更新 :
育休中の短時間保育、上の子の生活リズムを整えるには父親がキーポイント!?
短時間保育で登園時間が変わって起床が遅くなるのをどうにかするための取り組みと、その結果
育休中は上の子を保育園に預かってもらえる時間が短くなる
産後休業が終了すると、翌月からは(ほとんどの場合)上の子を保育園に預けられる時間が1日11時間から8時間に短縮されます。この保育標準時間(11時間)と保育短時間(8時間)の差にあたる3時間分、登園時間が遅くなったり降園時間が早くなったりします。
自治体によりますが、保育短時間の登園時間については朝8時半からとなる場合が多いようです。赤ちゃんが生まれる前と比べて、登園できる時間は1~1.5時間遅くなります。
登園時間が遅くなることにより、上の子の起床時刻も影響を受ける
生活リズムは生活スタイルによって変わるので、登園時間が変わると生活リズム、特に起床時刻に影響が出てきます。登園時間という朝の締め切りから逆算して着替え、朝食、起床などの時刻が決まってくるためです。それが短時間保育で後ろ倒しになるので、つられて起床時刻も遅くなりがちです。
大人は自発的に生活リズムを変えないようにすればいいのですが、幼児にセルフコントロールを求めるのは難しい。わが家では親の起床時刻を変えず、6歳と4歳の子どもを起こし始める時刻も変えなかったのですが、やはり遅くなった登園時間に合わせた準備になっていまい、子どもたちの行動ペースはゆっくりになってしまいました。
登園時間が遅くなって、上の子の朝の行動が緩慢になった
子どもたちの朝の様子を見ていると、次のような傾向が出ていました。
・起床時刻はそれほど遅くなっていない。以前と同じ時刻に起きることも多い
・起床してから布団を出るまでの時間が長くなっている
・朝食を食べている時間も長くなっている
・朝食後、身支度に移るまでの時間が長くなっている
どうやら、子どもたちも遅くなった登園時間を意識して行動しているようです。親の方も「早くしてほしいが、急かす理由がない」ので子どもを動かしづらい。短時間保育になってみて、(通常の)保育園生活でかなり生活リズムが整えられていたことを痛感しました。
短時間保育期間中、家庭の朝時間をメリハリよく過ごす試み
行動がゆっくりになってしまうのは、雑務を早く終わらせてやりたいことがないからかもしれない。それならばということで、身支度が終わってから登園時間までにできる活動を準備しました。
まずは早朝散歩と称して、往復30分で行ける場所までの地図を描いて実際に行きました。
父親である私が行き先を提案して目印(自宅、目的地、途中にある建物)を紙に描くと、6歳の長女がやる気になって地図にタイトルを書き入れてくれました。さらに4歳の次女も地図を欲しがってきて、長女が最初の地図を元に手書きで複製していました。
地図を手にして探検する気分になったようで、意気揚々と道案内をしてくれました。身支度は3倍速で終わり、散歩するだけの十分な時間が取れました。作戦成功です。
別の日はクッキー作りをやらせてみました。クッキー生地とバターと卵を混ぜてこねて焼くだけの簡単な方式です。一度目は生地を混ぜて丸めるだけ、二度目は計量を追加したところ、三度目は準備から型取りまで子どもだけでできるようになりました。
(オーブンで焼くのは大人がやっています。)
焼きあがるまでに時間がかかるので、早朝散歩以上に身支度が早く終わりました。朝の時間を有効活用できるだけでなく、夕食後にクッキーを食べるために保育園から帰った後の行動も速くなるというおまけ付きでした。
短時間保育期間中の上の子の生活リズムは、父親の行動がキーポイント
早朝散歩とクッキー作りは子どもたちの行動意欲促進、ひいては生活リズム改善に成功しましたが、毎日続けられることではありません。
そして頻繁にやるとマンネリ化していくことでしょう。
時間を持て余しがちな短時間保育期間中の家庭時間活用の試みは、道半ばです。このようなことに取り組んでいて思うのは、父親の行動の重要性です。
母親は赤ちゃんの対応にかかりっきり、かつ産後の体は万全ではないので、元気が余っている上の子の相手は荷が重く感じると思います。
こういう時に父親が充分に上の子の相手をしてあげられるというのが、母親ひいては家庭の安心感につながるのではないか、と思います。