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やさしい心を育む魔法のワード「ふわふわことば」を絵本から学ぶ
最近、保育園に通う4歳娘が「イヤっ」「もう、きらいっ」「ママとはあそばないっ」とトゲトゲしたケンカ調の言葉を発するようになり、「そんな言い方はないでしょっ!」とこちらもイライラして険悪ムード。
子どもは、親の話すこともよく聞いているし、家庭では使っていなくてもテレビやYouTube、周りの環境からもどんどん吸収して、言葉を学ぶ中でやっぱり真似てほしくない言葉もあるし…子どもにどう伝えたら良いのかなと迷っていました。
魔法の絵本『ことばえらびえほん ふわふわとちくちく』
そんな時に、娘が保育園で読んでもらってきた絵本が『ことばえらびえほん ふわふわとちくちく』。この絵本は、子どもが「ことばを選ぶ力」を身につけるための絵本。
「ありがとう」「よかったね」「がんばって」など、相手の心が元気になったり、楽しくなったりする【ふわふわことば】と、「うるさい」「あっちいって」「きらい」など、相手の心が痛くなったり、せつなくなったりする【ちくちくことば】。それぞれのことばを理解し、相手の気持ちに寄り添った【ふわふわことば】を使えるようになることを目的とした絵本です。
【ふわふわことば】と【ちくちくことば】どちらがステキな言葉かな?
絵本の中では、どちらがステキな言葉なのか、相手が嬉しくなる言葉かを問い、迷路などで遊びながら自然と【ふわふわことば】を選ぶような工夫がされています。そして「たった一言で相手の気持ちが明るくなったり暗くなったりする」という大切なことを教えてくれます。
また、ついつい【ちくちくことば】が出てしまいそうなシーンでも、たとえば本を読んでいる時に友達が喋っている時、「うるさい」と言わずに「小さな声でお話しして」というように、どういう言い方に変換すれば【ふわふわことば】で表現できるのかということを一緒に考えさせてくれます。
【ふわふわことば】の概念が親子の会話を変える!
『ことばえらびえほん ふわふわとちくちく』に出あってから、娘も【ふわふわことば】を積極的に使ってくれるようになり、【ちくちくことば】を使ってしまった時も、「今のちくちくだね」と言うとすっと受け入れてくれるようになりました。
私も朝のしたくで急いでいる時など、ついつい「早くしてよー」などと言うと、娘に「あっママ、今のはちくちくだよー」と注意されることも。
大事なことは「言葉を選ぶ力」
ちくちく言葉や嫌な言葉、これから子どもの世界がますます広がっていく中で、たくさんの言葉に触れる機会があると思います。それらの言葉を知ること自体は悪いことではなく、大切なことは、子どもがどの言葉を選んで発するかということなんだと絵本を読んで気づきました。基礎となる「ことばを選ぶ力」を就学前の今の時期に身につけていけるように、子どもに伝えていきたいなと思います。
ステキな言葉を大人も一緒に学びたい!
【ふわふわことば】という概念を知って、あらためて大人も気付かされることが多くありました。昔、私は「ほめ検定」という検定を受けたことがあるのですが、ポジティブワードで話すことが大切だと学びました。
例えば少し前に流行ったワードですが「KY(空気読めない)だね」。言われた相手も嫌な気分になるし、トゲトゲした感じがしますよね。それを「場の空気を変えられる人」とポジティブに変換すると、相手も悪い気がしないし、発した方も未来志向な気持ちになります。親としても社会人としても、あらためて【ふわふわことば】を選択して発していきたいなと考えるきっかけになりました。
【ふわふわことば】で周りも自分もHAPPYに!
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