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母不在時の「朝ごはん」事情と、恒例の子無し旅【都内から静岡】へ日帰り建築旅
年に1回、建築研修に参加しています。長男が小学校入学・次男が幼稚園入園したタイミングから、毎年参加しており、今年で3回目の参加!今年は静岡の建築を見学しました。建築好きな大人と一緒にゆったりとした旅は、子連れ旅とは、また違った楽しみがたくさん。とても有意義な時間となりました。
そしてちょっと前まで、ママが居ない朝・ママが居ない夜、なんて想像も出来なかったわが家だけれど、今ではいつもとはちょっと違った朝ごはんを準備しておくだけで、快く送り出してくれるわが家のメンズ。成長を感じます。
旅行日程
今回の日程はざっくりこんな感じ。9時に、たまプラーザ駅近くのレンタカーショップを出発しました。
11:00到着~13:00
●沼津倶楽部(建築家:渡辺明)
同施設内レストランにてランチ
14:00到着~15:30
●静岡市立芹沢銈介美術館(建築家:白井晟一)
16:00到着~18:00
●日本平夢テラス(建築家:隈研吾)
沼津倶楽部(建築家:渡辺明)
まず訪れたのは、沼津倶楽部。沼津倶楽部の敷地の玄関口に位置する茅葺きの長屋門がお出迎え。数寄屋造りの建物は歴史的・美術的な価値が評価され、国の有形文化財に指定されています。田舎の実家近くに、茅葺屋根の家屋があったので、懐かしさを感じました。
文化財である和館とそれに類する建築物である宿泊棟。日本の文化として将来に継承することに重きを置き、経年劣化した部分は修繕をしながらも、建築の意匠・デザインを可能な限り残し2023年初春にリニューアルオープンしたそう。
直線と曲線からなる立体感が美しいロビーの椅子は、川上元美さんによる作品。モダンな別邸の空間に整列されたたたずまいは気品を感じる美しさがありました。
建築家 渡辺明氏によって改修、増築された渡り廊下。「残せるものは全て残す」という思いのもと、元々使われていた燻し瓦は屋根に使用され、渡り廊下の窓枠も全て廃材から作られています。また、一部の吹きガラスは当時のものをそのまま活用しています。まさに、歴史と技への尊重が感じられる空間でした。
ラウンジ「昭和の間」は、数寄屋造りにはない天井の中央が持ち上がったヨーロッパのドームのような造りになっていました。檜のへぎ板を編んだ網代で造り上げることで、空間に軽やかさを感じました。
通常、網代天井はごく小さな面積にしか使用されないため、これほど大きな規模のものは見たことがなく、また現代の技術ではこれほど巧みに作ることはできないと言われています。洋間でありながら伝統的な和の技術を施した空間は圧巻でした。
日本平夢テラス(建築家:隈研吾)
日本平夢テラスは2018年に造られたわりと新しい建物。もともと展望台はあったようですが、夢テラスは1Fは展示スペース、2Fはラウンジスペース、3Fは展望エリアとなっていて、ゆっくりのんびり景色を楽しむことができます。夢テラスには1周200mの展望回廊があり、ぐるりと周りながら駿河湾や南アルプス、そして富士山、自然いっぱいの景色を堪能できます。
…が、この日はあいにくの天気で、富士山を見ることができず残念!
夢テラスを設計したのは、新国立競技場を設計したことでも有名な隈研吾氏。静岡県産の材木を使用し、木の温もりと洗練されたデザインがとても素敵でした。日本平夢テラスは、家族でも訪問したいと思える場所だったので、今度は家族旅行として計画したいと思います。
母不在時の「朝ごはん」事情
さて、私が不在時の朝ごはんはシリアル!普段は嗜好品として食べているシリアルと牛乳に、わが家のメンズは大喜び。普段はおにぎりばかりのわが家ですが、たまにはいいですね。
来年もお手軽朝ごはんを準備して、建築旅行へ行く予定です。
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