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人生初の救急搬送!急性腎盂腎炎になったお話
いらっしゃいませ!
満身創痍なリケジョ母たかぎです。
先日なんと、人生初の救急車に乗りました。
比較的頑丈に生きてきたので、骨折経験もなし、大きな病気もなし、入院もごく小さい頃を除けばなしだったのですが。
原因は【急性腎盂腎炎(じんうじんえん)】。
通常なら排尿によって体外へ出されるはずの、尿道から入った細菌が腎臓まで達し、腎臓で炎症を起こす病気だそうです。
高熱、戦慄(ふるえ、歯がガチガチする)、強い腰の痛み、全身の倦怠感といった症状があらわれ、繁殖した細菌が血流によって全身へ渡ってしまうと敗血症を引き起こします。
……まさにそれ。
全部余すことなく体験したのでここでお話したいと思います。
前兆
2日ほど、何となく身体のだるさを感じていたところ、腰に鈍痛が。
重い物を持ったなど覚えはないけれど、腰を痛めたのかなぁ、歳だなぁ…と湿布を貼ると改善。
しかし倦怠感はどんどんひどくなるので、位置的に腎臓か子宮と見定めて内科に行くか婦人科に行くか悩み始める。
発症
22時頃、突如、猛烈な寒さと全身の痛みで目が覚めるも起き上がれず。
体温計の所まで這って行って計測すると38.8℃。
震えて動けないが、夜中なのでとりあえず市販の解熱鎮痛剤を飲ませてもらう。
まったく効かない(笑)
搬送
朝8時半、自力での通院が不可能と判断され救急車を要請。
38.9℃、右腰中心に全身の痛みと悪寒で動けず。
マンションの通路が狭いので、布袋のような物に入れられて救急車まで運ばれる(笑)
恥ずかしい!
けど、当時はそんなこと考える余裕はない。
最寄りの総合病院へ搬送、コロナウイルスの簡易検査を受けたあと病気内へ。
血液検査、尿検査、CT等の検査を経て急性腎盂腎炎と診断される。
点滴治療を受け、10日間は投薬もしくは点滴をしながら安静にとの指示。
鎮痛剤が効いたのでタクシーで帰宅。
13時。
療養1〜3日目
解熱鎮痛剤が効かない\(^o^)/
38℃台後半を常にキープ、全身痛は運がいいと投薬後3時間程のみ緩和。
よってひたすら悪寒に震え、痛みに唸りながら布団の上を転がり続ける。
吐気もひどくて食べられないが、腎臓に結石ができるのを防ぐために頑張って水だけは飲むようにする。
夜中にわざわざミネラルウォーターを買ってきてくれた旦那さんに泣く程感謝するものの、当人は一緒に買ってきていた限定の某高級アイスおいしそうに食べていて涙が引っ込む(笑)
療養4〜5日目
37℃台前半まで解熱。
全身痛もかなり緩和……なのか鎮痛剤が効くようになってきたのか、起き上がれるようになる。
となると、いろいろなことが気になってくるのが主婦の悪いクセ。
テレワークをしつつ、家事すべてをカバーしてくれていた旦那さんもそろそろお疲れモードだったので、目についた洗い物やお風呂掃除や洗濯をしてみる。
療養6〜7日目
動いた結果、悪化\(^o^)/
再び38℃台まで発熱し、布団から起き出せず。
腎臓……強い……
療養8〜10日目
前回の反省を活かして、無理のない範囲で少しずつ動いてみる。
洗濯物を干したら、2〜3時間寝る(信じられない程疲れて勝手に寝てしまう)。
夕飯を作ったら足がガクガクになるほど疲れ果てて、食べられずに寝る(笑)
療養11日目〜
久しぶりにパジャマ以外の服を着て、布団を上げ、休憩しつつも1日起きていられる。
無事に夕飯を作り、洗い物もお風呂も済ませてから就寝。
まだまだあまりご飯も食べられないし、リビングに客用布団を敷いて、事あるごとに寝転がって休憩している生活ですが、何とかひと通りの家事をできるようになるまでになりました。
ここまで12日。
まるで6月などなかったかのように過ぎ去っていきました。
久々に出てみた外はもう、すっかり夏の気配です。
前兆である膀胱炎の段階で、病院に来てくれていれば、ここまでにならなかったんだよ、とお医者さんには言われました。
そう言われてみれば、ここのところ残尿感のような違和感はあった気がします。
ものすごくトイレに行きたかったのに、行ってみるとほんの少ししか出ない。
けれどまた5分後にはものすごくトイレに行きたくなる……といったような感じの違和感。
子育てをしていて手一杯になると、その程度で病院だなんて思いも至りません。
そんなヒマない!と、つい自分のことは、あとまわしになってしまいます。
その結果が、これです。
どちらの実家からも遠く離れて生活している中、約2週間の行動不能はとてもとても大きなものでした。
すべてをカバーしてくれた旦那さん、お野菜足りてる?と夕飯のおかずを作ってくれたり、レトルト食品をくれた幼稚園のママ友さん、コロナ対応で医療が逼迫する中、非常に迅速に対応してくださった救急隊員及び病院の方々、たくさんたくさんママと一緒にいることを我慢してくれた子ども達、申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいです。
水分をしっかり摂って、忙しくても自分の体調にももう少し気を配って(気がつけばもうアラフォーと呼ばれても致し方ない年齢です、一晩寝れば何とかなる時代は過ぎ去ったのです……)、気にかかることがあれば面倒くさがらず速やかに病院へ受診すること。
健康診断も毎年しっかりと受けること。
しかと心に刻みました。
育児にお仕事に忙しくてしている全お父さんお母さんに伝えたいです。
『健康第一』!
これからどんどん暑くなり過酷な季節になります。
どうかみなさん、ご自愛くださいね!
それでは。