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ぜひ読んでほしい漫画「君と宇宙を歩くために」
みなさん、こんにちは。
朝晩と寒さが身に凍みる季節となってきました。
スマホのアラームをセットしても朝なかなか布団から出られないのですが、私だけでしょうか!?
さて、今回はある漫画のご紹介です。
一見正反対のように思えるけれども…
「君と宇宙を歩くために」という漫画。
2024年のマンガ大賞にもなった本です。
みなさんご存じですか?
普段はなかなか漫画を読むことはない私なのですが、知り合いが「ぜひ読んでほしい!!」ということでアマゾンでポチッ。
舞台はとある底辺高校で転校生がやってきたところから始まります。
しかし、この高校生、少し変わった高校生で、独り言を言ったり、声が大きかったり。
クラスメイトからは「変わったヤツ」として見られていました。
この転校生、他にも変わったところがあり「マイノート」を持参して困ったときはこのノートを参考にして対処しています。
他にも宇宙が好きで、宇宙のことを話し始めたら止まらない!!
そこへ、ヤンキーチックな一人の高校生がやって来て…
この2人の友情が描かれていく作品です。
あらすじはこのような感じなのですが、みなさん何か気が付くことはありますか?(^^)
この転校生、「変わったところがある…」
と書きましたが、発達特性を持つ高校生にあてはまるなぁと。
また、このヤンキー高校生もバイトでいつも失敗し何度もクビになり、授業もついていけなくて…
一見正反対のようなこの2人、実は同じような困りごとがあるところで共通しています。
発達凸凹、発達障害を題材にしたドラマも最近多くなっていますが、当事者の目線に立って描かれたこの漫画は気づくことがたくさんあります(^^)
なので、この漫画を発達凸凹のあるお子さんをお持ちのお母さんや先生、その他にもいろんな人に読んでもらいたいと思いご紹介しました。
うちは3兄弟凸凹ありで、転校生に似たタイプが長男、ヤンキータイプ(人とは仲良くできる)タイプが次男で、「そうそう」と思いながら読むことができました。
でも、みんな困り感がありつつもなんとか社会でやっていこうとしています。
定型のお子さんにはない発達特性のある子の思いや考えが分かりやすく当事者目線で描かれています。
こんな風に生きている人もいるんだな、と気づかせてくれるきっかけになる漫画です。
メモ帳づくり
この漫画を読み、「あっ!」と気づき私自身が実践したこと。
それは「ノート作り」です。
転校生のノートのように、普段困るであろうポイントを書き足していけるように「ノート」を作りました。
本人の希望で中身は「〇〇の掟」という形で書いています(笑)
毎日主人公のように持ち運びをすることはないけれど、毎日見返せるように、困ったときに見直せるように。
以前ある方のXの投稿を見ていた時に、「親が放っておいても子は育つという人がいるけど、それはその子の周りの人が優しく教えてくれたり、関わってくれることで育っていくと思う」と書いてある投稿を見て、なるほど!確かに!と思いました。
周りの人にも感謝ですね。
わが子は特性上、親が放っておいてもなかなか成長はしませんが、親を中心に周りの人が協力、工夫することで少しずつできることも増えていっているように思えます。
この社会はいろいろな人がいて当たり前。
社会の中ではマイノリティな存在にはなりますが、こんな子もいるんだな。こんな捉え方をするんだな。と気づくきっかけになる漫画だとも思います。
ぜひ気になった方は読んでみてくださいね。