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幼児の習いごとは親の努力が10割?長男ドキドキのピアノ発表会

ピアノを弾く少年、それは永遠の憧れ?
こんにちは、Kyokoです。みなさんは、子どもの頃に憧れていた習いごとはありますか?
わが夫の憧れ、それは「ピアノを弾く少年」らしいです。私自身も子どもの頃にピアノを習っていたので、今年に入ったタイミングで長男もピアノを習い始めました。先日、初めての発表会に出て、本人もピアノと向き合う覚悟ができた…わけではなく、世の中には練習しないとできないことがあるということを学んだようです。
誤解を恐れずにいうと、幼児の習いごとが充実したものになるか否かは、親の頑張りがかなりのウエイトを占めると思います。今回、ピアノ発表会を通じて感じたことをつらつらと綴ってみたいと思います。
幼児に「〇〇がやりたい」という感情はあるのか?
個人的な見解ですが、これは限りなくグレーに近いYESではないでしょうか。私の両親は、私がピアノを始めたきっかけを「幼稚園に入ったら絶対にピアノをやる」と宣言していたからと言っていますが、私の中ではかなり両親による誘導があったと記憶しています。
長男がピアノを始めたのも、完全に親主導です。本人は、ピアノに興味があるというよりむしろ、ピアノという楽器があることすらよくわからずに過ごしていたと思います。それでも一部の子は「やりたい!」という確固たる意志を持っていますので、親の誘導7割、子どものやる気3割というところでしょうか。
習いごとを続けるのは親のエゴ?
これは限りなくグレーに近いNOだと思います。私が子どもの頃は、毎週のピアノレッスンが本当に憂鬱でした。母に毎日怒られ、先生に怒られ、それでもやめずに続けたのは、やめたいと言った時の大人たちの反応が怖かったからにほかなりません。
それでも10歳を超える頃には、唯一の好きな習いごとになっていたと思います。ある程度の大きな子なら、辛い時期を過ぎれば楽しいことが待っているということを知っているので、頑張れるでしょう。
でも、幼児は違います。楽しいと感じるレベルまで、親がある程度主導して引き上げる必要があるのではないかなと感じます。ちなみに、今でも練習のためにピアノの前に座らせるまでが死闘です(笑)。
肝心の発表会は?
長男は発表会を大いに楽しんでいました。会場は教会のコンサートホール、どんなにヘタでも(ごめんね)音が美しく響く環境で、皆に聞いてもらえるのです。緊張すると言っていた長男ですが、当日の出来は80%。それが心残りだったようで、次は絶対に成功させると言っています。
私の思惑としては、周りの上手な子達の演奏を聞いて、自分もこうなりたいというモチベーションにしてくれれば良いなと思っていましたが、そこは全く関係なかったようです。

「練習しなさい」で子どもは練習するのか?
これはNOです。5歳児に練習という概念はありません。できないことがあるとすぐに怒ったり泣いたりします。その度に親がおだてて、なだめて、なんとかその日のノルマを達成させるのです。これはピアノに至っては必要な作業なのではないかと思います。
親の負担は?
これは本当に大きいです。わが家の場合は発表会というゴールがあったので、絶対に間に合わせなければというプレッシャーがあったように思います。楽しく弾ければ良いから、練習も本人がやりたい時だけ。それでも良いとは思いますが、小さい子どもは2、3日練習を休むと完全に空になっています。
ピアノを弾く楽しさを理解してもらうには、楽しいと感じられるだけの技術が必要だと私は考えています。そのためには、1日10分で良いので練習することが大切なのではないかと思います。
練習って何をするの?
1日3回通して弾きましょう。間違い3回以内で引けたら合格。そんな基準を設けるのも良いとは思いますが、練習とはできないことができるようになって初めて意味があるのだと思います。3回惰性で弾くよりも、絶対に間違えてしまう箇所の指遣いを覚える、リズムを覚えるなどの細かいことに10分を割く方が効率は良いと思います。
つまりは…
ここまでいろいろ書いてきましたが、
・幼児が習いごとを始める時は、初めは親つきっきりが必須!
・楽しめるレベルまでは、ある程度親主導で指導していく必要あり
・イベントがあると強制的に頑張れる
私は発表会を通してこの3つを痛感しました。長男はピアノが好きなのか?正直言って、それはまだ分かりません。でも、好きなメロディを聴いた時にピアノで再現しようとしたり、練習時間外に好きな曲を気まぐれに弾いたりと、ピアノを身近に感じていることは確かだと思います。
このままピアノ男子になってくれると良いなと思ってはいますが、そこは本人次第でしょう。
みなさんは、子どもの頃に憧れていた習いごとはありますか?