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おねしょと夜尿症は違う?夜は紙パンツだった小2息子が克服した方法【後編】

おねしょと夜尿症は違う?夜は紙パンツだった小2息子が克服した方法【後編】

こんにちは。前回に続いて長男の夜尿症の治療について書いていきたいと思います。
夜尿症の知識やその治療方法に関することは【前編】に記載したのでよかったらご覧ください。

息子、いよいよ治療開始

まずは生活改善からはじまります。

病院での説明を受け、こちらの日誌をいただきました。日誌に毎日記入をしていくことで、生活改善を意識して取り組めるようにしていくものです。

内容としては、夜尿の有無、ぬれ具合と夜尿量、起床時の尿量、排便の有無、水分の調節をしたか、夕食の時間などを記入していきます。

夜尿の有無に関しては、成功した場合はシールを貼ることが出来ます。子どもが自分自身でシールを貼れることで、自信に繋がります。

出だしから好調でびっくり

ちょうど1月の年始からスタートとなりました。
当時息子は小学1年生。今までもそこまで生活リズムは乱れていなかったので、とくに我が家は夜の水分摂取を重点的に意識していきました。

普段夕食時に飲んでいたコップ1杯のお茶を1/2量(約100cc)にし、お風呂上がりに残りの1/2(100cc)をあげるようにしました。みそ汁やフルーツも夜は出しません。

するとびっくりすることに、開始早々いきなり夜尿なしで成功する日が続きました。

年始の家族の集まりでジュースをたくさん飲んでしまった日だけ失敗

初めてパンツで就寝

この調子ならと、開始から2週間経って初めて布パンツで寝てみました。
ドキドキしましたが、夜尿なしで大成功。親子共にとても喜びました。

次の日、外食でジュースをたくさん飲んでしまった日も夜中に一度自分で起きてトイレへ行き、失敗なしでした。感動です。

現状報告に病院へ

記憶が曖昧で申し訳ありませんが、たしか2週間やってみて様子を報告しに病院へ行ったと思います。
先生もいきなり好調で驚いていました。引き続き4週間続けるよう言われました。

夜の水分摂取はできるだけ気をつけていましたが、フルーツを食べてしまう日やラーメンの場合はスープを飲んでしまう日もありました。しかしそんな日でも、夜中や朝方に起きてきてトイレに行くことができたのです。息子が目に見えて進化しました。

強敵あらわる

ただ1つ、これを夕食に食べると必ず失敗してしまうメニューがありました。

それは…おでん。
寒い季節には食べたくなりますよね、息子も大好きでした。

おでんは具材に汁も染み込んでいるし、おいしいお出汁もたっぷり飲み干すので水分摂取量が明らかに多いんだと思います。
夕食時間をもっと早めにすれば平気な場合もあるかもですが、夜尿で悩んでいる方や今後治療を考えている方、おでんは要注意です。

3月

春が近づきおでんも食べなくなり(笑)、毎日失敗なしの日が続きました。夜尿があったとしても1週間に1回。
そのうち毎日成功して夜尿ゼロに。そして次第に夜の水分摂取量や夕食の内容などもあまり気にしないでも大丈夫になっていきました。

この間に通院は2〜3回ほどして、先生に現状報告をしていました。
もしこのまま改善されないようなら、薬物療法やアラーム療法もありましたが、その必要はなさそうと。(これらの治療法の詳細も【前編】にて紹介しています)

息子は2年生に進級し、4月28日が最後の日誌の記録となりました。生活改善を始めてから4ヶ月で治療完了です。

お医者さんが言うには、夜尿症のお子さんの中で生活改善のみで治るのは20%なのだとか。
初見でうちの子はその20%に入らなさそうと思われていたようで、この結果に驚いていました。

正直、周りはどんどんパンツで寝られているのになんでうちの子だけ…と本当に悩みましたし、落ち込みました。いつになったらおねしょが終わるんだろうと、先の見えない日々に不安やストレスもありました。

さらに3歳下の弟のほうがおねしょをしないことが多く、弟が先にパンツで寝られるようになったら兄のプライドが傷ついてしまうという心配もありました。(そのためわが家では検討した結果、弟も兄の夜尿症が治るまで夜は紙パンツを履かせていました)

毎日の記録、水分の制限、大変なこともありましたが、頑張ってよかったです。息子もよく頑張ってくれました。

「夜尿症は病気ではない」という考え方が一般的で、実際、年齢が上がるにつれて自然に治っていくことがほとんどです。しかし、場合によっては放置することで親子ともに精神的なストレスを抱えてしまうこともあります。気になる場合は早めに医療機関を受診すると良いと思います。

ただ、焦らないこと。夜尿症は体の発育に関係する部分があり、その子の「特性」ともいえます。なかなか私も難しいところではありましたが、おおらかに見守ってあげましょう。叱らず、おねしょをしなかったときは褒めて、自信をつけさせてあげることが大切です。

デリケートな問題ですが自分1人で抱え込まないで、周りを頼ってくださいね。
現在、同じようにお子さんのおねしょで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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yuka

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元保育士

夫・長男8歳(小3)・次男5歳(年長)主にデコ弁、おうちごはんを発信。2024年2月7日に初のデコ弁本『子どものかわいいデコべんとう』(朝日新聞出版)を出版

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