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[新学期]新しいお友達ができるこの時期に読みたい3つの絵本

[新学期]新しいお友達ができるこの時期に読みたい3つの絵本

入学、入園、進級おめでとうございます!
新しい環境で新しいお友達ができるこの時期に読みたい絵本を3冊ご紹介します。

We're different, We're the same (Sesame Street)

この本はセサミストリートのキャラクター達が多様性について教えてくれる本です。

We're different, We're the same(みんな違うけれど、みんな同じ)という文が繰り返し出てきて、私たちの違いや個性はとても素晴らしいものなんだと教えてくれます。

かわいらしい絵には、肌色や髪型、年代や個性が様々な人たちとセサミストリートのキャラクターが登場します。

いろんな肌色があって、目の色があって、髪型があって、体があって、感情があるけれど、どれもすごく素敵で、みんな違うからこそカラフルで世界は美しいんだよと視覚的にも伝えてくれます。

娘達も大好きな絵本でもう破れてしまうくらいに読み込んでいます。

長女は天然パーマでくるくるヘアなのですが、
「あなたの髪の毛はみんなと違うけれど特別でとってもかわいいよ」とか
パパ似でブルーの瞳を持つ次女には
「あなたの瞳はみんなと違うけれど最高に綺麗だよ」とか

挿絵を見ながら
「この人は歯列矯正をしているね。これは歯並びを綺麗にする器具なんだよ。キラキラでかっこいい!」
「この人は車椅子に乗りながらバスケットボールをしていているね。足が不自由だから乗っているけれど、みんなと同じようにプレイしていてとっても楽しそう!」
など、初めて目にするものには特にポジティブな声かけをしています。

さまざまな人がいることを知るきっかけにもなる素敵な絵本です。

前編英語ですが簡単な文章で挑戦しやすいですよ。

We're different, We're the same

かってもまけてもいいんだよ / オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ

フランスの乳幼児セラピストが考案した、ソーシャルスキルを学ぶ「ガストンのソーシャルスキル絵本」シリーズの中でも特に人気の高い1冊です。

少し前の長女は負けず嫌いでまさに絵本に出てくるガストンそのもの!
ゲームやスポーツ負けるとすぐ拗ねる、お友達とのかけっこやかくれんぼにも絶対に負けたくない。

家族での遊びでは手加減して負けてあげることばかりだったのですが、このままで本当にいいの...?と心配になり始めた時に購入してずっと読み続けている本です。

ガストンは負けず嫌いですぐ怒ったり拗ねたりゲームを投げ出したりするのですが、お母さんやお父さんが勝ち負けよりも大切なことをじっくり教えてくれます。

年齢を重ね、遊びの幅が増え、お友達同士で勝ち負けを争うことも出てきた年長児。
負けてしまって「もういやだ!やめる!」となってしまった時には
「ガストンみたいになってるよ。かってもまけても、よくてもわるくても、一番大切なのは〜?」と声掛けすると
「・・・たのしんでなかよくやること」

絵本のフレーズを覚えているのでちゃんと返してくれるようになりました。

咄嗟に感情コントロールをするのは難しい時もありますが、頭の中では理解して楽しもうという気持ちが見えてくるようになりました。
だいぶこの絵本に助けられています笑

内容も良いのですがキャラクターが長女が大好きなユニコーンで、しかもたてがみが虹色!とってもかさいくて挿絵もお気に入りポイントです。


これから新しいお友達と新しい遊びで、勝ち負けにこだわらずにのびのびと楽しんで友情を育んでいってほしいです。

かってもまけてもいいんだよ

しあわせのバケツ Have you filled a bucket today? / Carol McCloud

2007年アメリカ「おかあさんが選ぶ絵本大賞」Mom's Choice Awards - Best Children's Picture Book(2007)第1位など、他世界で9つの賞を受賞した絵本です。

誰でもみんな、見えないバケツを心に持っていて、
そのバケツは人が喜ぶことをすると一杯になり、嫌がることをすると空っぽになってしまいます。
思いやりや優しい気持ちが誰かのバケツをいっぱいにするとき、自分のバケツも満たされるということをかわいらしいイラストでわかりやすく教えてくれる絵本です。

この絵本にも老若男女、さまざまな人種や個性の人々が描かれていてとても素敵です。

挿絵もとてもわかりやすく、「しあわせ」が虹色のキラキラで描かれているので小さな子供達も理解しやすそう。

「誰かに優しくしたりされたりすると、心が暖かくなるよね?
それがこのキラキラだよ!
今日、ママにお手紙を書いてくれてとっても嬉しくてこのキラキラいっぱいもらったよ!
あなたの心もキラキラでいっぱいになったかな?」
など、生活の中で嬉しかったことを例に声かけをしています。

今日は誰かのバケツをキラキラでいっぱいにしたかな?
寝る前に聞いてみると色々な回答が聞けて楽しいです。
そして何よりも「人に優しくする」ということを少しだけ意識するだけで、日々の行動が変わってくると思います。

新学期、改めて優しさや思いやりの大切さを伝えられる素敵な絵本です。

(日本語と英語で書かれているので英語学習にもぴったりです。)

しあわせのバケツ Have you filled a bucket today? / Carol McCloud

さまざまな学びをくれる絵本で、
新学期を楽しく豊かに過ごしてもらえますように!

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神奈川県

Akiko

Bonjour!日本在住日仏ファミリーです

旅行、お出かけ、お菓子作り、工作が大好き!ピアノとスイーツ作りが大好き長女(5歳)生まれつき重度難聴の次女(2歳)パンとチーズにうるさいフランス人夫の4人家族。

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