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「サンタさんってパパとママなの?」小3の考察に感心、そして全力で知恵を振り絞って返した言葉
12月になると大人も子どもも心躍るイベント【クリスマス】が待っていますね!クリスマスといえばサンタさん。サンタさんの正体について小2長男の同級生で、家も近所のK君の年子のお姉ちゃんNちゃんに聞かれました・・・(汗)
なぜサンタさんの正体について気になったのか、Nちゃんの考察が凄かったのと、我が家でも注意せねばならぬな、と感じたことがあったため、全サンタクロースさんに【注意喚起】したいことを書きたいと思います。
小3女子の疑問
小2長男と仲良しのK君は4人兄弟の2番目で、年子のお姉ちゃん・Nちゃんと未就学の妹ちゃんが2人います。家が近所で家族ぐるみで仲良くさせて頂いており、K君の帰宅時間に合わせてお姉ちゃんのNちゃんがお迎えに来てくれたり、イベントの時にはK君や我が家の長男のことまで見守ってくれたり、本当に凄くしっかりしていて優しいお姉ちゃんなんです。
そんなNちゃんがある日、いつものように我が家で遊んでいたK君のお迎えに来た時のこと。
K君が帰り支度をしている時に、Nちゃんに「もうすぐクリスマス、楽しみだね~」と話を振るとNちゃんが浮かない表情で「サンタさんって、本当にいるのかな?」と聞いてきたんです。3年生ともなるとサンタさんの正体についてお友達と話すこともあるのかな?と思い聞いてみると、「実はね・・・」とNちゃんがサンタの正体について疑問に思った理由を教えてくれたのですが・・・
見てはいけないものを見てしまったNちゃん
ある日お母さんの携帯を借りていたNちゃん。その時にお父さんからLINEの通知があったそうで、そこには『サンタさんのプレゼント準備できたよ』と書かれていたそうなんです・・・!
それをたまたま見てしまったNちゃん。・・・あぁ、なんというタイミング。
そこでサンタさんの正体はお父さんとお母さんだったの・・・?と疑問に思ったNちゃんはお母さんに聞いてみたそうなのですが、うやむやにされてしまったようで。Nちゃん的に納得がいっていない様子でした。
「LINEに書いてあったから、今までもお父さんとお母さんがサンタさんのプレゼントを用意してたのかなって思ったの。サンタさんの正体って、本当はお父さんとお母さんなのかな?」
と私に聞くNちゃん。(曇りなき眼が心に突き刺さります・・・)
この返答によって、彼女の今後のクリスマスの印象が左右されることになってしまう・・・!サンタさんの正体を、近所のただのオバサンである私が伝えるなんて、恐れ多すぎて・・・Nちゃんの夢を、希望を、これからのクリスマスを!私が台無しにするわけには絶対!いけない・・・!!
皆さんならこの窮地にNちゃんになんて声をかけますか?
窮地に知恵を振り絞った結果
Nちゃんのこの言葉に、0.2秒ほど考えて
「おばちゃんはね、サンタさんは本当にいると思うよ。おばちゃんはサンタさんを信じてる。その証拠に我が家には長男と長女のところに毎年サンタさんからのプレゼントが届くよ。Nちゃんのお家もそうだよね?お父さんとお母さんのLINEのやりとりはおばちゃん見てないからわからないけど、きっとサンタさんに『NちゃんやK君、妹ちゃん達の欲しい物を伝えたよ』という意味の『プレゼント準備できたよ』という内容だったんじゃないかな?」
と返事をしました。すると曇っていたNちゃんの表情がパッと明るくなり「そっか・・・そうだよね。サンタさんはいるよね!」と納得してくれた様子でした。よよよ、良かった~
その後、NちゃんはK君とお家に帰宅しましたが、このやりとりをすぐさま夫に話し【LINEでサンタさん関係の話はしない】という我が家のルールが一つ増えました(笑)病院や公共交通機関を利用する時の待ち時間とかってついつい子どもに携帯を貸す場面もあると思うのですが、タイミングによっては今回のNちゃんのように子どもに見てほしくない内容の文面を送っていることもあったので、今後気を付けようと心に誓いました。これはお子さんを持つ全てのご家庭へ【注意喚起】させて頂きたいと思います!
後日談・・・
その数日後にNちゃん、K君のお母さんとお会いする機会があったので、早速今回の件をお伝えしました。運悪くLINEの通知を見てしまったNちゃんにサンタさんの正体を聞かれて困っていたこと、小3だから真実を伝えた方が良いのか迷う反面、妹ちゃん達がまだ小さいので今はまだ隠しておきたいけれど上手く説明出来ずにいたそうで、今回身内以外の人から『サンタさんはいるんだよ』と言ってもらえたことでNちゃんも納得してくれたそう。私の対応でNちゃんの夢を壊さずに済んで心底ホッとしました・・・!
私が子どもの頃にも『サンタさんは本当にいるんだよ』と教わって生きてきました。大きくなるにつれて煙突もないのにどうやって入ってくるんだろうとか、沢山の子ども達に一晩でプレゼントを配り終えられる訳がないとか、そんな矛盾を指摘して『サンタさんなんているはずがない』と言い切る私に『サンタさんは本当にいるんだよ』と言い続けてきた両親。成人して大人になってからもサンタさんは本当にいるんだよ、の一点張り。長男が生まれて初めてのクリスマスの時にサンタさんの正体を確信しましたが、寂しく思った反面、沢山夢を見させてもらったなと親の深い愛情を感じました。『信じる気持ち』って、大切ですよね。
Nちゃんの元に今年もサンタさんからのプレゼントが届きますように!!
今年も沢山の子ども達の元にサンタさんが来てくれますように・・・