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【親子映画レビュー】80周年の今見るべき!子どもの心の学びが多い作品『きかんしゃトーマス ぼくのたいせつなともだち』

【親子映画レビュー】80周年の今見るべき!子どもの心の学びが多い作品『きかんしゃトーマス ぼくのたいせつなともだち』

毎年楽しみにしているトーマスの映画が今年も春休みにやってくる!
ということで、一足先に試写でみさせていただきました。
2025年3月28日公開『きかんしゃトーマス ぼくのたいせつなともだち』子ども達の感想や映画からの学びを紹介します。
本当に、学びが多い映画になっているので、どんなところに学びがあるのか最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

トーマス原作出版からなんと80周年!

きかんしゃトーマスって子どもの一番ハマる時期は2~4歳くらいだと思います。
ピークの時期にはトーマスランドに行ったりしたくらい我が家でトーマスは馴染みの深いキャラクターです。
過去記事でちょうど「河口湖とトーマスランドに旅行に行くなら4月!」という記事を書いているので、そちらも興味があったら参考にしてみてください。

毎年トーマスの映画を楽しみにしている我が家。
今回の映画、80周年ということで映画の最初に私たち大人がみていた過去のトーマスがチラッと登場します。
戸田恵子さんの声のトーマス、森本レオさんのナレーションが懐かしくないですか?
思い出して懐かしい気持ちで自分が子どもの頃にみていたトーマスがフラッシュバックしてきました。

カナとトーマス

あらすじ

記念すべき年に公開される『映画 きかんしゃトーマス ぼくのたいせつなともだち』は、最初の絵本から変わらず描かれてきた「友情とチームワーク」をテーマに、トーマスと一緒に冒険しながら、大切なことに気付き学び取っていく作品になっています。

トーマスに出てくるなかまたちひとりひとり(一台一台?)にフォーカスされた物語で構成されているので、あんまりトーマスに詳しくないという人にも、ここからトーマスの世界に入ってもらっても十二分に楽しめる内容になっていると思います。

トーマスとディーゼル

初めての映画館におすすめ!

2025年、イギリスできかんしゃトーマスの最初の絵本が誕生してから80周年を迎えました。
現在までに映像化されたエピソード数は500話以上にのぼり、世界200以上の地域で放送され、日本でもテレビアニメの放送がスタートしてから35年、映画となって初めての劇場公開から25年。きかんしゃトーマスとなかまたちは、長い間世界中の子どもたちの“最初の友だち”の役割を担ってきました。

未就学児が最初に触れるエンタメ作品として、世界の変化を敏感にキャッチして常に進化を遂げています。
エンタテイメントとしては、モデルアニメーションからフルCGを経てダイナミックな2Dの世界へ。
社会の役割として、SDGsやジェンダー問題、多様性へのいち早い取り組みを。
科学的な実証として、非認知能力の研究やSTEAM教育の取り入れを。
架空の島ソドー島で暮らすトーマスと仲間たちの冒険の物語は、未来を担う子どもたちに新しい時代の価値観と社会性を育む手助けをしています。

まだ、難しいことを理解していない、出来ない歳だからこそ観たものを心で感じて素直に受け取ることが出来る天才だと思います。
そのときに出会う人やもの、物語はとても大切だとおもいます。
そのひとつにトーマスはとてもおすすめできると感じています。

トーマスの映画は
1.明るめ上映 
2.優しい音での上映
3.しゃべってもOK
子どもに優しい世界で映画を鑑賞できます。

子ども達の感想

4歳の息子は鑑賞前からとても楽しみにしていました!
実はほかの映画を鑑賞しに映画館に行った時にチラシを持ち帰り、見えるところに置いているくらいに楽しみにしていました。
なので、一足先に見られると知った時は「ヨッシャー!!!!!」と言って喜んでいました。

