公開 :
ドラマ「対岸の家事」ワーママ役・江口のりこさんが子を怒鳴るシーンがリアル過ぎる

皆さん、2025年4月1日からスタートしたTBSの新ドラマ「対岸の家事」はご覧なられてますでしょうか?
専業主婦役の多部未華子さん、働きながら育児するワーママ役の江口のりこさん、いずれも育児をしている方なら激しく共感する部分があるのではないかなと思います。
そんなドラマを私なりの視点で考察したドラマ考察投稿ブログです。
もし良ければお付き合い下さい。
※ネタバレ含みます。
あらすじ・概要
多部未華子さん演じる詩穂は専業主婦で、娘と出かけた子育て支援センターで、仕事と育児の両立に燃える江口のりこさん演じる礼子から「専業主婦は絶滅危惧種」と言われ、ショックを受けるところからドラマがスタートします。
第1話では、1日中娘としか関わらず、夫にも話を聞いてもらえない専業主婦の寂しさや、仕事をしながらワンオペで育児家事をこなすワーママの苦しさが非常にリアルに描かれていました。精神的に追い詰められた礼子(江口のりこさん)が、保育園児の長男を大声で怒鳴りつけるシーンもあり、思わず自分に重ねずにはいられなかった方も多いのではないでしょうか。。。
専業主婦の割合と孤育て
ドラマの中で「専業主婦は絶滅危惧種」といった表現がありましたが、実際はどのくらいいるのでだろう?と調べてみたところ、2021年の内閣府の調べでは、約23%とのことで、約4人に1人という割合でした。
1955年に74.9%だった専業主婦の割合は、1990年代に共働き世帯が専業主婦世帯を上回り、今に至るようです。世代によってとらえ方感じ方も違うかもしれませんね。
また、1日中赤ちゃんといると大人と話さなくなるといったドラマ中のシーンも少し前まで「子育ては孤育て」と揶揄されていたのを思い出したのと、自分が社会に取り残されている感覚、育休中に私も経験したなぁと想いが重なりました。
ワーママ役・江口のりこさんの子供を怒鳴るシーンがリアルすぎる
仕事もバリバリしながら2児の育児を頑張る江口のりこさんの演技が非常に秀逸で、子供の発熱による保育園の呼び出しで早退する際に同僚に謝りながら帰宅し、2人連れての病院にへとへとになって帰宅後の子供の「はやくカレー食べたい」に思わず怒鳴ってしまうシーン。
育児をしながら仕事をする全ての人たちが「こういうシーンある」と共感したのではないかと思いますし、私自身も痛いほどこの江口さんの気持ちがわかりました。
余裕がなくなって、本当は子供に丁寧に対応したいのに出来ない自分。そんな自分を見るようで直視できませんした。。
加えて、ドラマだから過剰に表現されているように思いますが、同僚や上司の理解のなさに怒りを覚えるとともに、ただ程度の問題はあれど、働きながら子育てをする全ての人たちが、この肩身の狭い想いを経験されているのではないでしょうか?
このドラマが地上波で放送される時代
私はこのドラマを見て、この育児のリアルな部分が描かれた作品が地上波のドラマになる時代がきたのだなと個人的には思いました。と言うのも、子育て世帯ばかりではないので、視聴してもらえそうなターゲットが少し狭められる話題テーマなので、あまりこの手の育児×仕事みたいなリアルな目線のドラマが無かったように思います。
ただ、少子高齢化・子育て対策、といった社会課題テーマが国民の関心事になりつつある世の中のトレンドをとらえているのだと考えた時に、育児をしっかりとケアしていこうという世の中の機運なのだなと非常に感慨深く思いました。
男性目線でこのドラマを考察
ドラマだからかちょっとだけ脚色が強いなと感じたのは「父が全く育児に参加していない」ように見えた点で、近年の保育園の送り迎えのパパ率や、パパ友ママ友と話をしていても、もう少し父親家事育児参加度は高いのでは?と個人的には感じました。
少し気になったので週末に、SNS(Threds)で、「男性の家事育児参加度はもう少しあると思うのですがどう思いますか?」といった投げかけ投稿をしたところ、約8割から9割ほどの方が「たまに神旦那がいたりするけど、このくらいが妥当」との声でした。地域や環境によっても色々異なるので一概には言えませんが、やはり日本の男性の家事育児参加度はまだまだというところでしょうか。
最後に
このドラマまだ第1話だですが、非常に面白く子育てに関して色々考えさせられるので、子育て世代の方は是非みて欲しいなと思います。しばらくTVerで見れると思いますので興味ある方是非ご覧下さいませ。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!