更新 :
近寄りがたかった海外出身のクラスメイト・・・おうちにお邪魔するほど仲良しになりました

娘の通っていた保育園は学年で1クラス。長ければ6年間を共に過ごすので、イベントやお迎え時の交流を通して必然的に知り合いになります。保育園からすぐのところに公園があったこともあり、降園後に遊ぶ機会も増え、みんなが仲良くなりました。その中にいた海外出身のパパママの話を紹介します。
話したことのないまま年長さんに
少しだけコワモテだったパパとママは近寄りがたく、挨拶程度でほとんど話したことのないまま年長さんになりました。お子さんはすっかり日本語が上手になっていましたが、パパママは言葉が通じるのかもわからない状況でした。
降園後に公園で遊ぶことが増えてくると、そのご家族が近くに住んでいることがわかりました。一緒に遊ぶ機会も増え、ママとのカタコトのコミュニケーションもスタートです。
クラス全員での卒園準備
秋が終わる頃に卒園に向けての準備が始まりました。わが園は卒対委員等の役員はなく、完全有志で卒園準備を行います。全員が同じ方向を向いていることが分かり、クラス全員で協力しての準備が始まりました。わりと自由がきくメンバーでごはんを食べに行く機会も増えてきましたが、海外出身のそのママは誘うことができないまま卒園式に・・・
謝恩会でパパママとの関係性に変化が!
卒園式当日。無事式典を終え、夕方からの謝恩会は子どもたちと先生方をはじめ、パパママ兄弟参加の総勢60人!1人も欠けることなく親子全員で参加できたことがうれしかったです。パパ同士の交流も進み、連絡先の交換も!海外出身のパパママともこんなに話したのは初めてでした。日本に来たきっかけや故郷のことなどみんなで聞き入り、伝わらない単語や言い回しをどうやって伝えるかで大盛り上がり。ちなみに英語はまったくわからないそう。すべてが私たちにはとても新鮮で興味深かったです。
そして後日、親しくなったパパたちを中心に近所でお花見が開かれました。

「今からうちに来て〜!」
桜がキレイな公園でのお花見は、天気にも恵まれとても盛り上がりました。終盤、海外出身のパパママが「みんなでうちに来て〜」と言い始めます。冗談だと思った私たちをよそ目に、何度も「ほら行きましょ〜」と促します。そんなに誘ってくれるなら…でも大人数だしさすがに…と思っていた矢先、そのパパが片付けに行くと帰宅!そして準備ができたと戻ってきたことを合図に、みんなでおじゃますることに!
パパママの気持ちを知った日
おうちに着くと、大きいお鍋で何かをコトコト煮ています。す、すごい!羊肉と野菜とのこと。パパママの故郷では、肉と言えば羊肉だそう。
「座って座って〜」と大きなテーブルを囲むソファにみんなで座らせてもらい、地元のお菓子をいただきます。2個入りの小さいラムネのようなお菓子は、メントスのようなでも後味が不思議な初めての味でした。飲み物は〜?と、とにかくおもてなしがすごいパパママ。お待ちかねの羊肉も、パパが取り分けどんどん勧めてくれます。野菜と一緒にいただく羊肉は、クセもなくとってもおいしかったです。
「みなさんと知り合えて本当に良かったです!」というママ。日本に来て、こんな日が来るとは思っていなかったとのこと。そうか、このおもてなしは私たちへの感謝の気持ちだったんだな。いえ、こちらこそありがとうございます。これからもみんなでワイワイ楽しみましょうね。
いつか故郷を案内してくれるそう!みんなでお金を貯めなきゃです(笑)