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ひと晩でできる自由研究!神秘的なセミの羽化を家で観察しよう
※以下、虫の画像が多数掲載されておりますので、苦手な方はご注意ください
夏ですね!セミがミンミンジリジリ鳴き始める時期。個人的には、セミは大の苦手で、夏の終わりのセミ爆弾は、本当に勘弁してーと言いたいけれど、子ども達はセミ大好き!公園に行っても必死で捕まえようとしています。
そんなセミの羽化、みなさん見たことありますか?何年も土の中で過ごしていたセミが、ついに地上にやってきて、飛び立つ瞬間はまさに神秘!わが家は昨年、近所の公園でたまたま幼虫を見かけて以来、羽化職人と化した夫と子ども達が自宅で羽化を観察して楽しんでいます。
虫嫌いの私も羽化の瞬間は何だか幻想的で、セミということを忘れてついつい見入ってしまいます。ぜひ、この夏おうちで子どもと一緒にセミの羽化を観察してみてはいかがでしょうか?(虫の画像が多いので苦手な方、すみません。私も「ぎゃっ」てなります)
セミの羽化って?
セミの地上での生活は10日〜1カ月ととても短いです。でも実は、卵で約1年、土の中で2〜5年と、トータルでの一生はさほど短いわけではありません。
こうして土の中で長い期間過ごしたセミは、地上に出てきて、幼虫から脱皮で羽化して成虫になります。(サナギの時期がないので不完全変態という成長のようです)
羽化を家で観察する手順
それでは、羽化を家で観察する手順を紹介します。ざっくりなので、捕まえ方や観察の仕方は、専門的なブログなどで紹介されているので参考にしてください。
1.セミを探す!
19時30分くらいの少し暗くなった頃に、公園で地上から出てきたセミの幼虫を採集する。地面の穴が幼虫がでてきたところなので、その辺を探そう!虫さされに注意して、虫除けスプレーや長袖の着用をお忘れなく。
2.家で木の枝やレースのカーテン、網戸など捕まることができるところにとまらせる
3.羽化が始まるので観察する
羽化スタートから1時間くらいで全身が殻からでてきて、その後2時間くらいではねが乾いて羽化が完了します。この過程がめちゃくちゃ神秘的!
4.お別れの準備
翌朝にはしっかりセミになって飛び立つので、羽化が完了したら(十分にはねがかわいていることを確認したら)、家の中で観察している場合は外に移動させる。観察させてくれた感謝を込めて、鳥などに襲われることなく飛び立てることを祈ってお見送りします!ずっと家の中にいると、翌朝家の中で飛ばれるので注意!!
家で観察するにあたっての注意点
羽化はとっても繊細なので(自然界でも羽化が成功するのは6割くらいだそう)、家で観察するなら以下を守って、見守るようにしましょう!
1.幼虫を採集するときは、地面を歩いている幼虫にし、高いところにとまって動かない幼虫(羽化を開始しようとしている)は捕まえない!羽化の途中で触られると失敗してしまいます
2.幼虫は落下させたりしないように、やさしく虫かごなどに入れて連れて帰ります。むやみに触るのもストレスになるのでやめましょう!
3.観察中、羽化が始まるまでは、部屋の明かりを消して暗くして待つ。明るいと羽化を始めることができません。羽化が始まると多少電気をつけて観察できるようですが、カメラのフラッシュなどはストレスになるのでやめましょう!
4.羽化の途中のセミには絶対に触らない。子どもはツンツンしたくなりがちですが、一緒に見守りましょう!
セミの羽化から学ぶこと
セミが羽化する瞬間を観察することで、子ども達がより一層セミに興味を持って観察するようになりました!また、身近なところから、自然や生態に興味を持つきっかけができて良かったなと思います。私も極度の虫嫌いですが、幼虫を少し触れるくらいには克服できました!!
この夏は、親子でセミの羽化を観察してみよう!
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