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【どっちが痛い?】帝王切開と経膣分娩、徹底比較。3人出産してみてわかったこと

【どっちが痛い?】帝王切開と経膣分娩、徹底比較。3人出産してみてわかったこと

下から1回、切腹2回!

こんにちは、へっぽこやまです。昨年9月に長男を出産し、ただいま3人育児に奮闘する日々ですが、これから出産を迎える友だちや保育園ママなどに度々聞かれるのが、「下から産むのとおなか切るの、どっちが痛かった?」ということ。

出産という“無事生き延びた大事故”とも言える一大イベントをやってのけたわけですが、今回はこの3回の出産を10段階の痛みレベルで振り返ってみようと思います。

【1人目 : 9日遅れた意志の強い長女】

1人目だから遅れるだろうとは思っていたのですが、案の定。予定日近辺でも全く気配なし。マタニティヨガをやっていましたし、よくあるオロナミンC、焼肉、カレーなど迷信は色々試したものの、前兆はなく。そんな中、検診で助産師さんに言われた一言。「陣痛呼ぶために走っていいよ!」(「え!? 」)驚きましたが、とにかく走った!しかしあまりおなかも張らず兆候もなく、結局入院し陣痛促進剤で出すことに。

入院の前日、最後の晩餐で回転寿司を食べていると、いつもにはない張りを感じました。なんとなく不規則→規則的に変わり、それっぽい感じに。その日の日付が変わった頃、自宅で破水し即入院。しかしあまり陣痛は進まず、翌朝から予定通り促進剤の力を借りました。

そこからはズンズンズンズンと痛くなって、14:30頃に出産しました。最後の感覚としては、「もう一段階痛みがくるか!? 」と思っていきむ覚悟をしていたら、産まれたー!という感じ。正直「あ、これでいいの!? 」と思いました。しかしながらスポ根的な達成感を感じつつ、いい汗かいたなぁ、また産みたいなぁと思った記憶があります。

会陰が多少裂けたので担当の先生が縫ってくれている間、「泣き声すごいねー。意志が強そうな声だねー!」と言っていました。産まれながらにまさにその通りだったなと、気が強く負けず嫌いな長女を見て思います。会陰切開の痛みはありましたが、ドーナツクッションがあればなんとかなるレベル。

☆産前痛みレベル:9
☆産後痛みレベル:6
☆部活のような達成感:10

【2人目 : 超頑固な逆子次女】

まさか自分に“逆子体操”をする日が来るとは思っていませんでした。7カ月頃まではつわり以外特に何事もなく順調で、余裕な2人目のマタニティライフでしたが、8カ月に入ったある日の検診で「頭が横にきてるねー、逆子になるかもしれないから、左を上にして寝てね。」と担当の先生に言われました。

さほど気にしていませんでしたが、日に日におなかの張りを感じることが増え、次の検診で正式に逆子体操とお灸を薦められました。えーーーそんなぁー、、、と暗雲が立ち込めて、一気に不安に。なかなか頭が下に来ないので、いよいよ帝王切開の予約をすることに。手術説明の検診日は絶望感でいっぱいでした。「あのスポーツのような陣痛の達成感を味わえないなんて…」

一方で帝王切開が決まったことでどこか吹っ切れたところもあり、「2人目だし、予定が決まっている方が圧倒的に楽だ!」と楽観的になれた自分もいました。何より「この子は自分のやりたいことに突き進む強い子だ!」と、おなかの中から強い思いを感じていました。「下からじゃなくておなかから出たいーーーー!!!」それに応えてあげようではないか!と。

さて、手術当日。麻酔はエビのように丸めた背中から。なんだか他にも色々な管たちで身体は彩られました。手術台に上がってもさほど緊張は感じず、とにかく会いたくてたまらなかった記憶があります。徐々に下半身が麻酔でジワーっとあたたかくなり、1人だけ地震を感じているような不思議な感覚になりました。そして出てきたらすぐに顔を見せてもらって、喜びと安堵でいっぱいに。

術中も担当の先生や助産師さんと楽しく会話したり、上にある照明器具に反射する自分のおなかが開けられたり閉じられるところを垣間見たり…(笑)、終始とても貴重な経験でした。経験した知人の助言で「産後はとにかく足を動かすこと!」と言われていたので、麻酔が切れ始めるとすぐに足をぐるぐる回すことを意識しました。

