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世界一子供が幸福な国オランダ人からすると信じられない日本の育児

世界一子供が幸福な国オランダ人からすると信じられない日本の育児

オランダの子供の幸福度が世界一高いらしいという話を知人から聞いたので、気になって色々と調べてみました。育児視点で日本とかなり価値観が違う部分があり、色々と考えさせられる部分がありましたのでブログにしてみます。

世界一子供が幸福な国オランダの育児の話、良ければお付き合いください

世界一子供が幸福な国オランダ

2020年のユニセフの調査報告書によると、子供の幸福度ランキング先進国38か国中で1位はオランダだったそうです(2007年、2013年の調査時もオランダは1位)。日本は38か国中37位だったそうですが、なんとなく察してしまうところですよね。。。

調査は38ヶ国の子供たちの「精神的幸福度」「身体的健康」、そして生きるために必要な学力などの「スキル」を測ったもので、オランダは3つの項目全てで上位にランクインしています。

近年では、そのオランダの育児手法に注目が集まり、日本から移住する人も少なくないそうです。

そんなに子供の幸福度が高いのはなぜなのでしょうか?
私なりに注目したポイント3つに絞ってお話させて頂きます

ポイント(1):「デキル子じゃなくて良い・普通でありなさいという考え方」

日本だと乳幼児期から知育教室に通わせたり何かしらの習い事お稽古に行かせる家庭が多いように思いますが、オランダではこの手の習い事等をさせる親はあまりいないそうです。そもそもオランダでは「Due Normaal」(ドゥノマール)という「普通でありなさい」という考え方が根付いていて、人より秀でた方が良いという価値観がないとのこと。

なので子供に対して色々習い事で詰め込んだりすることもしなければ、宿題なども一切ないそうです。学校のテストで平均点取ってきたら「よくできたね!」という感覚とのこと。

自分も含めてですが、日本人の親だと「何か良いところを他の子より伸ばしてあげたい」といったような思想が強く習い事など色々やらせるようが多いのかなと思いますし、テストも平均点だったなら「もう少し次は頑張れるといいね」といった言い方をしてしまっているように思います。

ポイント(2):親だからといって自己犠牲はしない・子供を過保護にしすぎない

オランダの方は「親になったからといって自己犠牲はしない」という考え方がとても強く、自分の趣味の時間を大切にする傾向にあるようです。この自分の趣味を大切にするという考え方は決して育児をおろそかにしているものではなく、むしろ趣味の時間があって健全な精神状況だからこそ健全な育児が出来るのだという考え方とのことで、非常に考えさせられるものがありました。

また、子供を過保護にしすぎないという考え方があり、オランダでは公園などで子供を遊ばせる時に基本的に1人で遊ばせて親が横にいるというようなことはないそうです。モノの取り合いとかケンカや小競り合いがあったとしても基本的に子供たちだけで解決させることで社会性や自己解決能力を育ませるという考え方とのこと。

日本だとどうしても放っておいて何かトラブルがあろうものなら「親はどこにいるんだ?」といった空気になりがちかなと思うので、オランダと同様は厳しいような気がしますが、考え方や価値観としては非常に学びになりますよね。

ポイント(3):ワークライフバランスの取れた働き方で子供との時間を確保

オランダの1週間の平均労働時間は29時間(2022年)とのことで、週5日働くとしたら、1日6時間も働かない計算になります。子育て世代は大体16時には保育園にお迎えに行くのが一般的で、人によっては週4日勤務で月曜から木曜まで働いて金曜日は丸々子供との時間にするといった方もいるとのこと。

日本でこれを実現するのはかなり厳しい感じがしますが、オランダでは家族と過ごす時間が個人の幸福に直結するという価値観が国民に広く浸透していて、上司も部下も周囲みんな同じような考え方らしく成立するようです。

国を挙げた問題ですね。

最後に

世界一子供が幸福なオランダの価値観は非常に学ぶものがありました。勿論、日本では実現が厳しそうな考え方もありますが、こういった色んな価値観に触れることで、今の日本の育児において〇〇しなきゃみたいな価値観に縛られすぎずに判断できるという考え方に繋がっていくような気がします。

多様な育児に対する価値観に触れるというのは大切な事だなぁと思いました。皆さんも良ければ世界の育児、調べてみて下さい。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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浅田伊佐夫

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元社畜広告マンパパ

4歳(女)2歳(男)。育休を取得し、育児の素晴らしさと大変さを体感。「男性が当事者として育児をするのが当たり前の社会」を目指し、父目線の育児ブログを発信中。

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