更新 :
子どもの動画選択どうしてる?新配信サービス「こども映画プラス」
「こども映画プラス」というサービスが6月から配信開始!
今回、子どもと一緒に鑑賞したのでその様子をお伝えしたいと思います。
毎月4~8本の子どもに観て欲しい学びのある短編映画をプロが厳選。
今月は「つみきのいえ」という娘が大好きな作品もありました。
毎日のテレビタイム何観てる?
子どものテレビタイムに観る番組の選択はだれがしていますか?
子どもが観たいといったら、残虐なシーンがあっても観せる?観せない?
わが家はまだ観せないようにしています。
だけど、そういうシーンがあるとは知らずに観てしまったことも…。
そういった心配がなく子どもに観せられるのはいいですね。
そして、観たらそれで終わりになるのではなく、そのあとも深く考えて、学べる作品をすでに選定してくれているというのは親としてはありがたいサービスです。
アカデミー賞受賞作「つみきのいえ」
題名を聞いて、どこかで聞いたことあると思う人もいるのではないでしょうか。
「つみきのいえ」は第81回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞している作品です。
【あらすじ】
水に沈みかけた街で、ひとり暮らすおじいさん。
おじいさんの家は水面が上昇する度に上へ上へと、つみきを重ねるように伸びていきます。
ある日、おじいさんは家族との思い出をたどり、下へ下へと水の中へ潜ってみるのでした。
この物語、家族を思いながら下へ下へ下へと降りていくのですが、どの階にもステキな思い出があって、人生を思い返す老人の姿が切なくも家族の歴史にほっこりとした気持ちになるのです。
娘はこの作品を以前に鑑賞したことがありました。
だけど、前より理解力が深まっているように思いました。
このおじいさんが動画の中では「ひとりぼっちでかわいそうだね」といっていた娘。
この動画を鑑賞後に実際につみきをしたり、映画と絵本の同じところや違うところを探してみましょうというアドバイスがサイトにありました。
そこで、絵本を購入して子どもたちと読んでみました。
なんとおじいさんはひとりぼっちではないことが判明!
お友達と楽しい毎日を過ごしていることがわかり娘もにこにこ。
「つみきのいえ」みたいな家を思い出しながらつみきで作ってみたり。
動画を鑑賞したあとも作品を思い出す機会が増えるのは、子ども達にとって同じ遊びをするのでもプラスの時間になっていると思いました。
そして、子どもが大きくなっていく中で環境問題を考える一作にもなると思いました。
高畑勲監督作品「パンダ・コパンダ」
ジブリで有名な宮崎駿が脚本を担当したこの作品。
久しぶりに子どもと観るとおもしろかったです。
子どもも2人とも笑いながら観ていました。
娘は「トトロに似てるね」という発言もしていて、監督や脚本家の情報を知らないのに、作品を観てそういうふうに子どもの感性でも感じられるのはすごいなと思いました。
5分程度の短編も!
「お坊さんとさかな」は「岸辺のふたり」「レッド・タートル」のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督が贈る楽しいリズムのアニメーション。
こちら台詞がない作品でした。
2歳の息子もお坊さんと魚のやり取りや仕草をみて笑っていました。
「ワン トゥ ツリー」
第16回広島国際アニメーションフェスティバル国際審査員特別賞受賞した作品。
木が赤い靴をはいて、森から抜け出して繰り広げる大冒険。
第32回シカゴ国際こども映画祭こども審査員賞などを受賞したアニメーション。
こちらの作品が、2人とも一番難解というのか、少し理解しにくかったのかな?と思いました。
だけど、これはこういうことなのよと大人が説明するのはどうなのかな?と思い繰り返し観せてみることに。
何日かたつと、少しずつ「このシーンのあとはこうなるんだよねー」というような会話を2人でしている姿が。
そして、「この木たちもずっと立ってるのはつまんないのかなー?」と、自分なりにこの物語について考えている様子がみられる日もありました。
まとめ
今月から配信が始まった「こども映画プラス」。
本音をいうと最初は月4本だけ!?と思ったのですが…子どもが本当に動画を集中して観られる時間は短いと思います。
全部で1時間程度になるように選定してくれているようです。
わが家では夕食後の、私が食器を洗ったり、洗濯物をたたむ家事の時間を利用して動画を観せるようにしています。
いつも一緒の動画ということに、最初は拒否感もあった子どもたちですが、習慣化してしまえばこっちのもん!
同じ動画がいいというくらいにまでなってきました。
最近はいくらでも新しい動画が簡単に観れる時代。
だけど、その動画は子どもの心を豊かにしてくれるのか?
親が学びある動画を選択してあげるということも大切だと思いました。
そして、観るだけで終らない。
絵本や積み木など、ほかの遊びにつなげるということがとても大切だとおもいました。