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思てたんと違う映画「すみっコぐらし」2歳妹の涙!4歳姉の謎の一言
※ネタバレはナシです。
話題作『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』
2019年11月8日より公開されている『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』を、家族(パパ、4歳&2歳の娘、私)4人で観に行きました。
娘たちが、夏頃から突然すみっコぐらしを好きになったのです。
すみっコぐらしの映画化の話を聞いたとき、
「すみっコたちは、喋るん?」
「1時間もストーリーもつの!?」
と、半信半疑のような気持ちで、正直期待していなかったんです。
しかし、SNSや情報番組でも話題となり、異例(⁉︎)のヒット作品となったようですね。
井ノ原快彦さんと本上まなみさんがナレーションを務め、原田知世さんが主題歌を歌うなど、豪華なキャスト!
実際に見た私の感想は、一言で表すと「思てたんと違う」映画でした。
すみっコぐらし って何者?実はネガティブなコなんです
娘がハマる以前の、私の認識度は、見た目と名前は知っている程度でした。
癒し系のゆるキャラのようなイメージでした。
このコたちの生みの親「サンエックス株式会社」のHPによると、自信がなかったり、はずかしがりやだっり、正体を隠していたりと、ネガティブで隅っこが落ちつくコたちらしいです。
可愛らしいフォルムとは裏腹に、ネガティブなものを内に秘めていたとは、キャラ設定からして思てたんと違う!?
現代社会に生きる若者や大人たちにも共感できるような…。
ドッキドキのはじめての映画館
実は、姉妹ともに、映画館での鑑賞は未体験でした。
長女はともかく、まだ小さい次女は約1時間大人しく見ることができるのか心配だったので、通路側の席を選びました。
「すみっコたちは、喋るん?」と疑問を先述しましたが、キャラクターは喋りません。
ナレーションと、時折キャラクターの心の声が簡単な字幕で出るだけです。
ストーリーは、すみっコたちが絵本の中に吸い込まれてしまい、その中でひとりぼっちのひよこちゃんと出会うことから、様々な展開があります。
※これは、公式でも公表されています。
4歳姉がポツリ「すみっコぐらし出てこない。」
映画のストーリーが進み、意外にも次女は食い入るように真剣に観ていました。
一方のお姉ちゃんは、ソワソワして、あまり映画にハマってないような?
そこで、ポツリと耳を疑う一言が⁉︎
「…すみっコぐらし、出てこない。」
えっ??今スクリーンに映ってるのは、どう見てもすみっコぐらしなんだけど。
数日前に、映画制作配給会社のYouTubeチャンネルで、すみっコぐらしの映画の動画を見たんです。
※下記に動画リンクあり
そこで、すみっコたちが、大ヒット御礼の舞台挨拶に映画館に来てくれた動画があり、この日も、すみっコたちが来てくれると思っていたみたいです。
すみっコたちに会えなくて思てたんと違うと、ガッカリしたみたいですが、最終的には「映画面白かった。」って言っていました。
全米が泣いた!…ならぬ、2歳児が泣いた‼︎ラストシーン
SNSなどで、〝感動する〟〝大人が観ても良い話〟などの前評判を目にしていましたが、映画の冒頭からしばらくは、普通にゆる〜い、まったりとした雰囲気で、肩透かしをくらった気分でした。
感動する映画として、ハードルを上げてしまっていたかも…と思いましたが、見どころはラストシーンです。(大体の映画も、ラストが見どころですけどね。)
思てたんと違う!大人にも刺さるシーンがありました。
鑑賞後、ロビーでふと見ると、次女の瞳からボロボロと涙がこぼれ落ちていて、びっくりしました。
具合が悪くなったのかと、心配しましたが、次女は「ひよこちゃんが◯◯◯◯◯から」と。
※ネタバレのため伏字です。
幼い子どもの純粋な涙に、両親共に号泣し、汚れた(?)大人の心のデトックスになりました。
長女は、お菓子買いに行こ〜よと気分を切り替えていました(笑)。
まさか、親子で号泣することになるとは、映画を観る前には、予想もつかない出来事でした。
ネガティブで、すみっこに居てもいいんじゃない
ポジティブでキラキラしていることが、一般的には良しとされているかもしれません。
でも、ネガティブですみっこに居ても、誰かを傷つけたり迷惑かけたりしてなければ、それでもいいんじゃない?って、個人的に感じました。
ネガティブな人に、ポジティブシンキングを強要しても、かえって辛いだけだし、悩みや孤独を抱えているものが、肩を寄せ合うことで、寂しくなくなるなら、それもアリだと思います。
上映期間はいつまで?
映画の上映は、1か月ぐらいが多い認識でしたが、2019年11月8日の公開から、約2か月後の2020年1月3日現在、まだ多くの映画館で上映されています。
映画館のスケジュールは、大抵は一週間後くらいまでしか公表されていませんので、はっきりと◯月◯日までと上映期間は分かりません。が、『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』は、大ヒットにより、ロングランとなっていると思われます。
悩んだり、モヤモヤしているときは、すみっこが落ちつくの分かります。共感と感動が生まれた映画作品でした。