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実録『PTA問題』はPTAがなくなるだけでは解決できなかった

実録『PTA問題』はPTAがなくなるだけでは解決できなかった

こんにちは☆
あんふぁんメイトの華花金魚です。

毎年、小学校の入学式が近づく頃になると、ネットなどでよく見かけるようになるのが『PTA問題』です。
問題の解決策のひとつとして上がるのが『PTAをなくせばいい』というもの。

ですが私は敢えて言いたいと思います。
『PTAをなくしただけではPTA問題は解決できない』と!
この先は実録を交えて、お話しさせて頂きたいと思います。

ウチの小学校にはPTAがありません

実は『PTAのない小学校』が増えてきているのはご存知でしょうか?
さまざまな理由でPTAを解散したり、PTAと同様の保護者組織は残しつつも、PTA連合は抜けているなどなど、実態はさまざまですが、昔ながらのPTAとは異なった状況にある小学校は確実に増えつつあります。
わが子がお世話になっている小学校にもPTAはありません。
わが家の長男が入学する以前に解散されました。
解散そのものについては入学以前のことで詳しくは知らないため、今回は割愛させていただきます。

解散後現在どうなっているかといいますと、必要最低限の役員は残っています。
集団登下校の際の付き添いの役員や、地域の清掃活動の役員、放課後子ども教室運営役員などなどです。

クラス懇談会などを行うクラス役員は廃止され、図書役員は図書館ボランティアとして任意で活動していて、『役員』ではなくなっています。
そしてPTAとはまったく別の学校運営協議会という組織が、PTA本部のような役割を担いつつ、残った『役員』や図書ボランティア組織を下部組織化して運営しています。

PTAのあるなしに関わらず、学校運営協議会は現在多くの小・中学校に設立されています。
私はその協議会の協議委員をしているので、以前簡単に記事にまとめています。

学校運営協議会が気になる方は、その時の記事をお読みいただければと思います。
なお、そちらで少し詳しく記載させていただいていますが、学校運営協議会の在り方は各学校毎にさまざまです。
PTA本部的な存在になっているウチの小学校のような在り方も、さまざまな在り方中のひとつであり、すべての学校運営協議会が同じというわけではありません。

PTAはないけれど、『PTA問題』は存在します!

そんなわけで、PTAはないウチの小学校ですが、最低限必要な役員は残っているわけです。
子ども達の集団登下校の際は付き添いの保護者が必要ですし、地域の清掃イベントも必要です。
児童の安全や他校との関わり(例えば清掃イベントは近隣の小中学校と合同で行ったりするため)どうしてもなくせなかったのです。

なのでウチの小学校の場合は『昔ながらのPTA』ほどの仕事量はなく、『本当に最低限』なのですが、それでも『役員をやる保護者』は必要になるわけです。
結果その『最低限の役員仕事』であってもやって下さる方と、残念ながらやって下さらない方(もちろん、事情があってできない方も…)が出てきてしまいまして^_^:

つまりPTA問題はなくなりませんでした。

実録!PTA問題『私の場合』

リアル感をお伝えすべく、今年度私が巻き込まれた『PTA問題』をお話しします。
去年度、私はとある役員を引き受けました。
去年度は私も含めて全員立候補で、同じクラスのお母さん同士だったので、もともと顔見知りでした。
なのでコロナ禍でなかなか顔を合わせる機会がない中ではありましたが、『○○はできないけど、代わりに△△はやるね!』と言った感じに進めて、無事1年の任期を終えました。

大変だったのは今年度の役員さんです。
今年度の役員さんは立候補が出なかったため、会則に従ってくじ引きになり、4人の方に決まりました。
キチンと引き継ぎ、最初はちゃんと機能していたので安心していました。

ところが…。
思い起こせば2学期に入ったくらいからメールが入らなくなっていたんです。
そして、その後、役員さんがお仕事をした形跡がまったくないまま年が明けました。

このままでは来年度の役員さんも決まらないまま来年度になってしまいそうな予感がする!
ということで、私なりに調査した結果、まず4人の役員さんのうち、おひとりは転校されていて、それを他の3人の方はご存知ありませんでした。
また別のおひとりは、小学校に辞退しに行って承諾してもらったとご本人からはお聞きしましたが、それを学校は認めていないとのことでした。
そして、その状況も残りのお二人はご存知なく…。
この状況をひと言で表すなら『カオス』!
これに尽きる!

こんなことになっているなんて、衝撃的でした…。
一応補足しておくと、『役員仕事が多すぎて大変だ』と言ったPTA問題が存在する学校もありますが、削れるお仕事はすべて削っているウチの学校の場合、そこまでの仕事量はありません。

また介護や病気、妊娠中などの方は事前に抽選を免除できるシステムを取っていますので、そういった事情があったというわけでもありません。
そんなわけで、前年度の役員仲間や学校運営協議会の仲間、担当の先生方にも協力して頂いて、先日ようやく来年度の役員さんが決まったと連絡が入りました。
その後も『コレコレが分からないから教えてほしい』とか、連絡が来たりしてますが、まぁ何とかなりそうです。
最悪の事態は免れたのでよかった!
本当に良かった!

PTA問題解決のいち案

今年度私が巻き込まれた『PTA問題』はいかがでしたでしょうか?
PTAがなくなっても、なくなったために起きる問題もあったりします^ ^;
また、PTAがないということはPTA会費もないということです。
なのでPTA会費から支出されていたもの、例えば卒業式でPTAから卒業生にプレゼントされるお花もありません。
支出がないのはいいことかもしれません。
でも結果、卒業式のお花がないのもちょっとさみしい気も…。

ひとつ言えるのは『ウチの小学校では資金がないので贈ることはできない』ということです。
少なくとも、PTAがなくなるだけでは『PTA問題』は解決しないんだなと実感しました。
その上でママ友とどうしたらいいのかなぁと話し合い、『気心の知れたお友達と一緒に役員をやるのがベスト』という結論に至りました。
何か問題が起きた時に気軽に相談しあえるだろうから、と。

コロナ禍の今、『気心の知れたお友達』と知り合うのも、なかなか難しいんですけどね^_^;
来年度私はまた新しい役員を学校運営協議会協議委員と兼務することにしました。

私は協議会で学校林を担当しているので、子供達がもっと学校林と接する時間を持てるようにできないか模索するつもりです。
添付した写真は今年度学校林活動をお手伝いした子ども達から貰ったお礼のお手紙です。

役員は大変かもしれません。
でも役員仲間が出来たり、先生と知り合えたり。
私なんか事務員さんや用務員さんとも顔見知りになっちゃいました!
小学校に行きすぎ(笑)

近所を歩いていても『○○君のお母さんだよね!こんにちは!』とか男の子に言われたりします。
役員、悪い事だけではないですよ。
『何でも楽しんだもの勝ち』だと思います。

役員になられた時は、もしかしたら大変かもしれませんが、ぜひ楽しんで頂けたらと思います^ ^

子ども達からもらったお礼のお手紙♪捨てられません^ ^

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&ブロガーズ

読者代表ブロガー。全員が乳幼児〜小学生を育てるママ・パパで、生活者視点で自分の興味関心を起点に発信しています。情報感度が高く「一芸あり」のメンバーも多数。

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