そんな息子が好きな機関車はトーマスなのですが、最近オレンジ色の機関車ニアもお気に入り。
二アがどんな風に活躍するのか楽しみにしていたので、鑑賞後は「すごくかっこよかった!」(二アは女の子機関車)と言っていました。
性別を感じることなく鑑賞しているのかな?と思ったけれど、余計なことは言わないように二アの性別は特に伝えないことにしました。

7歳の娘はもう卒業だったりするのかな?と思っていたけど、オープニングから弟より大きな声で歌って楽しんでいました。
すっかりトーマスのオープニングはお馴染みの曲になっているので字幕もでるけれど、すらすら二人とも歌っていました。
鑑賞後に娘にどうだったか聞いてみると、「いろいろな機関車のことが知れてよかった」と話してくれました。
カナが速くてかっこよくて気に入ったそうです。(カナも女の子機関車です)

パーシーとトーマス

親の感想

今回の作品を見ていて、大人にも響くものや気づかされるものがあるなと感じました。
友達との些細なトラブルや友達の失敗、そういったトラブルが起こった時に、トーマスって怒ったり投げ出したりしないで問題を解決する方法を考えるんです。
また、だれも嫌な気持ちにならないで問題を解決しようとするところにも学びがあるなと思いました。

”せんさい”という子どもにとっては少し難しい言葉が劇中に登場したときも、すかさずやさしい言葉で説明する台詞が入り、さすがトーマス!と感心しました。
ちょうど2〜3歳って「なんで?」とか「あれはなに?どういうこと?」ってすごく聞いてくる時期でもあるので、そういうなんで?をちゃんとストーリーの中で細かく回収しているところもよく考えられているなと思いました。

「もしも友達が困っている時にどうする?なんて言ったらいいかな?」という話を鑑賞後に子ども達としました。
また、「自分だったらなんて声をかけてほしい?」という話にまで発展できました。
「難しいな・・・」と言いながら子ども達もそれぞれの意見を聞かせてくれました。

また、娘が「好きなものって人によって違うんだね」と鑑賞中につぶやいてた言葉が私はとても嬉しくて、そんな風に感じることが出来るようになったんだなと子どもの成長を感じることができました。

小学校1年生でもまだまだ楽しめます。
そして、女の子の機関車を2人ともかっこいい!といって好きになっていた二人。
こういうところにも多様性を感じてほしいというトーマスの製作意図があるのかもしれません。
私はニアとカナを女の子の機関車!と思って見てしまっていたから、大人になってしまった悲しさみたいなものも後から感じました。

子どもにとっての学びって勉強だけではなく、人間関係だったり考え方の構築という面で、トーマスは本当におすすめできる作品になっています。
春休み、ぜひ劇場でお楽しみください。

この子が二アです

作品詳細

原作:「汽車のえほん」ウィルバート・オードリー
声の出演:田中美海、越乃 奏、大久保瑠美、古賀英里奈、山藤桃子、山下七海、土師亜文、武内駿輔、伊東健人、神尾晋一郎、岡本幸輔
監 督 : ジェイソン・グロー、ショーン・ジェフリー、キャンベル・ブライヤー
脚 本 :ニキ・リットン、ブレント・ピアスコスキ、ピーター・ガフニー、クレイグ・カーライル、サラ・アイゼンバーグ、ベッキー・ワンバーグ
提供:ソニー・クリエイティブプロダクツ
配給:東京テアトル
配給協力:イオンエンターテイメント
2023年/アメリカ・カナダ/72分/ヴィスタ/カラー/5.1ch/日本語/原題:Thomas & Friends
The Biggest Friends of All
(C)2025 Gullane (Thomas) Limited.
(C)2025 HIT Entertainment Limited.

春休みはぜひトーマスを映画館でお楽しみください!

この記事を書いた人

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千葉県

杉本結

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映画ライター 臨床検査技師

小1娘と年少息子の4人家族。子どもと一緒に観た映画レビュー
親が1人でみるのにおすすめの映画。映画ロケ地巡り。日常のくすりと笑える小話。元気いっぱいにお届け!

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