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寝ている間のコンタクトで視力が改善!?【オルソケラトロジー】小学生がやってみた

寝ている間のコンタクトで視力が改善!?【オルソケラトロジー】小学生がやってみた

小学三年生の娘。視力が徐々に下がり始め、眼鏡をかけ始めようかなと考え始めたころ、夜、寝ている間にコンタクトをつけて視力をアップさせる【オルソケラトロジー】という治療法があるという話を聞き、実際に体験してみることにしました。

【オルソケラトロジー】とは、コンタクトレンズを装着することでレンズが角膜を矯正し、日中は裸眼で生活することができ、近視の抑制につながるという治療法です。
「ナイトコンタクト」という呼び方のほうで存在は知っている、という人もいるかも。

コンタクト装着までの流れと費用

まず、オルソケラトロジーを実施している眼科へいき、視力や眼圧をはかったあと、角膜の様子や目のカーブなどを調べ
瞳が実際にレンズがつけられる状態なのかをチェックします。
大丈夫であれば、瞳にあったテストレンズを装着します。

このあとの流れはクリニックによって異なるようですが、レンズを注文し(私と娘が利用したクリニックでは両目で3万円ほど)、後日購入したレンズが到着してから装着練習に入ります。
その後、1か月の使用期間を経て本契約となり、そちらは15万円ほどかかりました。

こちらが購入したレンズとそのケアセット。

洗浄液や、特別なつけ置き用の液、ケースなどが入っています

ハードコンタクトよりひとまわり大きいサイズで、だいたい黒目のサイズぴったりくらいの大きさです。
右が赤、左が青とわかれていました。

Red(赤)のRight(右目)と、bLue(青)のLeft(左目)と覚えています

外し方やレンズの取り扱いはハードコンタクトとほぼ同じですが、レンズのサイズがちがうので、ケースは必ずオルソケラトロジー専用のものを使って、とのことでした。

これを、夜寝る直前に装着して寝て、起きたら外すだけ。

ハードコンタクト同様、こちらのスポイトを使います。

小さい子にコンタクトってほんとに大丈夫!?

とはいっても、です。

普段、コンタクトを使用している私。もう四半世紀使っているかも!?
そんな長いコンタクト人生の中には、装着したまま寝てしまい、起きたらまぶたの裏に貼りついてとれない…!なんていうのは若かりし頃の思い出も…(お恥ずかしい)

なので、寝ている間にコンタクトって、大丈夫なの!? 目の上のほうに移動しちゃったりしないの!? と最初はとっても不安でした。

実際、最初に装着したときにズレてしまっていたりすると、きちんと矯正された視力が出なくなってしまうそうなので、夜寝る前に着けたときに必ず黒目の位置にレンズが乗っているかを確認し、つけたらすぐ寝るようにしてあまり目を動かさないようにしたほうがいいみたい。

また、アレルギー体質の子は目がかゆいと感じる子がいるらしく、目をこすってしまってレンズが外れてしまうこともあるそうなので、かゆみ止めの目薬も同時に処方されました。

左から抗アレルギー点眼薬、ステロイドの目薬、保湿の目薬です

起きてきたときは毎朝、「なくなってないよね!? あるよね!? 」と内心ドキドキしていますが、今のところ毎日娘の目にしっかりとどまってくれています。

見えるようになったことに感激な娘

朝起きてレンズをスポイトで外したあと「すごい!!よく見える!!」と娘は大喜び。
つけてから数日間は、日中は見えていても時間がたつにつれて視力は下がっていったのですが…

装着日数が長くなるにつれて視力が上がっている時間も延びていき、たとえ1日だけコンタクトが装着できなかった日があっても、元の視力よりは上の度数でキープされるようになっているようす。
少しずつとはいえ視力アップが期待できそう。

最初は目がゴロゴロするとか、なんか変な感じ、とかブツブツ言って あまり前向きではなかった娘でしたが、ちゃんと見えるという喜びがそれを上回ったようで、今では全く嫌がらなくなりました。

母としても、よく見えなくてしかめ面をするようになってしまっていたり、広いところでよく迷子になってしまったりしていた娘が、目をぱっちり開けて活き活きとしている姿を見てホッと一安心。
かなり高額な治療ではあったものの、うれしそうにしている娘を見ると、やってよかったと実感しています。

見えるようになっても眼鏡は必須

【オルソケラトロジー】の治療で視力が上がっても、レンズを装着しない時間が増えてしまえば視力は徐々にもとに戻っていってしまいます。
なので、治療をスタートするときに、同時に眼鏡を作ることを指示されました。
夜、だんだん見づらくなってしまったり、災害時などにレンズをつけられない期間があったときのためです。

今は日中、眼鏡の必要性がほとんどない娘ですが、お守りとして毎日眼鏡を持って行っています。

「見えること」って、当たり前じゃない

数年をかけて少しずつ視力が下がっていってしまったので、「視力が落ちた」ということを 普段はあまり意識していなかった娘でしたが、一度見えづらくなってしまった毎日から、また見えるようになった日々を取り戻したことで、より「目の大切さ」に気づけたようです。

治療を始めたとはいえ、タブレットは長時間見ないテレビに近づきすぎないなど、日頃からできる目を大切にする行動はより意識して生活するようになりました。

目が見えるって、当たり前のことじゃない。
これからも、そのことを胸に自分の目を大切に生活していってほしいなと思います。

子供の視力が気になる方、これから【オルソケラトロジー】をやってみたいと考えている方に少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいいただきありがとうございました。
Have a nice day!!

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パートワーママ

夫、娘、息子&おばあちゃん犬と暮らしています。激狭庭に15種を超えるバラを育てるロザリアン。特技は早起き!ゆるくてお金をかけない知育を子供達と楽しんでいます。

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