさないと身動きが取れなくなることも多いので、購入時にはしっかり計画を立てて気持ち良く模様替えしましょう!
大掃除のタイミングでの模様替えは、しっかり計画立ててやりましょう!