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【新作映画】『愛しのクノール』が3歳息子に与えた影響とは!?
映画ライターママの杉本結です。
3歳の息子が幼稚園に通い出して本当に起きてる間中、ずっとなにか話しをしているほどのおしゃべりさんになってきました。
そして、「あれはなに?」「どうして?」「なんでなの?」と好奇心旺盛になっています。
5歳のお姉ちゃんはわりと静かにしていることが多いタイプなので2人の違いも楽しいなと思っています。
そんな好奇心旺盛に成長中の息子と映画好きに成長中の娘と一緒に今回7月7日公開『愛しのクノール』をひとあしお先に鑑賞させていただきました。
その様子や鑑賞後に起きたある出来事を紹介したいとおもいます。
『愛しのクノール』あらすじ
まもなく9歳になる少女バブスは、誕生日プレゼントに欲しかった仔犬のかわりに、祖父から子豚をプレゼントされます。
最初は不満だったバブスですが、一緒に過ごすうちに、クノール(子豚の名前)はかけがえのない存在になっていきます。
しかし、おじいちゃんが子豚をプレゼントした理由は、恐ろしい秘密が隠されていたのです。
逃げろ、クノール!!〇X△□にされちゃうぞ!
物語はとんでもない方向に進んでいきます...。
夏休みに劇場でぜひ!
今回鑑賞した『愛しのクノール』はオランダの作品です。
ちゃんと、子ども向けに日本語吹き替えされているので3歳の息子も楽しく鑑賞できました。
危ないおじいちゃんの声の吹き替えは泉谷しげるさんだったのがとてもおもしろくて良かったと思いました。
そして、3歳の息子も大爆笑していたのが、下ネタのシーン。
子どもって好きなんですよね。笑
世界共通の鉄板ネタなんだなと思うとこちらもなんだか笑ってしまいました。
コミカルな動きやストーリーもとてもテンポ良く、わかりやすい設定も子どもが楽しめるポイントになったと思います。
予想外の食育に!
本作、鑑賞後に自分たちが大好きなソーセージの正体が豚さんだったと知った子ども達。
『愛しのクノール』を鑑賞してから数日後、食卓にソーセージが並んだ日に息子が私に「ママ、これクノール?」と聞いてきました!
予期せぬ質問に私もなんて答えたらいいのか少し迷いましたが
「クノールではないけれど、クノールのお友達かもしれないね。いつも食べているお肉は鳥さんや豚さん、牛さんなんだよ。だから、残さないで大切に食べないといけないね。」
と息子に話しをしました。
息子はそうなんだ。ふーん。という反応だったのですが、
その時にえっ!?そうだったんだ...。と衝撃をうけていたのは娘の方でした。少し食べるのをためらっているようにみえました。
生き物を食べていることに初めて気づいた瞬間だったのかもしれません。
映画の中では残虐なシーンなどは特になかったのでよくわからなかったのだと思います。
映画を通じて普段食べているものは命ある生き物なんだということを子ども達に伝えるきっかけになりました。
ただただ楽しい映画も良いですが、なにか感じるものがあるって映画をみる醍醐味のように思います。
今回、3歳の息子が1つの作品を通して学びがあったことに嬉しく思いました。映画を見てるときには下ネタに笑っているだけだと思ってごめんね。
これからもたくさんの作品に出逢っていけるといいね!
このような機会をいただき関係者の皆様大変ありがとうございました。
作品情報
『愛しのクノール』
7月7日(金)より、<日本語吹替版> T・ジョイPRINCE品川ほか T・ジョイおよびイオンシネマ系劇場にて全国公開
7月8日(土)より、<日本語字幕版> ユーロスペース(渋谷)他にて順次公開
■配給:リスキット
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