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わが子が難聴!?難聴児育児とバイリンガル教育の意外な共通点

わが子が難聴!?難聴児育児とバイリンガル教育の意外な共通点

今期から&ブロガーズとして活動させていただくことになりましたどうぞよろしくお願いいたします!初回の記事はわが家の次女について書かせていただきます。

次女は生まれてすぐ病院で行われる「新生児スクリーニングテスト」という聴力の検査で、リファー(再検査)と診断され、そこからさまざまな検査を経て重度難聴と診断されました。

難聴ってどういうこと?聞こえない娘とコミュニケーションはどうするの?外国人パパと家族の言語はどうする?

宣告された時はショックで悲しく毎日泣いていましたが、今ではさまざなな知識を得て前向きに明るく過ごせるようになりました。わが家の「障害受容」についてと、言語学習法についてお伝えします。

家系に難聴はいないはずなのに...

次女が生まれてすぐ、入院中に行われた新生児スクリーニングテスト。先生から別室に呼び出され、再検査しなければならないと告げられました。

その時は先生も看護師さんも口を揃えて、「お耳に羊水が残っていることもあるので偽陽性になりやすいから心配しないでね〜」と言ってくれていたので、きっと間違いだろうなと全然気にしていませんでした。

難聴児が生まれる確率は1000人に1人、つまり0.1%の可能性とのこと。0.1%なんてほぼゼロと思っていた私も主人も、全く心配せずに過ごしていました。再検査は入院中に病院で行い、後日結果を連絡くれるとのことでした。

産後1カ月ごろ、難聴と診断される

退院して産後の体がまだまだ辛い頃、病院から呼び出されて再検査の結果を聞きに来るように言われました。きっとなんでもないのだし、体も辛いから行くの大変だな〜と呑気に思っていました。

ですが、病院で聞かされたのは「娘さんは、難聴です。ほとんど聞こえていません。」

その後はいろいろ説明があったと思いますが、あまりのショックで全然頭に入ってきませんでした。病室で涙が堪えきれずに大泣きしてしまったのを覚えています。

それからしばらくは夫婦揃って真っ暗闇の中にいる感じでショック状態から抜け出せずにしばらく過ごしました。産後すぐともあってただでさえなかなか人に会えない時期だったので、友人にも言えない日々でこの時は本当に辛かったです。

病院の先生から、「同じようなお子さんを持つ他のご両親と関わりを持った方が良い。お子さんのためにも聾学校の乳幼児クラスに入ることをお勧めします。」と言われました。

聾学校...その言葉だけを聞くととても重く、そこに行かなくてはならない自分の子どもは「障がい児」なんだということをなかなか認められずにいました。できれば、行きたくない。認めたくない。と自分の謎のエゴと葛藤していました。

しかし主人とも話し合い、娘のためにも意を決して見学に行くことに。

聾学校の訪問で世界が変わった

とても重い気分で緊張しながら聾学校へ見学に行くと、想像と違う景色が待っていました。

まず、先生たちが明るく陽気で、話していて気分が暗くならなかった!「聞こえないことが悪いことではないんですよ。まずはその意識を親御さんから変えていかなきゃね」と言われてハッとしました。

難聴という障害を受け入れられずにいた私たちでしたが、ありのままでいいんだ、悪いことではないんだと気付かせてくれた先生方に感謝です。この時から少しずつ娘の障害を受容していけたように思います。

また、クラスに参加している他のご家族ともお話しすることができました。その時に感じたのは、みんな明るい!強い!優しい!「宣告された時が一番辛いよね。知識もないし、ただただ不安だったよね。でも、いろんな情報を集めたらどんどん前向きになるよ。何かわからないことや知りたいことがあったらなんでも聞いてね」と皆さん言ってくれた。

これは障害に関してだけでなく、あたらしい世界に飛び込んだときなどもそうだなと。知らないことが恐怖を倍増させるけれど、学び、知ることでその恐怖が和らいだり、頑張れそうだと思ったり。とても素敵な言葉をかけていただけて嬉しかったのを覚えています。

この訪問がきっかけで聾学校へのネガティブなイメージが全くなくなり、乳幼児クラスへ通うことに決めたのでした。

週一回の聾学校通学を始めた頃、補聴器の装用もはじめました。病院で赤ちゃん用の補聴器をレンタルし、その子の聞こえ方に合わせてプログラムしてもらいました。初めて音を聞いた娘の目はキラキラ輝いていて、早く難聴に気づいてあげられてよかったなと前向きに思えるようになりました。

言語習得方法はバイリンガル育児にも使える?!

聾学校の先生からは「少しでも長い時間補聴器をつけて、いろんな音を聞かせてあげましょうね。聞こえない音を出すのは難しいんですよ。例えば『か』は喉の奥をくっつけて、そこから息を一瞬止めて勢いよく出すでしょう。こう説明しても実際やるのは難しいから、聞いた音を真似するのが一番なんだよ」と言われました。

確かに、説明された通りに発音するのは大人でも難しい。これを聞いた時、主人からフランス語を教えてもらった時のことを思い出した。どんなに頑張って発音しても、全然違うよと笑われてしまうことがほとんど。

というのも、フランス語にある音の約60~70%は日本語にない音だと言われているから!たくさん聞いて、たくさん真似することが言語習得には大切なんだなと実感する出来事でした。

英語教育も同じで、RやLの発音が難しいのは日本語にはない音だから。小さい頃からたくさんの英語のシャワーを浴びるのはとても有効なんだなと感じました。たくさんの言葉をためてバケツがいっぱいになった時に発語として溢れてくるので、根気強く諦めずに続けていくのが大切だと感じました。

わが家の次女の場合はまず日本語を聞かせてあげるのが優先ですが、言語聴覚士さんや聾学校の先生たちから学ぶ教育法は、長女のフランス語、英語の教育にも使えそうな方法がたくさんです!言語マニアでトリリンガルの主人も、日本語手話や指文字の習得に励んでクァトリンガルを目指して日々勉強しています笑

学ぶことで少しずつ前向きに、明るく過ごすことができるようになったわが家。課題はたくさんあるけれど、知らなかった世界を見せてくれている娘に感謝。これからも家族の挑戦は続きます!

難聴は悪いことではない!
いろいろな方法で、これからも楽しく言語を学んでいこうと思います!

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神奈川県

Akiko

Bonjour!日本在住日仏ファミリーです

旅行、お出かけ、お菓子作り、工作が大好き!ピアノとスイーツ作りが大好き長女(5歳)生まれつき重度難聴の次女(2歳)パンとチーズにうるさいフランス人夫の4人家族。

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