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登園・登校しぶり 我が家の体験エピソード

「学校(幼稚園)行きたくない!」
朝の支度中、子どもの一言。親としてはドキッとしちゃいますよね。
我が家の小3の息子も、年中さんのときや小学生になってからも、そんな朝が何度もありました。
今回は《登園・登校しぶり》の我が家の体験談とリアルタイムのエピソードです。
我が家の体験
息子が初めて“登園しぶり”のような様子を見せたのは、年中の春でした。
でもそのとき、本人は「行きたくない」とは言えず、幼稚園に着いてから泣いたそうです。
幼稚園へ送ってくれた夫から聞いて、私も心配に…。その日、息子の帰宅後すぐに先生から電話があり、園での様子を教えてもらいました。
実はその少し前、私は3人目を妊娠中で、切迫早産のためにひと月入院していた時期。
出産を終えて退院するとすぐ春休みに入り、新年度へ。
きっと環境の変化や気持ちの揺れが、本人なりにあったのだと思います。
少しずつ慣れていくまでに
(1)先生からの電話で家庭の状況を共有した
進級しクラスが替わり、新しい担任の先生との初めてのやり取りでしたが、息子の様子を教えてくださった先生のお気遣いに、ありがたさを感じたのを覚えています。
引き継ぎもあるだろうし、先生もご存知かもしれないと思いながらも、お話できるタイミングだと思い、家庭の状況や繊細気味の息子の性格など伝え、気にかけてほしいと伝えました。
(2)息子と2人の時間を作るようにした
当時はコロナ禍で夫が在宅ワークしていたこともあり、幼稚園の送迎は私が担当するようにして、下の子たちは家で見てもらっていました。
登園途中に「おんぶして」と言われたときには、できるだけ応じたり、下の子たちだけでなく息子にもスキンシップを意識してとるようにしていました。
下の子たちのお昼寝のタイミングには、息子とふたりで散歩に出かけることも。
「自分だけがお母さんを独占できる」と思えるような時間を、ほんの少しでも意識して持つように心がけていました。
少しずつ、園での様子を笑顔で話してくれる日が増えていき、気づけば「今日は〇〇したんだよ」と話しかけてくれるように。
特別なことはできなくても、寄り添い続けることで、息子なりに安心を積み重ねていけたのかなと思っています。

行きたくない”の奥にある気持ちに寄り添って
登園・登校しぶりがあった当時は、親としても戸惑いや不安がありましたが、少しずつ慣れていく子どもを見守ることで、私自身も学んできたように思います。
実は今も、息子や次女から「行きたくない」と言われる朝があります。
でもそれは、“子どもなりに気持ちを整える時間”なのかもしれません。
特別なことはできなくても、子どもを想って考えて動いてる。
そんな日々を私も一緒に歩いてます。