念のため夜間に痛み止めの坐薬を入れてもらったりもしましたが、思ったほど痛くなかったです。「おなか切ってるのに嘘でしょ!? 」と言われますが、本当です。確かに痛いですが全然耐えられない痛みではなく、実際翌朝にはスタスタ歩きましたし、授乳していても背中から入れている麻酔のおかげか後陣痛を感じませんでした。何よりかわいすぎて、それどころではなかっただけなのかもしれませんが。

しかし記憶に残る一番の苦しみは、絶飲食です。手術前日の21:00以降から手術翌日12:00までの39時間、絶飲食です。39時間て…病院にもよりますが、私の病院は術後の飲み物もNGだったのでかなり喉が渇きました。(フィルターを入れるタイプのマスクをしてカバーしました)

絶飲食を経てついに食べられたのは、
・10分粥
・梅干し
・お茶
…以上!音を立てて食べる野生動物の如く、バクバクっとあっという間に平らげました。

☆産前痛みレベル:1(張りがそこそこあったため)
☆産後痛みレベル:8
☆産後食欲レベル:10

【3人目:検査で引っかかるほど頭大きめ長男】

次女が帝王切開だったので、次も帝王切開。この決定事項はだいぶ気持ちを楽にしてくれました。3人目ともなると、産まれる予定が決まっていることの安心感は計り知れません。誕生日確定、入退院日確定、夫の育休取得の準備ができる、保育園への事前連絡、実家の手伝いの依頼などなど、いいことづくしです。

スクリーニング検査で、「頭部が大きめなので、細かい検査をしますね。」と言われ、さすがにこれには検索魔にならざるを得なかったのですが、結局全体的に大きめなだけで何も異常はなく、手術日に無事に出てくることだけを祈るばかりでした。ただ、大きめなせいかおなかの張りが3人の中で一番ひどく、早い段階から張り止めにお世話になりました。

3人目で初めてふくらはぎに静脈瘤ができたり、おなかの膨らみもNo1でしたし、おなかはどんどん下がってきました。手術予定日直前には台風で気圧が変わるたびに張りを感じ、陣痛か!? と焦ったものです。陣痛がきてしまうと緊急帝王切開に切り替わってしまうので、どうにか予定日まで待ってくれ…と毎日願掛けをしていました。

さらにコロナで長女と次女は見舞いにも来られないので、入院日には病院前で今生の別れとなり娘たちは大号泣の末バイバイすることに。前2回の出産時には感じたことのない、切なすぎる心の痛みがありました。手術自体は次女の時と変わらずでしたが、今回は背中の麻酔のせいで数週間左足の太ももに痺れのような違和感が残っていました。

前回同様、傷の痛みはそこまで無く耐えられる程度。授乳時も後陣痛を感じませんでした。他には、年を重ねたせいか前2回よりも股関節の痛みがあり、5カ月経った今でもストレッチをしてケアしています。前回の経験を生かし、絶飲食の苦しみ対策としてスナックを持参したのである程度は回避できました(笑)。

☆産前痛みレベル:2(おなかの張りがそれなりに)
☆産後痛みレベル:8
☆長女次女を置いていく心が痛いレベル:7

結局どっちが痛い??

難しいですが、この質問には「どっちも痛いし、どっちも痛くないよ!」と答えています。みなさんそうだと思いますが、かわいすぎて痛みなんて忘れてしまう、というのが正直なところではないでしょうか。ただこの一大イベントの2パターンを経験できたことは、かなり有意義で人生の経験値を上げることになったなと思います。

毎日の風呂では傷口が見えるので、子どもたちに性教育ができ一石二鳥。帝王切開というワードをすでに理解している長女と次女を誇りに思っています!

痛みより何よりかわいさ&愛おしさが圧倒的勝利!

この記事を書いた人

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東京都

へっぽこやま

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3きょうだい(小1、年中、1歳児)の母。趣味も仕事も映画です。ミュージカルが大好き!バスケもたまにやってます。背が高いです。いつも声が大きいと言われます。

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