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子どもと暮らしやすい環境づくり。乳幼児から小学生までのおうちの変化と工夫

小学生から保育園児までの3人の子どもと暮らしています。第一子が0歳のときに2LDK・約50平米のマンションに引っ越し、あっという間に10年が経ちました。ずっと同じ住まいでも、子どもの成長に合わせて環境を整えることで、家族みんなが心地よく過ごせると実感しています。今回は、乳幼児期と小学生以降の2つのステージに分けて、わが家の環境づくりの工夫を紹介します。
乳幼児期の環境づくり
乳幼児期は、安全に過ごせることが大切です。そのうえで、子どもが自分で遊んだり、生活のリズムを身につけたりできるような仕組みを考えました。例えば、次のようなことを実践していました。

乳幼児期|家具をサイズダウンして広いスペースを確保
子どもがハイハイを始めるころから、できるだけ広いスペースを確保するために、大型家具を見直しました。ダイニングテーブルはローテーブルに、ソファはひと回り小さいものに変更。リビングの床面積を広げたことで、子どもがのびのびと安全に遊べる空間になりました。

乳幼児期|おもちゃや絵本は一カ所にまとめて収納
おもちゃや絵本は、箱型収納(わが家は無印良品の「スタッキングシェルフ」を使用)にまとめました。1カ所に集めることで、迷うことなく、子どもが「遊びたい」「読みたい」ものを取り出せます。おもちゃの箱は上が開いているので、片付けるときはポイっと入れるだけ。

乳幼児期|子どもが使うものは手の届く場所に収納
少しずつでも、自分でできることを増やしてほしい。そう思い、子どもが普段使うものは、すぐに手が届く高さに収納しています。例えば、コップは食器置き場の一番下に。まだ上手に言葉で伝えられない末っ子も、喉が渇くと自分でコップを取り出し、「お茶が欲しい」と知らせてくれるようになりました。
小学生以降の環境づくり
小学生になると、必要な収納や部屋の使い方も変わってきます。自分の持ち物を整理しやすくしたり、集中できる場所を確保したりすることが大切だと感じています。わが家では限られたスペースを工夫しながら、次のように対応してきました。

小学生以降|子どもの持ち物を個人ロッカーに収納
ランドセルや教科書の収納には、小学校と同じロッカー式を採用しました。子ども部屋のないわが家では、小学生になると増える私物の収納場所としても活用しています。個人ロッカーの管理は子どもに任せ、多少散らかっても気にならないように、リビングの目立たない場所に設置しました。

小学生以降|リビングに家族共有の本棚を設置
子どもが小学生になると、児童書や漫画が増えて絵本棚がいっぱいに。そこで、親子共有の本棚を新しく購入しました。私の本も並べ、子どもが興味を持ったときに手に取れるようにしています。子どもに本を読むことを強制しませんが、いつでも本と触れ合える環境は作りたいと考えています。

小学生以降|狭い家でもパーソナルスペースを確保
2LDK暮らしのため、親子とも個室はありませんが、ちょっとひとりになれる場所も必要だと思っています。そこでリビングの奥に作業机を設置しました。ふすまを閉めれば個室になります。勉強や読書に集中したいとき、家族交代で使っています。子どもが小学生のうちは、こうした共有スペースがあれば十分かなと思っています。

まとめ
乳幼児期は安全を確保しつつ、自分で遊びや生活のリズムを身につけられる環境づくりを意識しました。小学生になると、持ち物を整理しやすくしたり、集中できるスペースを確保したりすることが大切になりました。親子ともに過ごしやすい環境は少しずつ変化していきます。子どもの成長に合わせて収納や家具の配置を見直すことで、より快適に暮らせると感じています。
これからも心地よい暮らしを模索していきたいです!