更新 :
宿題の「間違い直し」を変えたら親子のイライラ…が激減!
子どもの勉強を見ていて、お互いにイライラすることはありませんか? 親が子どもに勉強を教えるとぶつかりがちなので、「勉強に関しては外注をする(塾や家庭教師に依頼する)ことにしている」という話もよく聞きます。
わが家の長男は小学2年生。外注するほど勉強をしていないし、そもそも私が勉強を教えることもほとんどない。それでもお互いイライラすることがある今日この頃。その“イライラするタイミング”は、宿題の「間違い直し」をする時なのです。
私が丸つけをしている内容
長男の通う小学校では、毎日「音読」「算数」「漢字」の宿題が出ます。
基本的に算数の宿題は「ナビマ」という、ひとり1台貸与されているPCで行うのですが、たまにプリントの宿題になることがあり、その時だけ親が丸つけをする流れ。
まだ小学生2年生の算数ということもあり、サラッと丸つけをすることができるのですが…。
私たち親子のイライラする流れ
最近、私たち親子のイライラする流れが、毎回同じであることに気づきました
・間違いを発見して、私が「×」をつけた瞬間、息子の表情がくもる
↓
・そんな息子を見つつ、私は「レベルアップするチャンスだね」と(一応)声かけする
↓
・声かけに対して、無言の息子
↓
・私がプリントを戻すと、息子は明らかに面倒くさそうに消しゴムで消しはじめる
↓
・きちんと手でプリントを固定せずに消すために、プリントが「ぐしゃっ」となったり破れたり
↓
・その状況に、息子イライラし始める。それを見ている私もイライラし始める
今回の一連の流れの書き方だと、息子からイライラし始める感じになっていますが、「ぐしゃっ」とした辺りで、私の方が先にイラッときている可能性は大です(笑)。
何はともあれ、負のスパイラル突入です〜!
イライラしない方法
大人の私でも、会社でのやり直し作業は正直「面倒」と思うのだから、子どもならなおさら。そこで宿題で「間違い」を見つけた時の流れを下記のように変えてみました。
1. 私は間違いを見上げたら「×」の代わりに二重線を引く
2. 息子は消しゴムで消す作業はせず、正しい答えを下に書く
3.できたら丸をつける
消しゴムで消す作業が面倒、消しゴムでうまく消せなくてイライラ、そんな気持ちをなくすためにはじめた取り組みは大成功! 実際にこの方法を続けてみると、さらに良いことが…。
「間違い」に二重線を引くことによる効果
「間違い」を消しゴムで消してしまうのではなく、「間違い」を消さずに残しておくことで、パラパラとプリントを振り返った際に「あ、こんな間違え方はもうしないようにしなきゃ!」と、どのように間違えたかが、インプットしやすいのです。
また苦手としているポイントや間違えのクセが何なのかも見えてきました。
「間違い直し」で大切にしたいこと
「間違い直し」で大切なのは、消しゴムで「間違った答えをきれいに消す」ことではありません。重要なのは、「間違った問題を直す」こと。そして次に同じ問題に当たった時に、同じ間違いを繰り返さないこと。
それに気づいてからは、「消しゴムでキレイに消さなきゃ!」というストレスを無くして、やり直しする意欲をできるだけ減らさないようにしています。
きっとこれからもイライラするし、ときにはケンカにもなるけれど、それでも親子でその都度、乗り越えていきたいです。