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育休計16ヶ月取得!40歳/2児のパパ広告代理店サラリーマン

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育児と仕事の両方に本気で向き合った2024年に気付いた、男性だからこそ辛いこと

育児と仕事の両方に本気で向き合った2024年に気付いた、男性だからこそ辛いこと

12月を迎えて2024年も終わりに近付いておりますが、今年の1年を振り返っている方も多いのではないのでしょうか?
4歳2歳の育児に絶賛奮闘している41歳広告代理店サラリーマンの私にとって、今年は育児だけでなく可能な限り仕事にも本気で向き合った1年でした。

全力疾走して、気付いた男性目線の「育児と仕事の両立」の話、良ければお付き合い下さい。

これまでの背景

2020年長女出産時に6か月と2022年長男出産時に10か月、合計16か月の育休を取得し育児の大変さと素晴らしさを体感しました。本筋ではないので本日は割愛しますが「合計16か月の育休を取得して、今父として思うこと」などもブログにしているので良ければご覧ください。

育休で育児の大変さと素晴らしさを体感したからこそ、育休復職後も家庭優先の働き方をさせてもらっていました。

具体的には、朝、子供が起きてから保育園に送り出す「朝育児コアタイム」(7:00~9:30)と夕方お迎えしてから寝かしつける夕方育児コアタイム(17:00~20:00)は打ち合わせや会議が入らないように設定させてもらい、その時間に発生した会議などは子供が寝た後か、翌朝子供が起きる前に録画でキャッチアップさせてもらうといった働き方です。

仕事の量や質に関しては最低限のパフォーマンスは維持しつつ、熱でお迎えに行かなければならないなどの不測のトラブルに対応すべく積極的に仕事を引き受けることはせず(案件を受けすぎると不測の事態の際に逆に迷惑かける)に、育児中心の働き方をさせてもらっていました。

仕事に本気で向き合っていない自分に気付いた2023年末

上記のような働き方が子供が小さい私にとっての自分なりのベストな生き方と考えていたのですが、2023年末に当時の上長との面談で「今年は評価は下がりはしないけど上げられないと思う。浅田くらいのクラスならもう少し期待を上回るパフォーマンスが欲しい」と言われたんですね。まぁこの働き方をしていたらこういう評価だよなと納得しつつ、なんだかモヤモヤした自分がいて、このモヤモヤの正体はなんだろう?と深堀りしてみたんです。

家庭優先にする以上、仕事上の成果は出しづらくなるので、ある一定の「評価を手放す」という勇気が求められるかと思います。華々しい成果を出す同僚を見て羨む気持ちが無いわけではないですが、これが自分の決めた道だからと家庭優先の自分を信じて貫いてきました。この「評価を手放す」という覚悟はしているつもりであったのに、なぜかモヤモヤしている自分。

そして辿り着いた結論は「家庭優先」の価値観は良いけれど、その家庭優先にした上での限られた時間の中で「真剣に仕事に向き合っていない自分」にモヤモヤしているんだということ。不測のトラブルに備えて積極的に案件を受けないといった受け身の姿勢は、言い換えれば「家庭優先」を理由にして仕事から逃げているのだと気付かされました。これではダメだと気付き、2024年は仕事「も」頑張る年にしようと決意しました。

2024年の目標は育児を優先した上で全力で仕事に向き合う

そんな2023年末の自身の反省を踏まえ、2024年は育児を最優先にしながらも(引き続き朝晩の育児コアタイムは仕事を抜けさせてもらう働き方)限られた時間の中で全力で仕事に真摯に誠実に向き合い取り組むということを決意しました。

案件を前向きかつ積極的に引き受け、与えられた仕事だけでなくチームのために自分のできることは何なのかを常に考え、主体的に行動する。視座を高く持ちチームのために会社のためにチャレンジし続け、後輩を正しい方向に導く。

あぁ、そうだ、仕事って後ろ向きに引き受けると面倒なものになるのに、前向きに受けると楽しいものなんだったと改めて気付かされました。今年は仕事が本当に楽しかったし、何より前向きに取り組んだことでまた前向きな仕事や縁に出会うという1年で、本当に公私ともに充実していたと振り返って思うところです。

男性だからこそ起きてくる辛いところ

ただ、良い事ばかりではなくて、一生懸命育児にも取り組む「男性」だからこその悩みもたくさんありました。。。

ある後輩が「18:00~の打ち合わせって厳しいですよね・・・?」と聞いてきて「お迎えやらがありごめんね、録画でキャッチアップさせてもらうね」と返しつつ「今後もこの時間は基本厳しいですか?」と聞いてきたので「基本厳しいと考えてもらえるとありがたいです」と返答。

20代の独身子供なし働き盛り世代からしたら朝晩育児で抜けるなんて信じられないし想像できないんだろうなと、申し訳ない気持ちになりながら色々考えさせられました。法律改正や制度面がいくら充実してようとも「男性なのに育児優先なの?」といった暗黙の中での根強い価値観はまだ残っていて、その見えない空気感のようなものと戦っているのは男性だからこその悩みなのかもしれないと痛感した1年です。

最後に・・・

育児と仕事のバランスに正解みたいなものは無く、育児フェーズで変わるようにも思うので、これからも常に悩んでいくものなのかなとも思うところです。ただ、いずれにせよどちらの領域にも真剣に向きあっている自分でありたいなと思っています。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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東京

浅田伊佐夫

育休計16ヶ月取得!40歳/2児のパパ広告代理店サラリーマン

4歳(女)2歳(男)。育休を取得し、育児の素晴らしさと大変さを体感。「男性が当事者として育児をするのが当たり前の社会」を目指し、父目線の育児ブログを発信中。

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