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子どもに腹が立った時、これをしたらラクになれた話

子どもに腹が立った時、これをしたらラクになれた話

突然、歌いたくなるときがあります。
この間、息子とお風呂に入っていたとき、突然そんな気持ちになり、大きな声で歌ったところ、息子はこちらに背を向けたまま「いきなり大きな声出すなよ」と言いました。
冗談だと思い、笑っていると思い息子の顔を覗き込むと、全然笑ってなかった・・・・・マジなほうでした。

こんにちは。鹿原です。
子どもと過ごす毎日は楽しい。
いろんなことをして笑わせてくれるし、かわいい姿をいっぱい見せてくれるし、癒してくれる。
しかし、しかしですよ。
毎日「それだけ」というわけにはいきません。

毎日が笑顔で楽しいだけのものだったらどれだけ幸せだろう。
でも切っても切れない、というより、もう永遠についてくるであろう感情があります。
それが「怒り」の感情。
それはどうしても避けることが出来ず、捨てることも出来ません。

今まで一度も怒ったことがないという人はまずいないと思います。
もしいるとしたらきっとそれは神様・・・・・

「ママ、あれどこ?」
「えっ、ママ知らないよ」
「えーなんでママ知らないの?」
「なんでと言われても」
「ママって何も知らないんだね」
なんでも知ってる魔法使いじゃないわい。
ムカッ

「このおもちゃで遊ぼう」
「先に出したやつ片づけてから新しいの出してね」
「あとから片づける。絶対!絶対だから!」
そして絶対片づけない。
ムカッ

「今日何が食べたい?」
「カレーがいい」
そしてカレーを作ると
「本当はハンバーグがよかった」
ふぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!!!!

ちょっとしたことなんだけど、一日一膳、一日一怒り(私は三以上)。
どうしたら怒らないで、腹が立たないで済むだろう?
考えたこともありました。
結果、絶対に無理!ということがわかりました。
人間である限り、怒りという感情はついてくる。
ならばこの感情とうまく向き合っていくしかない。

怒りを受け入れる

これは私の場合ですが、腹が立ったとき、もう自分の感情がコントロールで出来なくなっています。
たくさん叱って、その夜に息子の寝顔を見て「明日こそ優しくしよう」と誓う。

しかし翌日、その誓いはちゃんと覚えているのに、いざ怒りの感情が沸き上がると、誓いとかもうそんなのどうでもよくって、むしろその時ばかりは誓いの「ち」すら忘れる勢いで、今のこの黒い感情を吐き出そうと、それしか考えていない。

もし考えられる余裕があるならそれは本気で怒っていないとき。
出来るだけ後悔しないよう乗り越えていくためには、まずは怒りの感情と向き合うこと。
さらにもうひとつ。
怒りの感情は、沸いたその瞬間は無理しておさえなくていい。あまりに理不尽なことじゃなければ。
とりあえず一旦吐き出して、その後、引きずらないように・・時間が経てば冷静さを取り戻しているから、あとはそれを受け入れる方法を見つけるだけ。

いろいろ考えてみたところ、いつもしているあるひとつの行為が、その受け入れるための方法になるということに気がつきました。

愛おしさを勝らせる

私は息子の食べている姿が大好きです。
見ていると、ああこんなに小さい体で一生懸命生きているんだな、と感じて愛おしくなるから。
愛おしくて愛おしくて、その究極にたどり着いてしまいました。
見るだけじゃなく、食べている音をより鮮明に聞く・・・という究極に。

これだけ書くと変態マニアックみたいなそんな感じに聞こえますが、安心してください、鹿原はノーマルです。
音を聞くというのは簡単なことで「食べている息子の頭に耳をつけて音を聞く」こと。
実際やってみた写真がこちら。

あまりに恍惚とした私の表情が放送禁止で削除されかねないので、スタンプでごまかしたら思いのほかわからなくなってしまったので、絵にしました。

なんとなくこんな感じ

頭に耳を付けると、まずとても暖かさを感じて、その先に頭の中の音が聞こえます。
そして食べ始めると、ガリガリ、もぐもぐ、カリカリ、ごっくん。
一生懸命噛む音とか、飲み込む音とか、本当によく聞こえて、
「あー、一生懸命食べてる。噛んでる。飲んでる。一生懸命生きてるんだね。かわいいね。愛おしいね」という感情が不思議と湧き上がってきます。
どんなに腹が立っているときも、この音を聞くと気持ちが落ち着きます。
世界一大好きなBGM。
このCD欲しい!!!
時々「ママ聞こえる?」という声が響き、さらに妄想力が爆発的にある私は「ミルクしか飲まなかったのに、ごはん食べるようになったんだね。食べさせてあげられないと食べられなかったのに、自分で食べられるようになったんだね」と、食べる音だけで成長を感じ、じんときたりして・・・。
そんなことを考えていると、抱いていた怒りがすごくバカバカしくちっぽけに感じて、それ以上に愛おしさが勝り、気づけば抱きしめています。
そうすることで息子も笑ってくれて、険悪な雰囲気もなくなり、いつの間にか仲直り。
自分でいうのもなんですが、もう完璧な怒り乗り越え方法・・・もうマイナスポイントが見つかりません
天才かな・・・(言い過ぎ)

夫がよくこんなことを言います。
息子の一生懸命に頑張ってる姿を見ると愛おしくて泣きそうになる、と。
その現象と一緒なのかなと。
これからもこうして一生懸命、生きていて欲しいねって思う。

子どもの生きている音、みなさんも一度聞いてみてください、もっと大好きになると思います!

おまけ。

この直後「邪魔になった」とキレられました

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&ブロガーズ

読者代表ブロガー。全員が乳幼児〜小学生を育てるママ・パパで、生活者視点で自分の興味関心を起点に発信しています。情報感度が高く「一芸あり」のメンバーも多数。

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