更新 :
【探究学習】知ると蜂蜜がもっと美味しくなる!子どもと養蜂を学んでみた

今年度からご縁があって、養蜂活動をされている団体に参加する事になりました。
お花畑にたくさんいるミツバチに息子も前々から興味があったので、今年は息子と一緒に学習してみよう!となったのです。
息子は花の蜜がどうしてハチミツになるのか?を知りたかったようです。
※記事には蜂の巣や蜜ろう、蜂の集合体が出てきますので集合体や虫が苦手な方はお控えください
素敵なタイミングでご縁が出来ました!
養蜂体験はテレビで観て以来、2年程前から興味があったのですがなかなか幼児参加可能な所が無くずっと探しておりました。
春休みにたまたまご縁があり、ハチミツを購入したところで幼児の養蜂体験も可能、とお伺いして即遊びに行ってきました!
今年こそは!と思っていた所、素晴らしいタイミングでのご縁でした♪
場所は都内の高いビルディングに囲まれたところ!都会で本当に養蜂が!?と驚きますね。
写真の背景も周りがぐるりとビルに囲まれてます。

蜂の巣の観察タイム
最初に「噴初に「噴煙器」をご紹介して貰いました。
こちらは巣箱に煙を吹きかけるもので、煙を感じるとミツバチはハチミツを持って逃げようとするらしいです。逃げるのに必死になるので、巣箱を開ける人を攻撃する事への注意力が減るため養蜂家を守る為に使用するそうです。
煙を巣箱の中にしっかり蔓延させてから、蓋を開けました。



巣箱の中に幾つかの板が入っていますが、場所によって巣の部屋の役割が違うのだとか。
巣箱の外側の板はハチミツの貯蔵庫、巣箱の真ん中の板は大事な子供(蜂の子)を育てる部屋なのだそうです。息子も一目で分かるほど、巣穴の色が違うので「本当だ~」と分かったようです。
近付くと分かりますが巣穴の中の黒っぽいのがハチミツで、蜂の子のいる部屋は白い蓋がされております。
子供(蜂の子)は大事ですもんね!外敵から一番遠い真ん中にいるのは納得です。
※この後、蜂の巣板の画像があります。
集合体や虫が苦手な方はお気を付けください。



採蜜体験にもチャレンジ!
巣箱の観察後は、採蜜体験です。
ドラム缶のような機械の中に2枚巣の板を設置し、ハンドルを回して遠心力で蜜を搾り取るようです。
こちらは6歳の息子も軽々回せて、ぐるんぐるんと楽しめておりました。この体験は年中、年長さん位から出来そうでしたよ。
最後は大人がしっかり回して、ひとしきり蜜を採ったら下に溜まったハチミツをバケツに入れます。
とろ~りと出てくるハチミツがダイレクトにバケツに注がれて、あまりのダイレクトさに息子も私もビックリしましたね。
そして採りたては色んなゴミも混じっているのですね。
本来であればこの後、ゴミをろ過して食用にするらしいです。
(今回のハチミツは食べる分ではなく、シーズン始めの捨てハチミツなんだとか)



ハチミツの実食
この日はたまたま区の広報の取材が入っていたようで、実食の様子を撮る為にハチミツをいただく事が出来ました。わーい♪
ハチミツは採れた季節の花の種類によって味や香り、色味も変わるそうです。
以前、夏のハチミツを食べた息子は「味が濃すぎる!苦みがある」と言っていたので、今回は色の薄い春のハチミツを頂きました。
春のハチミツは爽やか、軽やかな感じで色味も薄く風味はしっかり甘いのに味はサッパリ系。
息子はかなりお気に召したようで、取材のコメントもそこそこに夢中でハチミツを食べ続けておりました汗。
ハチミツ苦手のお子さんは一度、色の濃いハチミツよりも「桜のハチミツ」などサッパリ甘い系をお試しいただくのも良いかもしれませんね。

ミツバチの不思議を子どもと一緒に考えてみよう!
最後に採蜜した後の巣の板と、新しい巣の板を見せて頂きました。
蜜ろうで型を取って作成した巣を木枠にセットしており、そこにミツバチたちがお好みで住居環境を整えるのだそうです。
画像を見ると分かりますが、使用中の巣の板の端は穴が空いていますね。
これは隙間がある方がミツバチたちが振動を伝え、コミュニケーションを取り易いからだそうです。
不要部分を削ってあえて穴を空けたのですね。
そして巣の部分をどんどん厚くし、ハチミツや蜂の子を貯える厚みにしているのです。
おぉ!面白い。
、、、ってこの辺りの説明は息子はハチミツを食べる事に夢中であまり聞いてなかったけど汗。
お花畑にいるミツバチの巣の事や、ハチミツの採集の仕方など実物を見て体験出来たのは楽しかったようです。「蜂の巣はなんでこうなっているんだろう?」を実際に見ながら考えるのはとても面白かったです!
5月には女王蜂についても教えて貰えるという事で、また行ってこようと思います!


幼児と養蜂体験
養蜂体験はまずミツバチを人間が攻撃しないことが大事かと思います。
なので防護服についたミツバチを焦って手で払ったりしなければ、危なくはないそうです。
ルールを守れたら幼児も参加可能な体験です。
養蜂体験は各自治体や、牧場、いちご農家さん、ハチミツ屋さんなどで募集をしていたりします。
小学生以上が対象であることが多く、幼児は意外と出来る所が限られていますが、実体験はとても新鮮で学びのある体験が出来ると思います!
ご興味がありましたらお近くの募集を是非調べてみてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
※写真撮影、掲載の確認を行っております