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幼児期から英語?中学英語教員が思う「その前に育てておきたい3つのチカラ」

幼児期から英語?中学英語教員が思う「その前に育てておきたい3つのチカラ」

お子さんの英語教育について、こんな悩みをお持ちではありませんか?

・周りの子は英語教室に通っているけど、うちの子はまだ早いかな…
・中学で英語が苦手になるのが心配
・英語は早くから始める方がいいって聞くけど、本当?

今回は、現役中学英語教員が思う「意外だけど納得!」の視点をお伝えします。

英語力の前に必要な3つの力

それは
1 国語力

2 読書力

3 コミュニケーション能力

です。一つずつ解説していきます。

1. まずは日本語をしっかりと

英語の文法が分からないというお子さんは、実は日本語の文の仕組みが理解できていないことが原因かもしれません。

例えば「I watched a drama last night(昨夜ドラマを見ました)」という簡単な英文。
「誰が(主語)」「何を(目的語)」「どうした(動詞)」という文の基本が日本語で分かっていなければ、英語の語順の違いを理解することは難しいです。

2. 読書習慣が育てる豊かな表現力

「英語で言いたいことが表現できない」という悩みも、実は日本語の表現力が関係しています。

たくさん本を読んでいるお子さんは、同じことを違う言い方で表現できる力が自然と育っているそうです。これは英語学習でもとても大切な力になります。

例えば、先日は「初戦敗退ってどう言うんですか」と質問されました。「4歳の子にも伝わるように言い換えて」と伝えても、「初戦に敗退した」としか思いつかないようです。

語彙があれば 初戦→1回戦→1回目の試合 と段階的に言い換え、1回目は"first" 試合は"match" と辞書で調べて文を完成させられるのに・・・と思いました。

3. 会話を楽しむ心が英語力の土台に

「英会話が苦手…」という声の裏には、実はコミュニケーションそのものへの苦手意識が隠れていることも。

相手の話をよく聞いて、自分の考えを伝える。話を広げていく。これらは日本語で十分に経験を積んでおくことで、英語での会話もスムーズになっていきます。

今日からできる!お子さんの言葉の力を育むヒント

1. 絵本タイムを特別な時間に
寝る前の10分、絵本を読む時間を作ってみましょう。お子さんが気に入った本は何度でも読んであげてOK。繰り返しが言葉の力を育てます。

2. 「それで?」「なんで?」と会話を広げよう
「学校楽しかった」「うんうん、それで?」
一言で終わらせず、もう一言引き出してあげることで、表現力が育ちます。

3. お子さんの「好き」を大切に
恐竜が好き、お絵かきが好き…お子さんの興味に合わせた本を選んだり、会話を広げたりすることで、自然と言葉の力が育ちます。

英語教育に正解はありません。しかし日本語でたくさん遊び、たくさん話し、たくさん読む経験は、必ず将来の英語力につながっていきます。

まずは、お子さんとの日々のコミュニケーションを楽しむことから始めてみませんか?それが、実は最高の言葉の教育になっているかもしれません。

焦らないで大丈夫!
今日からできることを、ぜひ試してみてください!

この記事を書いた人

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東京都

いとま

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整理収納アドバイザー司書教諭

保育園児と小学生の男子のパパです。趣味はカレー食べ歩きとランニング。そしてお金を増やすこと笑。Xやstand.fm(ラジオ)で毎日を楽しむためのコツを発信中

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