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保育園の洗礼いつ終わる?子の体調不良で仕事を休んだ日数を計算してみた【育休明け1年間の記録】

育休が終わり職場復帰した方、お疲れ様です。
今年度から保育園へ行き始めた方の中には、さっそく子どもが体調を崩して仕事を休みがちという方もおられると思います。
子育て世代の間ではこれを「保育園の洗礼」と言います。
私が育休から復帰した直後も、この「保育園の洗礼」を受けて昨年夏頃までは仕事に行けない日も多かったです。
「保育園の洗礼っていつ終わるの?」「こんなに子どもが体調不良になるのに、みんなどうやって働いてるの?」と私自身いつも疑問に思っていました。
同じように疑問に思っている方の参考になればと思い、育休明け1年間の記録として子の体調不良で仕事を休んだ日数と仕事調整のために活用した制度についてお伝えします。
わが家のお仕事事情
前提として、育休明け当初のわが家の事情を少しお伝えしておきます。
・共働き夫婦、双子1歳
・パパは夜勤あり、ママは日勤常勤
・両実家とも遠方のため援助不可
・子の体調不良時は主にママが対応
・病児保育は利用していない(立地が悪いため)
それでは、本題へお進みください。
保育園の洗礼はいつ終わる?
わが家の場合、「保育園の洗礼」は1年で終わりました。
現在双子2歳、4月で保育園入園から1年経ちましたが昨年と比較すると休むことが少なくなりました。
軽い風邪なら長引くこともなくなり、「保育園の洗礼」を受けて免疫力がついたのだと思います。
ちなみに、親(とくにパパ)も子どもから感染して体調不良になりがちでしたが、それも同時期に落ち着きました。
育休明け1年間で何日仕事休んだ?
私が子の体調不良で仕事を休んだ日数は…
「46日」でした。
それ以外にも
・登園後の発熱などで早退:5日
・子の手術のため入院と経過観察期間で休職:約1ヶ月半
上記を合わせると1年間で90日程休んでいます。
他の人と比較したことがないのでわかりませんが、双子とはいえ休み過ぎでは…?と落ち込む数字ではありました。
職場にもたくさん迷惑をかけましたし、休む連絡をするたびに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
ただ、この数字だけを見て育休から復帰した方やこれから復帰する方が不安になりすぎないでほしいと思います。
グラフを見ていただくとわかるように、育休明けてしばらく経った夏頃に仕事を休む回数もピークを迎えます。
冬場は感染症の流行もあり子の体調不良も増えましたが、翌年の4月になってからは仕事を休む日は1日だけと激減しました。
(このグラフは親が仕事を休んだ日数なので、子どもが保育園を休んだ日数はこれよりもやや多いです)
結果的に、わが家の「保育園の洗礼」はちょうど1年程で落ち着きました。
職場復帰したばかりなのに子どもが体調崩しすぎる…と悩むのも今だけだ!と思って、この時期は乗り切ってほしいなと思います。

子の体調不良の内訳
子どもの体調不良で圧倒的に多いのが、発熱や咳・鼻水などいわゆる「風邪」です。
1回あたり休む日数は症状によってばらつきはありますが、「風邪」の場合は1人あたり1~3日程度のお休みで済むことが多かったです。
体調不良が長引くときや出席停止期間がある感染症では1週間程仕事を休むときもありました。
双子同時発症ではなく時差があるときも、4日~1週間程休まざるを得ないこともありました。
また、体調不良とはちょっと違うのですが、登園直前に階段から転落したことがありました。
子どもはたんこぶができた程度で大丈夫だったのですが、頭を打っているので受診や経過観察が必要です。
そのため保育園では預かってもらうことができず、急遽お休みすることになりました。
保育園によっては園で経過観察してもらえる場合もあるかもしれませんが、わが家は念のため受診し自宅安静としました。
今後子の活動範囲が増えると、体調不良+怪我の心配もあるためより注意が必要だと思った出来事でした。

子の体調不良や入院時の対応は?
私の場合、子の体調不良と入院で仕事を休むときの対応はこの4通りでした。
・有休(たまっていた有休はすべて消化)
・子の看護等休暇(1人あたり年5日)
・介護休業(子の入院で取得)
・上記でまかなえない分は欠勤
時にはパパに仕事を休んでもらうなど夫婦で協力しました。
わが家はできませんでしたが、実家に預けたり、病児保育・シッターなどを利用する方法もあります。
次に、わが家が活用した制度について具体的に説明します。
子の体調不良時対応:子の看護等休暇
子の看護等休暇は子ども1人あたり5日まで申請できます。
私の場合、双子で合計10日間取得できました。
有休を他の予定で使いたい時や、なくなった時に申請していました。
ちなみに、子の看護等休暇は職場によって有給か無給かが異なります。
私の職場の場合は無給でした。
とはいえ、看護等休暇取得によって賞与や昇給で不利になることはないため、ただの欠勤よりは申請してよかったと思います。
2025年4月1日に「育児・介護休業法」が見直され、いくつか改正された点があります。
とくに、対象となる子の範囲が小学校3年生まで拡大されたり、取得理由に入園・卒園式(入学・卒業式)や学級閉鎖などが加わったことで対象の幅が広りました。
子の入院時対応:介護休業
「介護=高齢者」と思いがちですが、介護休業は子どもも対象となります。
そのため、子どもの入院でも介護休業を取得できる場合があります。
私の職場では申請できたため、子どもが入院した際に1ヶ月半程介護休業を取得しました。
申請すると介護休業給付金がもらえるので、もし入院などで長期的に子どもの療養が必要な場合は職場に申請できるか確認することをおすすめします。
育休明け、仕事を休みがちな私が意識していたこと
子の体調不良により仕事を休みがちな私ですが、職場に対してできるだけ意識していることが3つあります。
・子どもの症状や復帰時期などできるだけ見通しを立てて職場に報告する
・他者にもわかるように自分の業務をまとめておく
・日頃から他のスタッフのフォローにまわるよう心がける
この3つをしておくと少し気持ちが楽になります。
それでも助けてもらう割合が多いので申し訳ないですが、コミュニケーションを取りお互い助け合いながら仕事する関係性を築いていけたらいいなと思います。
最後に
保育園に通い始めたころは急に仕事を休むことも多く、育休復帰後は申し訳ない気持ちで謝ることばかりでした。
仕事を調整するのはかなり大変でしたが、それでも子どものことを優先してよかったと思います。
もしも私と同じように職場復帰したけど休んでばかりで悩んでいる人がいたら、「保育園の洗礼は今だけだから、使える制度を活用して子どもと過ごす時間を大切にしてほしい」と伝えたいです。
今回育休明けの1年間を振り返ってみて、私はこれからも子どもとの時間を大切にしながら仕事もがんばっていこうと改めて思いました。
「保育園の洗礼」は今だけ!