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メルカリvs 古本市場~ポケモンカードで学んだお金の知識~
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こんにちは、いとまです。小学2年生の息子との話です。
昨年末から息子と始めたポケモンカード集めを通して、思わぬ学びがあった話をシェアしたいと思います。
駄菓子感覚で始めたカード集め
ある日、近所の古本チェーン店で見つけた中古ポケモンカードコーナー。
なんと1枚30円!
新品パックだと200円で5枚入りで何が当たるかわからない。(1枚数万円で売れるような当たりカードもあるのですが)
でもここなら好きなカードを自分で選べます。
これは面白そう!と息子を誘って選びに行きました。
レアカードこそありませんが、イラストのかわいいカードや息子の好きなポケモンを探すのが楽しくて。「今日は300円分だけだよ」と決めて選ぶ息子の真剣な表情を見ていると、パパまでワクワクしてきちゃいました。
ショッキングな買取価格の真実。。。
カードが増えてくるとカードがダブったり、あまり使わないカードも出てきたりします。
「お店に売りにいってそのお金でまた新しいカードを買おう!」と息子と15枚ほど選んでいつもの古本チェーンに行ってみました。15枚なら1枚2円だとして、30円ゲット。それで1枚好きなものを1枚選ぼう、なんって言いながら。
しかしそこで衝撃の事実が。
「50枚で1円です」という店員さんの言葉。
息子は「え?」と目を丸くし、私も「これはどういうこと?」と考え込みました。
1枚1円でもない?
30円で売っているのに買取は50枚で1円...。
ここで気づいたのです。30円という価格は決して"安い"わけではなかったんですね。
さすがにそれはないということで買取はしてもらわずに帰宅しました。
市場原理を学んだメルカリ体験
その後、試しにメルカリに出品してみると、なんとその15枚が1000円で売れたのです!
息子は「どうしてこんなに値段が違うんだろう?」と疑問をもちます。
ここはマネーリテラシーを高めるチャンスです。
・お店は店員さんにお給料を払う必要がある。
・お店を続けるには場所代(お家の家賃と同じ)もかかる。
・そもそも僕たちから買い取ったあとさらに売らないと儲けがでない。
・30円のカードが大量にあるということは全く売れないカードもあるということ。
→だからレアでないものは50枚1円くらいにしないと儲けにならない。
でもメルカリだと
・売り手と買い手が直接やりとりできて、上のようなことがいらない。
・売り手が自由に値段を決められて、それで欲しい人がいれば成立する。
「なるほど!」と息子。
小学2年生には少し難しい話かもしれませんが、びっくりするほど熱心に聞いてくれました。
カードを通して学んだこと
この経験を通して、息子(そして私も!)はたくさんのことを学びました。
・同じものでも売り方で価格が大きく変わる
・お店には様々なコストがかかっているし、利益を出す必要がある
・モノのやりとりには「需要」と「供給」がある
そしてさらに、「せっかくお小遣いで買ったんだからもっとカードを大事にしよう」なんて会話もするように。大事なお金で買ったのに「いらないカードがある」、って思うことがそもそも良いことではないですからね。
ポケモンカード集めは親子の楽しい趣味としてはもちろん、お金のリテラシーを育む良いきっかけになりました。皆さんもお子さんの好きなものを通じてこういった学びの機会を見つけられるかもしれませんね。
さて、今週末も息子と古本屋に行く約束をしています。今度はどんな発見があるかな?
ただし買いすぎに注意!そこまでがパパの責任です!