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サンタクロースが怖い2歳児。クリスマスは我慢強さと賢さで乗りきる!
子どもといえばクリスマスは大好き!サンタさん待ち遠しい!というイメージの方も多いのではないでしょうか?しかしうちの娘は真逆で「サンタさんは怖いしプレゼントもいらないから、早くクリスマス終わって」と思っているようです。そんな2歳女の子の今年のクリスマスをお伝えします。もし似ている方がいれば嬉しいです。
原因:昨年の恐怖体験
そもそも娘が何故クリスマス(正確にはサンタさん)が苦手かというと、恐らく昨年保育園に来てくれたサンタさんの顔が怖すぎたことが理由です。そんなつもりはなかったらしいのですが、ホラー映画に出てきそうな焦点が微妙に合ってない感じで微笑むお面をつけたサンタさんが来て、乳児クラスはもれなく全員泣いていたそうです。
うちの娘はこの体験がかなりの恐怖として身に染み込んでしまったようです。また、元々大柄な男の人が苦手なので、サンタさんとは余計相性が悪い様子です。
今年は絵本でサンタさんはいい存在であることを教えたり「楽しみだね」と伝えていたのですが、娘は楽しみではない様子です。いろんな大人から「いい子にしてればプレゼントもらえるよ」と言われましたが、「そんなわけあるまい」と怪訝な様子でした。
クリスマスイベント:不貞寝を貫く
さて、よく参加させてもらうインターナショナル幼稚園でクリスマスイベントがあることを知った私は、雰囲気を味わうのにいいのではないかと思い参加してみました。案内では女性の先生の名前しかなかったのでまさかサンタさんは来ないだろうと思いきや、実際にはサンタさんの格好をした男性の外国人の先生もいました。
出会った瞬間に「あ、やば」と私は思いましたが、娘も気づくと泣き出しそうになりました。急いで一番奥の席に行き、他の参加者で隠れるようにしていると、娘は両手で目を覆っていました。ずっと両手で目を覆っているのを見せるのもどうかと思い、娘の顔が私の体の方を向くように抱っこをし直すと、娘はしっかりと抱きついて顔をあげませんでした。イベントの1時間、周囲は楽しそうにしていましたが娘は顔をあげることはありませんでした。
イベントが終わり一足先にサンタさんがいなくなると、娘も顔をあげてきょろきょろとして存在しないことを確認していました。出口に実はサンタさんはいたのですが、プレゼントを受け取るとそのまま顔を背けていました。尚、娘にきいたところ、顔を上げなかったのは寝たふりではなく本当に寝ていたとのことでした…どうやら不貞寝をしてしまったようです…
クリスマスイブ:クリスマスソングもプレゼントもやめて
クリスマス直前はTVをつけるとどこもかしこもクリスマスソングを流していました。もしかしたら絵柄が気に入らなかったのかもしれませんが、普段はじっと見ているしなぷしゅですら、ジングルベルが流れると「これじゃない」と言い出しました。クリスマスソングもちょっと嫌な様子です。
クリスマスイブには「いい子にしてたらサンタさんはプレゼントを持ってきてくれるよ」と伝えると、しきりにカーテンを開けて窓を見たそうでした。また、「いい子じゃないからプレゼントない」と言っており、プレゼントすらほしくない様子でした(直前に叱ったので、もしかしたら本当に自分はいい子じゃないと思っていたのかもしれませんが…)。既にサンタさんから委託されたプレゼントはどうするんだ…?
クリスマス自宅編:やっぱりプレゼントは嬉しい
クリスマスの朝、リビングに来ると見慣れない袋や箱に気づいた娘は「なんだろう?」と言っていました。開封するとプレゼントだとわかった様子だったので「サンタさんが来たんじゃない?」と伝えると、剥がした包み紙の裏にいないかどうか確かめていました。サンタさんは虫かなにかか…?
しかし、プレゼント自体は嬉しかったようです。着替えの時も朝ごはんの時も離さず、登園直前まで遊んでいました。やっぱり喜んでもらえると、親は嬉しいですよね。
クリスマス保育園編:絶対に顔は見ません
さて、肝心の保育園ですが、嫌な予感しかしないまま登園しました。「たぶん泣きます」と宣言して預けてきたのですが、お迎えの時に先生からは「泣かずに頑張りました!」と言ってもらいました。その日の夜に連絡帳を見ると、先生の胸に顔をうずめた娘の姿がありました。どうやらクリスマスイベント同様、サンタさんとは顔を合わせないで乗り切ったようです。ちなみに今年のサンタさんはお面ではなくサングラスったので、少し怖さは軽減された…のかもしれません。
しかし、やはり保育園でもサンタさんからプレゼントをもらったようで、これはすごくうれしかったようです。迎えに行くなり自分の分を先生に取ってもらい、家に帰るまで頑張って包装紙を剥がさないで楽しみにして帰りました。
以上がサンタさんが苦手な2歳児のクリスマスでした。怖くても泣かない我慢強さ、泣かないために顔をそむける工夫をする賢さが見られたとは言えますが、さすがにこのままだと本人が毎年苦労するだろうなと思っています。本当は楽しいイベントだと思ってもらえるように、来年はかわいい柄のサンタさんを見せたりしてイメージ向上を図ろうと思います。
メリークリスマスでした!