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趣味は模様替え!3歳差兄弟の建築士ママ

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ストライダーレースで急成長!2歳の息子と親の体験記

ストライダーレースで急成長!2歳の息子と親の体験記

ストライダーをご存知ですか?
ストライダーとはペダルなし二輪車で、足で地面を蹴って進む新しいコンセプトのキッズバイク。ストライダーはペダルがなく、超軽量設計のため1歳半~3歳の子どもでも自由にコントロールすることができ、バランス感覚を養うのに有効な玩具としても有名。
最近では2歳の誕生日プレゼントといったら「ストライダー」という話をよく耳にするほど。
わが家の息子も、2歳の誕生日にじぃじとばぁばからもらったプレゼントがストライダー。保育園へ行く途中の自転車屋さんで毎日指差していたストライダーが、自分のモノになったことがとてもうれしそう。

全国各地で開催されているストライダーレース

ストライダーは初心者からベテランまで、みんなが楽しめるイベントがオールシーズン開催されていることもうれしいポイント。
たくさんのイベントが開催されている中、私がおすすめするのはストライダーレース!
「ストライダーワールドチャンピオンシップ」、「ストライダーカップ」、「ストライダーエンジョイカップ」、「スノーストライダー」などのレースイベントが全国各地で開催されている。

初めて参加!ストライダーカップ体験談

わが家も購入後ストライダーカップにエントリー。
すぐに練習を始めるつもりが…あいにくの雨続き。
ようやく最初の一歩が出て、前に進めるようになったのはレース3日前のことだった。

大会当日はこれまでの天気がうそのように気持ち良い天気。息子もやる気満々で受付をした。
しかしコースを見て私たちは驚愕した。なんと下り坂からのスタート。さらに後半にはパンプ(でこぼこ道)まである。
ゼッケンへ「目指せ!完走ーッ!!」と書いたもののこの時点で完走は難しいと確信した。
練習走行している時、ヨチヨチ進む息子の横にいたスタッフの方へ「こんな感じなのですが、ご迷惑になってしまうから本番は出ない方がよいですよね?」と声をかけると、「私はMCなのですが、全員が完走する最後まで全力で応援し続けますのでぜひとも頑張ってください!」と温かい笑顔で応援してくれた。

さて本番。パパとスタートラインに立った息子はやる気に満ちあふれていた。選手紹介で名前を呼ばれると、小さなカラダを上下に揺らしながら両手を上げてアピール。1位でゴールしてしまいそうな気迫さえ感じられた。

「レディ セット ゴーッ!」の掛け声でレースは始まった。
みんなが下り坂をものすごい勢いでかけおりる中、息子はゆっくり1歩ずつ進み始めた。写真撮影を担当している私にとっては、この上なくありがたいスピードだった。

うしろから「⚪︎⚪︎選手、第1ヘアピン通過ッ!」というアナウンスが聞こえてくるころ、息子はやっとスタートの下り坂をおりたところだった。
会場の雰囲気と初めての下り坂に圧倒されながらも、スタート台をクリアできたことへの自信が息子をさらに前へ導いてくれたように思う。
ここからゴールまでの道のりは本当に長かった。
途中で泣いてしまうのではないか、ストライダーへ乗ることをやめてしまうのではないか、ママの所へ来て辞退になってしまうのではないか、色々な不安がよぎった。
しかし息子はストライダーからおりることなく、コースに落ちていた落ち葉を拾ってスタッフの方へプレゼントしたり、空を見上げて飛行機を見たり、応援席の方へ手を振ったりしながら、あくまでマイペースに前進していた。

そんなこんなでなんとかパンプにたどり着くことができた。パンプはさすがにできないので、ここはスルーしてゴール! 母としてはここまで進めたことがとてうれしく誇らしかった。

しかし、そう思っていた矢先。なんと息子がパンプを登りはじめた!夫も私も目が点になりながらも、すぐに我に返り全力で応援した。しかし、頑張りむなしく転んでしまう。
思わず走り寄って手を差し出そうとした私へ「お母さん、大丈夫ですよ」とスタッフの方(あとから知ったのですが、この方がストライダージャパンの社長さん)。
助けたい気持ちを必死でこらえて、息子が立ち上がるのを待った。
自分で立ち上がった息子は、自らまたストライダーへまたがった。その時の息子の表情を見て、私はゴールで息子を待っていようと思った。ヨチヨチ進み始めた息子を横目に、夫とゴール席へ走った。
息子はゆっくり、でも確実にゴールへ向かってきた。頑張った息子を一刻も早く抱きしめたい気持ちを抑えてゴール席で待ち続けた。気がつけば、同じレースでスタートしたお友達やその親御さんも一緒に応援してくれていた。

そんな中、息子は無事ゴールした。その顔は達成感と満足感があふれている、今までみたことのない表情だった。
そんな表情を写真に残そうとして気がつく。カメラがない…。応援に必死で、カメラはパンプ横へ忘れてきてしまっていた。
息子がゴールできたのはスタッフの方はじめ、遅い息子を一緒に応援してくれた会場にいたみなさんのおかげだと心から感謝している。
MCの方から「最後まで応援します!」という言葉がなかったらレースに出場していなかったと思う。
社長さんから「お母さん、大丈夫ですよ」という言葉がなかったらいつものように手助けしてしまっていたと思う。
会場にいたみなさんの応援がなかったら、迷惑をかけてしまった気持ちが勝り、気持ちよくゴールできなかったと思う。

家族それぞれのストーリー

ストライダーレースは子どもの成長にとどまらず、家族みんなで成長できるステキな機会。次回は息子も、そして私たちも一回り成長して挑みたいと思う。家族それぞれのストーリーを探しに、ストライダーレースに参加してみませんか?

この記事を書いた人

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かつき

趣味は模様替え!3歳差兄弟の建築士ママ

建築士、整理収納アドバイザー

フルタイム共働き夫婦と、3歳3ヶ月3学年差兄弟の4人暮らし。暮らしの「イライラ・モヤモヤ」を「ニコニコ・ラクラク」へ仕組化するのが得意◎ 共働き家庭の暮らしと子育てをゆるーく発信中。

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