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登園渋り歴5年半!卒園まであと半年…ついに息子に奇跡が起きた!
我が家の息子は典型的なHSC(繊細気質)。新しい環境や大人数が大の苦手で、1歳児クラスで保育園に入園してからというもの、毎朝欠かさず「保育園行きたくない」「あと何回行けばお休みできる?」と言い続けています。そんな生活が5年半。
周りのお友だちがお休みの日も「保育園行きたい!」と言う一方、息子は…
最初の1年間は「うちの子HSCだし慣れるまで時間かかるよね、仕方ない」と静観していました。2年目には「行きたくない!」とギャン泣きすることも減り、しぶしぶながら大人しく登園できるようにはなりました。でもそこから学年が上がっても「しぶしぶ登園」の様子は変わらず。「保育園行きたい!」という台詞は一度も聞いたことがありません。
あまりに長い登園渋り、園生活に問題が…??
ここまで登園渋りするのは何か園生活に問題があるのかな?と、毎年の面談の時に先生に相談。でも園生活には問題がなさそう、という結論でした。活動中も、他の園児と普通に楽しそうに遊んでいるとのこと。
そういうことなら保育園の雰囲気が合ってなかったのかな??たしかに入園してみたら、入園前に聞いていた教育方針と異なるように感じる点もありました。実生活が始まらないと見えてこないところも沢山あると思うので、これに関してはさほど気にしていませんでしたが、徐々に「保育園選び失敗したかも…」と不安に。保活にかなりの情熱を注ぎ、選びに選び抜いた保育園のつもりだったのですが、うちの息子には合ってなかったのかもしれない…。
先生の見立てでは 我慢しすぎかも
先生曰く「息子くんは自分のやりたいことを我慢して、常に周りのお友達を優先させています。その気疲れかもしれません」とのこと。先生も息子が少しでも自分の意見を言えるように工夫してくれているようですが、持って生まれた気質もありなかなかガラっと変わるのも難しそうです。
これは息子の長所でもあるので無理して変わる必要もないだろう、という先生と親の意見も一致。やはり静観しかないか…。
自治体の無料お悩み相談も使ってみました
5年半の登園渋り、長いですよね。「息子の気質だからこういうものか」と見守る覚悟を持ちつつも、5年目に突入した頃「何か変わるきっかけがつかめないだろうか」と自治体の育児に関する無料お悩み相談や子育て支援団体の無料相談会などに参加してみました。
そこで得たアドバイスは 「園生活に問題がなくても、口癖のように保育園嫌だと卒園まで言い続ける子も中にはいますよ」「園生活で問題がないのなら、園に行きたくないくらいお家が大好きだということです 心配しなくて大丈夫ですよ」
なるほど~。ちょっと心が軽くなりました。
でも…登園渋り歴5年半は本人も辛いのではないだろうか。このまま小学校に進級して大丈夫なのかな…。
登園渋り5年半のとき 奇跡が起きた!
5年半が経った頃、たまたまプライベートで同じクラスのお友だちA君と遭遇。実は我が家は自宅から離れた保育園に通っているので、プライベートでお友だちと遭遇することはほとんどありません。それなのに何故かA君とあちこちで遭遇。自然と連絡先を交換し「今度子どもたち連れて遊びにいきましょう」という流れに。すぐに子どもたちは意気投合し、あっという間に毎週末のように遊ぶほど大親友に!そしてとうとう奇跡が起きました。
「早く保育園に行きたい!」「お迎え時間遅くして!」
なんと、園外でも仲良く遊べるお友だちが出来てから、息子の登園渋りがほとんどなくなりました。
「早く保育園に行きたい!」
「お迎えの時間遅くして!」
と言う日も増えてきて、お迎えに行くと「まだ遊びたかったのに!」と怒られたり。
以前はお迎えに行くと「もっと早く来てよ」と言われていたのが嘘のようです。
お友だちの存在は偉大
A君という大親友ができてから、目に見えて息子の保育園生活がキラキラになりました。園の教育内容や設備、そういうものに目が向きがちになってしまいますが、本当に子どもにとって必要なものは、いつも会いたい大好きなお友だちだったのです。
ある日先生に「二人の波長がとても似ていてお互い大好き同士なのがわかります」と言われました。本当に、A君との出会いは大きかったんだなぁと実感。
5年半、渋りに渋った登園でしたが、大好きなお友だちが出来て、とうとう息子に奇跡が起きたのでした。
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。