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ワーママに必要なのは時短勤務?国際競争力1位のデンマーク流働き方?

こんにちは、4歳1歳姉妹ママのACOです。4月から復職を控え、どんな働き方をしたいか、どんなキャリアを歩みたいかを日々考えています。
今回は、ワーママとしても興味深い一冊『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』を読んだ感想をシェアしたいと思います。
国際競争力ランキング1位のデンマーク流働き方とは?
この本では、デンマークのワークライフバランスの考え方や、短い労働時間でも高い生産性を維持する仕組みが紹介されています。デンマークでは、多くの人が16時には仕事を終え、家族との時間を大切にしています。それでも高い成果を上げる理由は、効率的な働き方や文化にあるのです。
印象に残ったポイント
まず、「時間=成果ではない」ことです。
日本では、長時間働くことが評価されがちですが、デンマークでは「限られた時間内で最大限の成果を出すこと」にフォーカスしています。
次に、「信頼ベースの働き方」です。デンマークでは、上司が部下を管理するのではなく、個人の裁量を尊重し、自律的に仕事を進める文化があります。これにより、無駄な会議や報告の時間が減り、効率的に働くことができます。
最後に、「余白の時間を大切にする」です。長時間労働が当たり前になると、プライベートの時間が削られ、結果的に仕事のパフォーマンスも下がる可能性があります。デンマークでは、家族との時間や趣味の時間を充実させることで、仕事にも良い影響を与えているのが印象的でした。
私にも実践できそうなこと
4月からの復職に向けて、自分でもできそうなことを考えてみました。
・業務の見直しと効率化を進める:不要なタスクを洗い出し、自分が本当に集中すべき業務に時間を割けるようにし、当たり前にやっている業務も本当に必要なのか?と立ち止まる習慣をつけようと思います。これは、育休という仕事から離れた時間があるからこそ、生まれる視点だと思います。ずっと仕事をしている人は気付きにくいであろう点にメスをいれて、業務効率性・生産性をあげていきたいと思います。
・仕事を終える時間を決める:仕事が全てではないというマインド。仕事は◯時まで、と決めてだらだらと仕事をしない、残業を持ち帰らないようにする。そして、その働き方で成果をあげ、周囲に浸透させていきたいです。
実践する上での課題感
もちろん、デンマークの働き方をそのまま日本に取り入れるのは簡単ではありません。
・職場の文化や制度の違い:日本では「チームワーク」や「協調性」を重視する文化があり、個人の裁量で仕事を進めることが難しい場合もあると思います。
・評価基準の変化が必要:長時間働くことが評価される風潮が根強いため、「短時間で成果を出す働き方」を評価する制度が整っていない企業も多いです。
・周囲の理解と調整:時短勤務やフレックスタイムを活用したくても、チーム内の調整や上司の理解が必要になることも。
上記のように、課題はたくさん思いつくのですが、できないと思って考えることをやめるのではなく、できるようにするにはどうしたらいいのだろうか、を考えるようにしたいです。
全員デンマーク流働き方をすれば、子育て世帯向けの時短制度は不要なのでは?
日本では子育て世帯向けの制度を充実させるために法改正も進んでいますが、そもそもデンマークのように社会全体の働き方が変われば、「子育て世帯向けの特別な配慮」という形で考えなくても、すべての労働者が働きやすくなるのではないかと感じました。
子育て世帯に限らず、趣味に没頭したり、副業に取り組んだりする時間を自由に確保しながらも、本業で成果を上げることができれば、時短勤務を子育て世帯に限定する必要もなく、そもそも時短制度自体が不要になる可能性すらあります。働き方そのものを根本から変え、柔軟な時間の使い方を前提とした社会にすることが、すべての人にとっての働きやすさにつながるのではないかと考えます。
日本では全員「16時退社」というのはなかなか実現が難しいかもしれませんが、デンマークの考え方を取り入れることで、より効率的に働くヒントが得られると感じました。仕事も家庭も大切にしながら、限られた時間で最大限の成果を出せるように、少しずつ取り組んでいきたいですね。
みなさんも、ぜひこの本を読んで、自分に合った働き方を考えてみてはいかがでしょうか?
仕事も、人生も、自分らしく!
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