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「ひらけ~ゴマ」の「ゴマ」ってなんでゴマなのか知ってますか?
映画ライターママの杉本です。
気づけばもう2月も終わり。
毎日、娘の幼稚園の送迎を息子と一緒にしています。
マンションの自動ドアを通過するときに格好いいポーズをとって扉を開いてくれるお調子者の2歳の息子が「ひらけーいぬ」と言っていることに気づきました。
「あれ?イヌ?ごまじゃない」とツッコミを入れる私に
「なんでゴマなの?」と娘が聞いてきました。
なんで「ゴマ」なのか知っていますか?知らなかったので調べてみました。
この呪文どこからきてるの?
誰もが一度は口にしたことがあるワードともいえる
「ひらけーゴマ!」
これはイスラムやアラビアの伝説を集めた「アラビアンナイト」という本の中にある「アリババと40人の盗賊」というお話の中に登場するのが起源とされています。
余談になりますが日本では「アラビアンナイト」を「千夜一夜物語」という題名でよんでいます。
その中の物語には「アリババと40人の盗賊」以外に
「魔法のじゅうたん」「アラジンと魔法のランプ」「シンドバットの冒険」と馴染みの深いタイトルがずらりと並んでいます。
私も小さい頃に「アリババと40人の盗賊」を親に読み聞かせてもらって
「ひらけーゴマッ!」と父がおもしろく読んでくれていた思い出があります。
なのでそれは知っていたのですが・・・
とにかく、なんで「ゴマ!?」
そこが娘に言われて謎でした。
そして、息子は2歳でまだ「ごま」って知らないかもしれない。
だからってなんで「イヌ」って言ってるんだろう?
そして、娘にはまだこの話しを教えていないのにすでに
「ひらけゴマ」と言っているし馴染んでいます。
不思議だ。
謎は深まる…笑
海外でも「ひらけゴマ!」
これってそもそもなにか訳された時に日本だけ「ゴマ」になっちゃった説を考えて調べてみたところなんと!
英語でも「Open Sesame(開けゴマ!)」
フランス語でも「Sésame, ouvre-toi(ゴマよ、汝を開け!)」
中国やドイツも「ゴマ」だということがわかった。
結局・・・
調べた結果いくつかの説が浮上
1.ゴマが貴重だった説
中東では当時「ごま」が貴重な食材の一つだったので宝にみたてて呪文として使ったとう説。
これは個人の見解ではゴマ以外にも貴重な食材あっただろうしどうなのかな?
2.収穫の様子から説
ゴマは実ったときに房の中に包まれていて乾燥させてから房を開いて収穫するという一手間がありそのことからこの言葉が生まれた説。
これはありそう!
3.言葉に霊的な意味
ゴマを意味するアラビア語「シムシム」のシム(sim)に「毒」という意味があり、言葉自体に霊力が宿っていると考えられた。
なんだかこれもおもしろい!
神様の名前も「シムシム」にはあるようなのでありそう!
他にも調べると色々な説が諸説あるけれど
結局のところだれにもわからないという「開けゴマ」の語源。
そのことがわかった。
「ごま」って言ってたけど違う言葉でもいいよね。
「ひらけーいぬ」っていつまで息子は言ってくれるのか温かく見守ることにした杉本家でした。