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検定合格への道!フルタイム2児の母に検定合格は可能か試してみた
2023年がスタートしました! 新しいことにチャレンジしたいと考えているパパママも多いのではないでしょうか。昨年度の話になりますが、私は気になっていた「eco検定」を受けました。
今回は、フルタイム勤務で幼い子ども2人と過ごしながらの勉強の進め方や、検定を受けたことでの心境の変化などを紹介します。新しいことにチャレンジしたいと考えているパパママの背中を少しでも押せたら嬉しいです。
eco検定を知っていますか
「eco検定(エコ検定)」とは、東京商工会議所が主催する民間資格のひとつ。eco検定の目的は、複雑・多様化する環境問題に関する幅広い知識を身につけ、ビジネスと環境の相関を的確に説明できる人材を育成することなのだとか。
企業間取引はもちろん、消費者一人ひとりが、「その企業が環境に対してどのような責任を負っているのか」を知った上で、利用する商品・サービスを利用する時代が到来していますよね。ただ単純に「環境に配慮した取り組みを行っている」だけではなく、それを「対外的にアピールし納得してもらう」ための能力が求められています。
eco検定は、そうした能力を体系的に身につけるための資格でした。
興味はあったけれど受けてこなかった理由
そんな能力を身につけるための「eco検定」。私は社内で推奨されていたのをきっかけに興味を持ちました。またeco検定のテキストを見て、これからのビジネスパーソンとして、子どもをもつ母親として、環境問題への知識や配慮が必要不可欠と感じました。
しかしながら、eco検定合格者に行われたアンケートで、7割以上の受験者が「学習期間は2か月」と回答。また過去問題を見ると、公式テキスト以外にも、時事問題が多く出題されています。テキストをベースに、世界や日本、各団体の動きや話題になったできごとを、総合的にチェックしておく必要があるように感じました。
日中はフルタイムで仕事をし、夜の家族時間を楽しみに生活している私。勉強するとしたら、この家族時間を2か月間もガマンすることになると思うと、なかなか受験をする気にはなれませんでした。また子どもが生まれる前までは、朝食の時にニュースをみていましたが、子どもが生まれてからは、新聞を読まないだけではなく、テレビをつけることもなくなり、時事問題に疎くなっていると認識していたことも、受験を見送ることを後押ししていました。
一念発起した理由
そんな中、直属の上司が検定合格をしたことをきっかけに、社内でより一層検定の受験が推奨されるように。また、どのように勉強したのかを、合格した上司に聞いてみると「アプリで問題を解きまくった」と教えていただき、「アプリで問題を解くのであれば、家族時間を削らずに、通勤時間を利用して合格することができるかも」という思いが強くなり、受験を申し込むことに!
勉強時間の確保の仕方
受験の申し込みを済ませ、アプリをダウンロードした私は、なんだかすでに受かった気分(笑)。気づけば、あっという間に、試験日まで1か月をきっていました。そのころから、通勤時間はすべてアプリの問題を解くことに費やし始めました。しかし、アプリでは回答の「○」「×」が出るだけで、解説はなし。何度解いても、まったく身についていないのが手にとるようにわかりました。
焦った私は、試験1週間前からは、あれだけ犠牲にしたくなかった家族時間にテキストを読みはじめました。3歳と6歳の子どもに邪魔されるかな…と思っていましたが、いつもとは違う私の姿に興味津々! 邪魔してくるどころか、次男は私の横にスッと座って寄り添ってくれたり、一緒にテキストを覗き込んだり、質問されて説明をしているうちに、テキストの内容が自分の頭にスッと入ってくるように。
また何気なく「ママ横文字が中々覚えられないんだよね~」と話すと、長男は「オレ、漢字はいっぱい書いて覚えてるよ。ママも書いてみたら?」とアドバイスまでくれました。
そんな長男のアドバイスを受け、その日から、ソファーでテキストを読むだけの勉強の仕方は終了! 机でテキストを広げて、覚えられない部分はノートへまとめながら勉強するように。その時点で、試験日3日を切っていましたが、長男のアドバイスのおかげで、過去問題の点数も徐々に取れるようになってきました。
また試験日前日の夜は、夫が子どもたちとのお風呂、夕飯、家族時間をひとりですべて担ってくれ、私は仕事終わりにカフェでラストスパートの追い込みをかけることができました。
子どもたちの変化と私の変化
家族の協力もあり、検定は無事合格! 夫も長男も次男も、自分のことのように喜んでくれたことがとても嬉しかったです!
今回、子どもたちに「計画的に勉強することの大切さ」を教えることはできなかったけれど、何かを成し遂げたい時に「信頼できる人に相談してアドバイスをもらう」「信頼できる人に頼る」ことが、よい結果に結びつくことは、感じとってもらえたのではないかなと思っています。
今回のことがきっかけになったかはわかりませんが、長男はサッカーがもっと上手になりたいからと、日々の練習をするだけではなく、学校の図書館からサッカーの本を借りてきて、読めない漢字を夫や私に聞きながら読んだり、ノートに戦術をメモして、次男に説明するようになりました。
これまで何かをしようとする時「子どもがいるから…」という理由で諦めたり、先送りにすることが多かった私。しかし、今回の検定試験の勉強をしてみて「子どもがいるからできない」ではなく「子どもたちがいたからできた」と考えが改まりました。また、「私がいなければ何もできない」と思っていた子ども達が、着実に成長していることに気づかされた時間にもなりました。
日常生活に役立つ資格の勉強はいかが?
私は現在「整理収納アドバイザー」の資格をもっています。ここで培った知識は、自宅を整えるのに役立っています。家がスッキリしていると、心もスッキリ気持ちよく過ごせるように思います。また、今、気になっている資格として「予防医学スポーツ栄養プランナー」があります。サッカーに打ち込む息子の力に少しでもなれればと思い、取得を考え中です。
これから何かをはじめようとしているパパママがいたら、ぜひチャレンジしてみてください。目的以外のことにも気づけるチャンスになるかもしれませんよ。一緒にがんばりましょう!