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深夜3時に嘔吐する双子を連れて救急受診した話。備えてよかった3つのこと

4月ということで、新しく保育園に入園される方も多いと思います。通い始めのころは「保育園の洗礼」を受け、子どもの体調不良は避けられません。わが家の双子も1歳で保育園に入園し、半年ほどの間に発熱、嘔吐、下痢、発疹などなど…様々な症状を経験しました。
そういった症状は保育園から帰宅後~寝る前にかけて起こることもしばしば。今回はかかりつけの小児科がやっていない時間帯に起きた子どもの嘔吐にどう対応したのか、私の実体験から学んだことをお伝えします。とくに初めて保育園に通い始めるお子さんのママやパパの参考になればと思います。
こどもの急病に備えておいてよかったこと
こどもが夜間の救急外来を受診した経験から備えておいてよかったと思ったことは、
1.#8000を知っておくこと
2.子育てタクシーを登録しておくこと
3.救急外来がある病院を把握しておくこと
この3つです。私の体験をまじえて詳しく説明していきます。
#8000を知っておく
「#8000」は「こども医療電話相談事業」の電話番号です。全国統一番号である「#8000」にかけると住んでいる都道府県の窓口に繋がり、医療従事者が受診のめやすや夜間救急の病院を教えてくれます。
実際に電話してみると、まず親の年齢を聞かれました。(緊張していたので、子どもの年齢を言いそうになりました)その後、子どもの年齢や症状を説明し救急受診したほうがよいと判断され、受診できる病院を教えてもらいました。
都道府県によって電話窓口の受付時間が異なるので事前に調べておくとよいと思います。
子育てタクシーを登録しておく
「子育てタクシー」とは、一般社団法人全国子育てタクシー協会の養成課程を修了したドライバーが乗務しているタクシーのことです。
子どもの送迎や陣痛タクシーとしての利用も可能ですが、私は主に夜間の緊急時に利用するために登録しています。今回の利用では、子育てタクシーに電話してから10分程で来ていただきとても助かりました。
自家用車があればタクシーの登録は必要ないのでは?と思っていましたが実際は違いました。
その理由としては、
・運転席からは子どもの嘔吐等の対応ができないから
・飲酒していて運転できない場合があるから
です。
ただ、都道府県によっては利用できないところもあるようなので、全国で利用できるようになればよいなと思います。
ちなみに、双子ベビーカーを乗せられるか確認するのが双子育児の重要なポイントです。
救急外来がある病院を把握しておく
私自身、夜間救急受診できる病院の場所は知っていましたが病院名が曖昧で、タクシーの運転手さんを困らせてしまいました。子どもの対処をしながら調べるのも大変なので、病院名と連絡先は控えておくとよかったと思いました。救急外来受診時は事前にその病院へ電話連絡することも大切です。
また、救急外来では応急処置しかできないため、後日かかりつけ医を受診することも念頭に置いておきましょう。
深夜3時に嘔吐する双子を連れて救急受診した経緯
実際に救急外来受診へ至った経緯です。
いろいろと反省点もある内容ですが、時系列にまとめてみました。
17:00 仕事が終わり保育園お迎え
18:00 夕食後に双子1が突然嘔吐
水分とれたのでとくに対処せず
21:00 双子就寝
22:00 双子1 水分摂取後に嘔吐2回目
その後入眠
0:00 双子1 水分摂取後に嘔吐3回目
救急受診すべきか判断に迷う
2:00 双子1 嘔吐4回目
双子2 嘔吐1回目
#8000に電話、受診を勧められる
3:00 子育てタクシーを利用し救急外来受診
診察、制吐剤処方
4:00 帰宅
この日は感染性胃腸炎と診断され、制吐剤の座薬を使用したあと嘔吐は落ち着きました。しかし、その後下痢もはじまり、嘔吐下痢で汚れた洗濯物の処理や看病に追われてしばらく寝不足が続きました。
救急受診した当日は3連休初日だったため、かかりつけ医へは連休明けに受診しました。結果的に一週間ほどで双子は元気になりましたが、今まで受けた保育園の洗礼のなかで一番ハードな日々でした。
私の反省点
今回の嘔吐対応を振り返ってみると、こうすればよかったと反省する点がありました。
1.嘔吐後に入眠したことで、受診は翌朝まで待つか…と思ったこと
→せめて3回目の嘔吐で迷わず#8000に相談していれば、と後悔しています。
子どもは嘔吐直後でもケロッとしていることもあるので判断が難しいです。今後は判断が難しいと感じた時点で相談しようと思います。
2.子育てタクシーの住所変更を忘れていた
→焦っていて住所を伝えるのに手間取ってしまいました。引っ越し後には必ず住所変更を忘れないようにしようと思いました。
3.タクシーの車内が汚れないようにおしりふきやティッシュ、袋を手に持つべきだった
→子どもが車内で嘔吐してしまいました。
結果的には親の洋服が汚れただけで済みましたが、袋やティッシュなどはカバンに入れず手に持って乗車すべきだと思いました。子の着替えだけでなく、親の着替えもあればなおよかったです。
まとめ
初めて自分の子どもが繰り返し嘔吐する姿をみて、とても不安で心配でした。いつでも相談できる場所があって、そこにたどり着ける手段を持っている、それだけで、少し気持ちに余裕ができると思います。
1.#8000を知っておくこと
2.子育てタクシーを登録しておくこと
3.救急外来がある病院を把握しておくこと
この3つ以外にもすでにいろいろ対策済の方もおられると思いますが、こんな体験もあるんだと参考にしていただければ幸いです。
保育園の洗礼対策をして一緒に乗り切りましょう