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「おうち学習」ゼロが習慣化するまで。スタートは朝時間の見直し
小学校2年生の息子の「おうち学習」は本人が勉強に興味をもってから…と後回しにしてきました。夫婦ともにフルタイム勤務のため、時間の確保が難しかったのと、幼児期から小学校低学年くらいの時期は「机に座って学ぶよりも、外へ出かけたり、五感を使った経験たくさんしてほしい」という夫婦共通の思いもあったからです。
しかし夏休みの小学校の面談時、担任の先生から、息子が「勉強に対して、とても意欲的であること」「特に算数が優れているがおうちで何かやっているのか」という話があり、息子が勉強にも興味をもちはじめていることを知りました。そこで、いよいよ「おうち学習」を取り入れていかなくては…と感じたのです。
これまでの過ごし方と見直したこと
●家族時間30分と睡眠10時間を確保する毎日
前述したように、これまで「おうち学習」は一切やってきませんでした。自宅で勉強している姿を見る機会といえば、学童で済ませられなかった宿題をしている時だけ。それでも、家族時間30分と睡眠10時間を確保しようとすると、あっという間に過ぎ去っていく毎日。「おうち学習」をするとなると、「家族時間をなくす?」あるいは「睡眠時間を削る?」どちらも大切な時間なのに…と堂々巡りしていました。
●1日の過ごし方を書き出してみたら発見が!
そこで、1日の時間の使い方を書き出してみることに。すると「おうち学習する時間がない!」と思っていた1日に、思いがけない時間を見つけたのです! 毎日充実した家族時間を過ごし、10時間睡眠が定着している子どもたち、朝はスッキリ目覚めて、ふたりでひと遊びをした後「お腹空いた~」と両親を起こしてくれています。
そこで「おうち学習」は、朝の時間に取り組むことにしたのです。最大の課題はただひとつ、私が子どもと一緒に早く起きることでした。
朝一番に縄跳び勝負
兄弟ふたりで楽しく遊んでいた時間を「おうち学習」の時間にしようと提案すると反発されそうだったので、まずは「明日の朝、縄跳び勝負しない?」と提案してみました。すると予想通り、「いいよ、ママに負けるわけないじゃん!」と威勢のいい返事。
翌朝から、一緒に縄跳びに楽しく取り組むことができました。早起きに慣れていない私の目覚ましにも、ちょうど良かったです(笑)。また縄跳びはテラスで行っているので、外気温に触れ、太陽光を浴び、自律神経を整えるのにも◎
朝20分間のおうち学習
縄跳びは案の定、息子の大勝利! そこで「算数だったらママが勝てると思う、勝負しよ?」とすかさず持ち掛け、計算タイムを競いました。息子は算数が得意だったので、計算競争をして集中力を高めてから、そのまま間髪いれずに、一緒に音読をし、漢字をし、文章問題を解く流れを作っておきました。今では毎朝、計算は50秒、音読は3分、漢字は6分、文章問題は10分、合計20分程度の「おうち学習」に自然に取り組めています。
朝、有意義に過ごすために
有意義な朝時間を過ごすために、夜のうちに取り組んでいることがひとつあります。それは歯ブラシの時間を決めておくこと。朝から活動的に過ごしている息子たちは、20時半くらいから眠くなり始めます。その時に歯ブラシが終わっていないと、すぐに寝れず息子はグズグズ、私はイライラ!
寝る前にグズグズ、イライラすると、睡眠中もそんな気分が続いてしまいそう! だから歯ブラシは寝る直前ではなく、決まった時間に終えられるように決めています。
親のかかわり方
息子たちを見ていて思うのは、親があれこれしなくても「勝手にたくましく育つ力があるのだな」ということ。さらに子どもをよく見て、タイミング良く与えるべきものを与えると、その成長率はグンと大きくなるように思います。
●楽しくが長続きの秘訣
また、子どもは楽しいことが大好き! どんな事でも、楽しいと感じてもらえるような仕掛け作りができる親でありたいなと思っています。ちなみにわが家の「おうち学習」は、息子が「あたまぶっとびタイム」と命名! 私が縄跳びで疲れてちょっとソファーに座ろうものなら「ほら、ママ、あたまぶっとばそ!」と誘ってくれる毎日です。
見直した期間と子どもの変化
現在、長男は小学2年生。「おうち学習(あたまぶっとびタイム)」を取り入れるようになったのは、2年生の夏休み後半から。現在、ちょうど1か月継続していることになります。まだ目に見えた効果は得られていませんが、継続していきたいと思える、朝の過ごし方となっています。