子連れ世帯の新常識！？家電量販店に行かずにドンピシャな洗濯機を選ぶ方法

1回目：なんかそれっぽい答えが出てきた

ChatGPTに限らず、生成AIを活用するときにはプロンプト（指示文）が重要です。調べたところ、コツは「ChatGPTにはプロになりきってもらう」「細かく指示をする」ことらしかったので、それを踏まえて質問をしました。下図の右上が私の指示、左下がChatGPTの回答です。

なんとなくそれっぽいものが出てきました。細かい特徴まではよくわからないですが、あとで調べるか追加で質問すればよさそうです。

でもこれって本当？

じゃあここから選べばいっか！と思いましたが、なんだか嫌な予感がします。というのも、先に少しだけ家電量販店の通販サイトを見ていた時に、シャープの型番はこれではなかった気がしたからです。ここに記載されているものが型落ちで少し安いというのであれば全く問題はないのですが、終売だったら意味がありません。
ということで、家電量販店の通販サイトでおすすめされた型番を調べてみたらことごとく「終売」でした。
普通に店員さんから終売品をおすすめされたらぶち切れしそうですが（実際「はあ？」とつぶやきましたが）、相手は生成AIなので行間は読んでいません。確かにこの指示では「買い替えを検討している」とか「終売を含まない」といった「いま販売しているものから探したい」ということがわかる記述はしていないので、ChatGPTは販売状況にかかわらずおすすめのものを教えてくれたようです。
尚、この後「いま売っているものでおすすめを教えて」と追加質問をしましたが、この後も終売のものばかりをおすすめされました。もしかしたら終売しているか否かが判断しにくいのかもしれませんが、ちょっと面倒になって質問を終了しました。

2回目：メーカーの特徴だけでもわかればいいかな…

もはやいいプロンプトが思い浮かばず、メーカーの特徴だけでもわかればいいかなと思い「洗濯機の主要メーカーの特徴を出力して」と聞いてみたところ、下記のような結果が出ました。

なんとなくわかるような、わからないような。とりあえず抗菌だったらパナソニック、プラズマクラスターが欲しいならシャープ…といったことは理解しました。
このときはなんだか面倒になり、各メーカーのHPを見て自分で特徴を表形式にまとめ、納得できたものを買いに行きました。生成AIを使った意味よ…

3回目：これなら正しく比較できそう

時は流れ2025年1月。この記事を投稿するにあたり、反省を生かしてプロンプトを考えてみました。具体的にはこんな感じです。

実はこれだとまだ不十分だったので、さらに「2024年以降発売のモデルを希望」（＝確実に販売していそうな直近のモデルで教えてほしい）「表に価格も記載」という条件を追加しました。そして出力されたのがこの結果です。

パナソニックだけ似ているものが2つあがっている気がしたり、価格が記載されてないものが多いというオチはありますが、とりあえず販売されているもので比較されており、特徴や気にしている観点の理由が記載されているので選びやすそうです。
これだけでも「賃貸で狭いから薄型のアクアにしようかな」「乾燥機能は必須だし、乾燥できる量は多くしたいから東芝にしてみようかな」などと目星をつけられそうです。もし必要であれば条件に予算を追加したり、もっと細かい比較をしてもらうなどをすればよさそうです。

結果：うまく活用すれば家でもいい比較ができる

下記のポイントを盛り込めば、いい感じの比較表ができることがわかりました。

・「あなたはプロの家電量販店員」と役割を与える
・要望は細かく書く（行間は読まないので、要望はすべて言語化する）
・表形式で出力してもらう
・ちょっと違うと思ったら追加で質問する

ほかにも購入に迷ったものがあれば、同様のプロンプトで比較することができそうです。「ちゃんと選びたいけど子ども同伴だと時間的に厳しい」「店員さんとはなるべく会話せずに済ませたいけど情報は欲しい」という方は、この方法で下調べしてから買い物にいくといいかもしれません。