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【映画】「金の国 水の国」幼稚園児のリアル感想
映画ライターママの杉本結です。
遅くなりましたが今年もよろしくお願いいたします。
今年も子ども達と楽しい遊びの情報や映画の情報などお届けできたらいいなと思います。
新年最初に紹介するのは映画「金の国 水の国」です。
こちらの作品、1位に輝いた作品は飛ぶように売れるという各界から大注目のランキング「このマンガがすごい!」で、2017年(「金の国 水の国」)、2018年(「マロニエ王国の七人の騎士」)と連続して1位(オンナ編)を獲得し、別作品で史上初めて二連覇を達成した唯一の作家・岩本ナオの作品です。
娘と一緒に試写をさせていただく機会をいただいたので娘の感想も!
気になるストーリーを紹介
広大な砂漠に君臨し、商業国家で水以外なんでも手に入る裕福な“金の国・アルハミト”と、貧しいが豊かな緑と水に恵まれた“水の国・バイカリ”。2つの国は戦争寸前であり、国交は100年間も断絶されていた。
“金の国”に暮らす誰からも相手にされない、おっとり王女サーラと、家族思いの貧しい“水の国”の建築士ナランバヤル。2人は敵国同士の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ、 “偽りの夫婦”を演じることになる。「何事も平和が一番」と笑顔を絶やさず穏やかなサーラに、いつしか心を射抜かれたナランバヤルは、水資源が枯渇している“金の国”の実態を知り、「お嬢さんが生きている間に、水に困らない国にしたい」とサーラの未来を案じ、戦争寸前の2つの国に国交を開かせようと決意するのだった。
その頃、サーラの父である国王は、先が見えない国の未来を戦争で一気に解決しようとしていた。禁忌ともいえる2国間の国交回復に乗り出したナランバヤルだったが、“金の国”王宮では、彼の暗殺計画が持ち上がっていた!一方サーラは、覚悟を決めて2つの国を隔てる大きな壁を越え、彼の故郷・水の国バイカリに足を踏み入れる。だが、そこで彼女を待っていたのは衝撃の真実だった…。
周囲についていた2人だけの“小さな噓”は、やがてお互いを想いやる“優しい嘘”へと変わってゆく。お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人は、 果たして国の未来を変えることができるのか――。
原作がすごい!
1位に輝いた作品は飛ぶように売れるという各界から大注目のランキング「このマンガがすごい!」で、2017年(「金の国 水の国」)、2018年(「マロニエ王国の七人の騎士」)と連続して1位(オンナ編)を獲得し、別作品で史上初めて二連覇を達成した唯一の作家・岩本ナオの作品です。
ちなみにオトコ編とオンナ編で選出されるのでオンナ編の歴代受賞作がどれほどすごいかメディア化情報とあわせて紹介します。
2006,2007年「ハチミツとクローバー」アニメ、実写映画化
2008年「君に届け」アニメ、実写映画化
なんと2023.3Netflixで南沙良、鈴鹿央士でドラマ化
2009年「坂道のアポロン」アニメ、実写映画化
2010年「ちはやふる」アニメ、実写映画化
2011年「HER」
原作者ヤマシタトモコ他作品「さんかく窓の外側は夜」アニメ、実写映画化
2012年「花のズボラ飯」実写ドラマ化
2013年「俺物語!!」アニメ、実写映画化
2014年「さよならソルシエ」ミュージカル舞台化
2015年「ちーちゃんはちょっと足りない」
2016年「ヲタクに恋は難しい」実写映画化
2017年「金の国 水の国」アニメ映画化
2018年「マロニエ王国の七人の騎士」
2019年「メタモルフォーゼの縁側」実写映画化
2020年「さよならミニスカート」現在休載中
2021年「女の園の星」現在連載中、単行本特装版にアニメ収録
2022年「海が走るエンドロール」現在連載中
2023年「天幕のジャードゥーガル」現在連載中
作者の名前が「トマトスープ」というだけで話しのネタになりそう。
漫画が選出された時点ではまだ連載中ということで、受賞から5年ほどたってのアニメや映画化されることが多いこの賞。
そのため、待望の!!映画化というわけです。
娘の感想
今回、娘と一緒に試写で一足お先に鑑賞させていただきました。
映画やドラマ、アニメをよく一緒にみていて理解力も親の私が
「もうこんなことも理解出来るようになったのね!」と驚かされることも増えてきた4歳の年中さんの娘。
鑑賞前に担当の方に
『子供には難しい作品になってないですか?』
と質問したところこんな素敵な回答が。
「とても綺麗な映像と、可愛いアニメーションなので、ぜひお子様とも一緒に観ていただけると嬉しいです!プロデューサーや監督らは、『子供の未来を肯定していきたい』という思いを持って制作に臨んでおります。」
ということでした。
劇中では、最初戦争寸前の両国が描かれていてこの内容難しい?と思ったのですが後からそのことを娘に聞いてみたらそこに登場する
「犬と猫が可愛いかった」
という娘の感想。
そんなこと思ってみていたんだ。
この子らしいなとなんだかほんわかした気持ちになりながら他にも質問。
『どこのシーンが好きだった?』
「うーんと...」と少し考えてから
「曲が好きだった!」
なるほどー!
確かにすごく良いシーンで琴音さんの曲がどどーんっとかかって作品がどっかーんと盛り上がりが最高潮に達するので納得!
試写をみてからCMで流れるたびに
「これみたー」と言ってから鼻歌歌ってる娘。笑笑
子どもにも響く音楽の力はすごいなと思いました。
私も一緒に鑑賞して、とにかく絵が綺麗。
そして、無いものを力を合わせて補い合うことが出来れば人間ってまだまだ豊かになる!
未来への希望に満ちた作品でした。
親子で見られる素敵な機会をいただきありがとうございました。
作品詳細
◆タイトル:『金の国 水の国』
◆原作:岩本ナオ「金の国 水の国」(小学館フラワーコミックスαスペシャル刊)
◆ 配給:ワーナー・ブラザース映画
◆ コピーライト: ©岩本ナオ/小学館 ©2023「金の国 水の国」製作委員会
◆本予告: https://youtu.be/ZxYh-ezfyDk
【キャスト】
賀来賢人 浜辺美波
戸田恵子 神谷浩史 茶風林 てらそままさき 銀河万丈
木村昴 丸山壮史 沢城みゆき
【スタッフ】
監督:渡邉こと乃 脚本:坪田 文 音楽:Evan Call
テーマ曲(劇中歌):「優しい予感」「Brand New World」「Love Birds」
Vocal:琴音(ビクターエンタテインメント)
アニメーションプロデューサー:服部優太 キャラクターデザイン:高橋瑞香 美術設定:矢内京子
美術監督:清水友幸 色彩設計:田中花奈実 撮影監督:尾形拓哉 3DCG監督:田中康隆 板井義隆 特殊効果ディレクター:谷口久美子
編集:木村佳史子 音楽プロデューサー:千陽崇之 鈴木優花 音響監督:清水洋史
アニメーションスーパーバイザー:増原光幸
プロデューサー:谷生俊美 アソシエイトプロデューサー:小布施顕介
アニメーション制作:マッドハウス
【映画公式サイト/映画公式Twitter】kinnokuni-mizunokuni-movie.jp / @kinmizu_movie #金の国水の国